きょうの午後、大学病院で3カ月健診を受けました。特に指摘されることはないだろうと高を括っていたら、先生いわく「体重が増えていませんか」と。(-_-;)(-_-;)(-_-;)実はドイツ・オーストリア周遊の旅で、体重が2キロも増えました。美味しいソーセージにビールとワイン、それにじゃがいもが加われば誰でもそうなります(笑)。「先週、ドイツに行ってたんです」「リタイアして旅行ですか。いいですね。でも気をつけてくださいね。次回の健診のときは元に戻しておいてくださいね」「はい」。若い女医先生に従順な私でありました(笑)
旅先では、お水がタダで出てくるわけではなく、お水の値段はビール、ワインとそんなにかわりません。どうしても美味しいビールかワインを注文してしまいます。少し辛めのソーセージやチーズなど出ようものなら一杯ではすみません。現地の方々の恰幅の良さはこういうところにあるんでしょう。 ワインと言えば、寒い夜に、クリスマスマーケットで立ち飲みしたグリューワイン(ホットワイン)も楽しいものでした。マグカップは持ち帰ることができるので、毎年異なるデザインのカップを集める方もいらっしゃるとか。私も4個集めました。
クリスマスマーケットは日本でも各地で開かれていますが、発祥はヨーロッパのよう。宗教的・文化的な意味合いが日本とはずいぶん違うような気がします。各都市の教会や市庁舎など広場で開催され、クリスマス用の飾りものや手工芸品、ソーセージ、お菓子などを売る屋台が並びます。クリスマスまでの4週間にわたって印をつけていくカレンダーも売られています。長くて寒い冬の夜、徐々に高まる心に灯をつけていく。そんな人々の思いがぼんやりと見えてきます。
私が訪ねたクリスマスマーケットは、ケルンの大聖堂前広場、ローテンブルクの市庁舎前(マルクト広場)、ウィーンの市庁舎前広場とカールス教会前広場。なかでもローテンブルクは、城壁で囲まれた中世都市の雰囲気を今に伝える旧市街地のマルクト広場にたくさんのお店が並び、老若男女が繰り出します。クリスマスに対する思いは仏教の国に生きる我々とはずいぶん違うような気がします。
カールス教会前広場では、幼稚園児たちが先生に付き添われて楽しんでいます。広場の一画には牧草を敷き詰め、子豚と山羊を配し、子供たちが遊べる広場に人気がありました。心底クリスマスを楽しんでいるように見えます。
私も小さい頃、浄土宗の家なのになぜなのかわかりませんが、田舎の小さな教会の日曜学校に通っていました。クリスマスが近づいてくると、なにやらわくわく感があって、お姉さんやお兄さんたちの演じるキリスト誕生の劇を見た記憶があります。クリスマスカードをもらったり、可愛いプレゼントをいただいたり。長い人生の中のほんのひとコマに過ぎませんが、夜のローテンブルクの街を歩きながら思ったものでした。