心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

自粛生活をイタリア語と戯れて過ごす。

2021-05-17 11:06:35 | Weblog

 緊急事態宣言が延長されて6日、大阪は昨日梅雨入りしました。例年よりもずいぶん早いご到着のようで、きょうも朝から雨が降っています。考えようによっては、雨が降れば人流も抑えられます。これも神様のお導きかもしれません。きょうはエリック・サティのピアノ曲を聴きながらブログを更新します。
 梅雨入り前の某日昼下がり、ピアノのレッスンに向かう孫次男君を連れて近所に暮らす長女が1週間遅れの「母の日」プレゼントを持ってやってきました。わずかな時間でしたが、孫次男君はスダチの葉っぱを食むアゲハチョウの幼虫に興味津々。帰りがけ、何匹か連れて帰りたいと。小学校に持っていって皆に見せたいのだそうです。私の子どもの頃もそうでした。子どもたちは無邪気なものです(笑)。
 さて、今週もゆったりまったりの日々を過ごしていますが、多くの時間を占めたのはやはりテノール歌手のアンドレア・ボチェッリでした。「またか」と思わないでください。久しぶりの再会ですから仕方ないですね。メゾ・ソプラノ歌手のチェチーリア・バルトリとのデュエット曲「ピアニッシモ」など、先日購入した「Believe 愛だけを信じて」を何度聴いたことか....。日々、彼の歌を楽しみ、彼の著書「沈黙の音楽」を再読して過ごしました。
 そんなある日、ふと思いついたことがありました。「そうだ!イタリア語を勉強してみよう!!」
 彼に初めて出会った40代後半の頃は働き盛りで悠長なことをしている暇はありませんでした。でも、毎日サンデーの今、時間はたっぷりあります。この歳になってイタリア語を流暢に話せるようになりたいなんて思いません。せめてボチェッリが歌う歌詞を原語で感じたい。イタリア語に触れてボチェッリの心に近づきたい。.......なんかミーハーみたいですね。まさか広辞苑にはないだろうと思いつつミーハーの意味を調べてみると「世の中の流行にかぶれやすいこと。また、そのような人」とありました(笑)。
 さっそくNHKラジオのイタリア語講座テキストを求めて近所の本屋さんに行きました。ところが、英語のテキストはたくさん並んでいるのに、イタリア語はお取り寄せになっていました。仕方なく隅に1冊だけ置いてあったテレビ講座テキスト「旅するためのイタリア語」(週1回)を連れて帰りました。その後、ネットでラジオ講座「まいにちイタリア語」(週3回)の電子テキストをダウンロードしました。
 さあてどんなもんだろう??5月号はトスカーナ州のルッカを舞台にしたお話しでした。Chi e quest'uomo?/E un compositore nato a Lucca./Come si chiama?/Si chiama Puccini.(この男の人は誰れ?/ルッカで生まれた作曲家だ。/なんていう名前かな?/プッチーニという名前だ)。.....ふむふむ。なんとな~く分かりそう。なんとな~くローマ字の延長線みたい(笑)。
 でも、男性名詞と女性名詞があること、それぞれ単数と複数によって語尾が変わること。日本語にはない発想です。不思議ですねえ。....細かなことは横において、とにかく声に出してイタリア語を発音してみる。なんとな~くイタリア語の語感(笑)。時間を持て余すぐらいなら少し続けてみましょう、ということで夜な夜なNHKのホームページにある「聞き逃し」番組を聞くことになりました。

【番外編】辛坊治郎さん、太平洋1人旅

 この3月まで在阪読売テレビのニュースキャスターを務めていた辛坊治郎さんが現在、ヨット(全長12.22メートル)で太平洋横断に挑戦中です。何年か前に出航したときは、遭遇したクジラに船体を壊されて命辛々救出されたことがありましたが、今回はそのリベンジです。彼の政治的なスタンスには若干首を傾げるところがないではありませんが、「有言実行」には頭が下がります。
 そんな辛坊さんを乗せた愛艇「KaorinV」をリアルタイムで追尾し艇の位置情報を日々更新しているサイトがあります。辛坊さんのチャレンジを応援している古野電気さんの特設サイト(https://www.furuno.com/special/jp/shinbo-challenge/)です。日付変更線を過ぎて現在太平洋のど真ん中、航路の半分強のところまで到達している様子です。
 航海中には、ラジオのニッポン放送とKiss FM KOBEが、太平洋上の辛坊さんとの電話のやり取りを紹介したりしていますし、YouTubeでも聞くことができます。
 男のロマンってこういうことを言うんでしょうね。無事、ゴールのサンディエゴに到着されることを願っています。
 

コメント (2)