心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

すべてが「春」に向かって動き出す。

2024-03-16 10:46:53 | Weblog

今朝は快晴。春めいた陽の光が街を照らし、朝のお散歩もなんとなく心弾みます。いつも寄り道するお不動さんに行くと、境内に「春の彼岸会法要」の看板が立っていました。来週20日は昼と夜の長さが同じになる春分の日。太陽が真西に沈むこの日は最も極楽浄土に近づける日なのだそうです。
久しぶりに境内を散策すると、四国八十八カ所の祠がずいぶん改修されていて、79番札所・天皇寺まで完成していました。あと、9カ寺です。専属の宮大工さんが3年がかりでここまで完成させました。山門の完成法要を6月に控え、いま急ピッチで進めていらっしゃるのでしょう。
この山門を望むと、ついつい四国遍路の頃を思い出します。山奥の森の中に急に現れる苔むした山門もあれば、田園風景が広がる先に佇む山門もありました。そのいずれもがお遍路さんを優しく招き入れてくれました。
陽気に誘われて庭に出ると、クレマチスの鉢に芽が顔を覗かせています。ブロッコリーもずいぶん大きくなってきました。花壇の片隅にはヒメリュウキンカが咲いています。キンポウゲの仲間ですが、なんと有毒植物なのだそうです。でも、草花のひとつひとつに顔があります。心があります。春はそんな草花に癒される季節でもあります。
きょうは午後、水曜日から始まっていた水彩画教室のギャラリー展示会の跡片付けにでかけてきます。今回の私の作品は「山茶花」にしました。山茶花といえば、第22番札所平等寺さんの目と鼻の先にある民宿「山茶花」さんを思い出しますが、ターナーにならってサンドペーパーで背景に変化をつけてみました。そこだけ先生に褒めていただきました(笑)。これで今期は終了。次回は4月半ばから再開です。
こうして3月半ばも過ぎようとしています。昨日はNPOの帰りに散髪屋さんに寄ってきました。頭部が薄くなったとは言え、さっぱりと「春」を迎える準備も万端です。

 

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