心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

愛犬ゴンタの予防接種

2009-05-17 12:33:09 | 愛犬ゴンタ

 昨夜、雨が降り出して、きょうの日曜日はどうなるのだろうと案じていましたが、やはりいつ降り出してもおかしくはない、どんよりとした朝を迎えました。それでも、庭の草花は、この湿っぽさが気に入っているのか、気持ちよさそうに呼吸をしている、そんな風景に癒されます。
 さて、きょうは、年に1回の愛犬ゴンタの予防注射の日でした。1カ月ほど前にご案内の葉書が届いていました。人気の動物病院なので、今年も朝一番をねらって出かけましたが、到着すると既に何匹かの先客がお待ちかねでした。きょうは8種混合ワクチンと狂犬病予防の注射、立て続けに2本ぶすっと。ゴンタ君はけろりとしていました。体重を計ってもらうと、昨年より少し減量の15kg強。先生に頭を撫でていただきました。そして帰りにフィラリア予防の薬をいただいて、しめて2万1千円。病院のお世話になる機会のほとんどない飼い主からすれば、なんとも贅沢なものです。ちなみにゴンタ君の病院通いは、これで9回目になります。いよいよ老年期に入ろうとしています。

 話しは変わりますが、きのう、広島出張からの帰り道、少し早目に大阪駅に着いたので、ぶらり「阪急古書のまち」を散策しました。人通りもまばらですが、少し歩くと大阪梅田の繁華街です。私にすれば都会のオアシスのようです。ちょうど、いま、鶴見和子曼荼羅が「比較の四つの領域」の章に入っていて、比較民俗のなかで南方熊楠の「十二支考」が高く評価されていたので、これはいちど原典に触れる必要があるだろうというのが、いえばこじつけの目的。それでも歩けば棒に当たると言いますか、あるところにはある。藤沢書店さんで見つけたのが南方熊楠選集。その第1巻と第2巻が十二支考だったのです。2冊で千五百円でした。これに気を良くしてもう一軒。今度はスバル書店さんで矢崎節夫著「みすゞコスモス~わが内なる宇宙」を見つけました。35編ほどの童謡に素敵な風景写真が添えてあります。昨夜は、ぼんやりと眺めながら眠りにつきました。
 こんな具合で、最近、心は放浪の旅の真っ最中。でも、仕事も手ぬかりはなし。12頁ほどのペーパーをもって今週は大事な会議にご出席であります。専門馬鹿にならない工夫を、自分なりに探しているのだと思います。まぁ、こんな楽しい生き方も、そんなに長くはありません。愛犬ゴンタ同様に、老年期を迎えつつあるのですから。
 来週は土・日と富山に出張しますので、次回更新は楽しい話題を提供できればと思っています。

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