心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

雑誌「ラジオ深夜便」3月号

2005-02-27 16:21:37 | Weblog
 昨日の昼下がり急に悪寒がして少し早い目に退社しました。そして、またまたバタンキュ~...。寄る年波には勝てず、週末まで緊張感を持続できなくなってきたということでしょうか。
 考えてみれば、ウィーク・デーは厳しい競争環境下にあって息の抜けない日々の連続です。敵は外界だけかと思ったら身内にも足を引っ張る輩がいる。日本企業の特殊な組織風土にうんざりです。そんな私に、音楽とラジオ深夜便が「安らぎ」と「癒し」を与えてくれます。
 帰宅途中、バスを待つ時間に雑誌「ラジオ深夜便」3月号を買いました。放送を聞き逃した辻信一氏の「ナマケモノになりたい」という記事に興味をもったからでした。氏いわく、「ナマケモノの生き方は足し算ではなく引き算」「余計な事はしない、あくせくしない。そういうふうに引き算をしていくと、いちばん大切なものが逆に見えてくる」「競争ではなく共に生きる」...。
 人間、病になると、目の前の現実を遠くから見つめることができます。時代の勢いに流されている自分の姿を冷静に見つめることができます。布団のなかで、中島潔さんの表紙絵「朧月夜」を眺めながら、古き良き時代の田舎の風景が心のなかに広がっていきました。でも、軸足を大きく転換する勇気もなく、現実に埋没してしまう。なんと哀れなことか。
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