心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

ウクライナの「国歌」を聴く

2023-06-19 21:26:51 | Weblog

 きょうは朝から暑い一日を予感していましたが、お昼過ぎにはここ大阪でも30度を越えていました。そんな朝、お散歩で立ち寄るお不動さんの境内を歩いていたら、数年前から建て替えが進んでいた四国八十八カ所の祠が67番大興寺まで完成していました。あと21カ寺です。宮大工さんが空き時間を利用してこつこつ作っていらっしゃるようです。立派な山門が完成する来年には結願でしょうか。
 そういえば、お散歩の途中で1軒空き家を見つけました。ひと昔前には、庭で遊ぶ子供たちの歓声が聞こえていたお家ですが、ここ数年ひっそりとしていました。高齢化が進み、核家族化が進み、昭和の時代にできたお家が跡を継ぐ者もなく解体されていきます。その一方で、数カ月前に我が家のお向かいに引っ越してきたご一家、3人の子供たちがいて、いつも賑やかです。時代の変化を肌で感じる毎日です。
 昨日はお天気が良かったので、庭のドクダミを刈り取ってドクダミ茶づくりをしました。刈り取ったあと、洗って、陰干しするだけです。ついでにラベンダーとミントも摘まんで干しておきました。

 さて、そんなのんびりとした夏のある日、ボンダレンコさん奏でる坂本さんの曲の中にウクライナの国歌のメロディが流れていることを知って以後、妙にウクライナの国歌が気になって、YouTubeでいろいろ見つけては聴いています。君が代とは異なる民族の「心」「意思」が伝わってきます。
 動画には、国歌とともにウクライナの風景が流れます。それを眺めていると、コロナ前に中欧を旅した頃の風景が浮かんできます。美しい街並みが今は瓦礫の中です。向日葵畑はどうなっているのでしょうか。同じ人間でありながら、人の歩みをこうも違って解釈できることに驚きを感じえません。かつて政治学を学んだ者として、それが現実だと知りつつも何かもどかしさがあります。
 ウィキペディアWikipediaによると、ウクライナの国歌は「1862年にパヴェル・チュビンスキーが作詞、1863年にミハイル・ヴェルビツキー が作曲した。ロシア革命が起こった1917年に独立を宣言したウクライナの民族主義者によって国歌に採用され、ソビエト連邦に併合されるまで使用された。ソ連から独立後、1992年に議会によりウクライナの国歌として復活した。2003年3月6日には最高議会でウクライナ国歌法案が成立。歌詞を一部修正の上、正式に国歌に採用された」とあります。160年も前に作曲された国歌(歌詞)がロシアに侵攻された現在にも通じるものであることに、ウクライナが歩んできた重く悲しい歴史を思います。
 ということで、きょうのブログは、YouTubeで見つけたいくつかの動画を皆さんにご紹介したいと思います。ただしその受け止め方は人それぞれです。


ウクライナ 国歌「ウクライナは滅びず(Ще не вмерла України)」


【ウクライナの美しい風景と共に】ウクライナ国歌/National Anthem of Ukraine/Державний Г?мн Укра?ни【Mixed chor/Зм?шаний хор】


ウクライナ支援コンサートで国歌演奏 NY・メトロポリタン歌劇場

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2 コメント

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Unknown (なお)
2023-06-25 14:08:48
こんにちは。 蒸し暑い日が続いていますね。
ウクライナの国歌、知りませんでした。というより、他国の国歌の歌詞を読むことってあまりなかったです。 知っているのは映画で流れるフランスの国歌くらいでした。(ラ・マルセイエーズ、この歌詞も相当な感じです) 国歌はその国の成り立ちも関係するはずなので、この歌詞を国歌として歌うのって、個人的にしんどさを感じずにはいられません。 自国のふるさとを歌うのも日本では「うさぎ追いしかの山〜」ですものね。。 自分の国を懐かしく、愛おしく思うなら、私は国歌ではなく、「うさぎ追いし。。。」って口ずさむかも、なんて思いました。 ウクライナにも、そんな歌があるんでしょうね。 ありがとうございました(^^)
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お久しぶりです。 (ran_coffeebreak)
2023-06-25 16:04:17
なおさん
お久しぶりです。コメントをありがとうございます。
常に他国に支配された重たい歴史をもつ国の宿命なんだろうと思います。日本のかつての軍国主義とは性格を異にするものです。受け止め方は人それぞれ。かの豊かな風景を眺めていると「うさぎ追いし」的な歌もあるんでしょう。きっと。
先日、在日ウクライナ大使館に問い合わせたとき、別のYouTubeをご紹介いただきましたんで、次回の更新時にそっとアップしておきます。
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