ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

連続完走記録

2010-11-27 00:25:10 | ランニング
大田原マラソン、4時間を切れなくて、ゴールしてうれしかったマラソンは、初めてです。
4時間4分32秒、最後の10kmに1時間5分かかっていますので、無様な失速レースであったことには間違いありません。
今までだったら、悔しいとか、絶対リベンジしてやるとか、そんな気分になっていたと思います。
でも今回は、自分なりに今やれることをしたのだから、自分に対し「よくやった」と言うしかありません。

思うように記録が出せなくなった今の自分にとって、唯一のこだわりが完走すること。
フルマラソン以上の距離のレースに限って言えば、これでほぼ4年間、24レース(フル14 ウルトラ8、トレイル2)連続完走です。

自分が連続完走にこだわるようになったきっかけのレースが、06年の大田原マラソンでした。
あの時は、3週間前の大江戸の練習会の30km走を2時間24分で走り、大田原での自己ベスト更新、3時間半切りを自分の頭の中で確信していました。
3時間半切りも自己ベストもないと悟った瞬間、レースに対するモチベーションがなくなり、あろうことか関門閉鎖の時間が来ていないのに、自らゼッケンをはずしてバスに乗りました。
バスの中は、挫折、失望、諦観、言い訳、なんともいえないマイナス・エナジーが満ちていました。
自分はまだここにくる必要はなかったのに、何で進んで来ちゃったのだろうか。
冗談ではない、もう二度とこんな所へ来るもんか。。。

以来苦節4年、体調が悪い時も、足が痛いときも、どんなことがあってもレースを途中で放棄することだけはしないで来ました。
そんななかで、関門の厳しい大田原は、最大の鬼門です。
これを故障を理由にDNSとすることは簡単です。
でも、なんとか走れなくはない状況で、毎年出ているレースを棄権して続ける連続完走に、意味なんてあるんだろうか。
ついそんな風に考えてしまって、大田原は何があっても完走する、自分でそう決めてしまいました。

直前でスピードレースに出て故障箇所を悪化させた、そんな言い訳をしないために、6年連続出走していた光が丘ロードレース(10km)の方をを欠場しました。
旧友に付き合ってもらって大田原完走祈願のお参りもしました。
退路を断って、走るっきゃない環境に自分を持っていきました。
だから今回の結果は、タイムは遅くとも、満足です。

自分が頑張ったことすべてに、自分で「良くやった」って言えれば、存外世の中は楽しいことばかりなのかもしれません。
連続完走記録、100までいきたいです。
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