マラガを出発したのは12時過ぎ、オルベラまでの117kmは田舎道だが、スペインの道路はどこもいい。このオルベラへは昨年行って感激した所。特にキャンプサイトは山中の盆地の中に突出した丘の上にあり,4方が素晴らしくよく見える。
マラガから北上した道はや科の頂上までぽつぽつ白い家があったが、北にゆくと平野を埋めるオリーヴ畑。オルベラもその名の通りオリーヴの木から出た名前。
途中で給油の為、アンテクエラ(Antequera)へ立ち寄ったところ、カーナビに町中の一車線の細道へ連れて行かれ、すっかり頭にきた亭主は給油どころかそのままこの町を通り過ぎてしまった。
それ以来小さな村をいくつも通り過ぎたが、ディーゼルはどこも高い。結局オルベラの町でスペインでは一番高いディーゼルを給油する羽目になってしまった。
昨年この町をしっかり歩き回り山頂の教会とムーアの城塞から沢山写真を撮った。
今回はこのキャンプサイトで一泊してセビリヤへ行くつもりだったが、サイトのレセプションでこの周囲50km以内の観光案内書を見せられ、明日は見て回ることにした。
この日も昨年と全く同じ、雲一つない青空の山の向うに夕日が沈み、私たちの丘がまだ夜明け前なのにオルベラの町に朝日が当たってオレンジ色に輝いていた。