Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

越冬キャンプ旅行ーポルトガルへ

2013-12-16 13:23:01 | キャンピングヨーロッパ 2013-2014

 オルベラからポルトガルへ向かうには必ず通る町がセビリア、ここは10年前このキャンパーで3か月フランス、スペイン、ポルトガルを廻ったときセビリアで2日間観光旅行に行った。キャンプサイトが町の近くになく、町までバスで行った。

キャンパーで旅行しているときには大きな町に入り込んでしまうと駐車が一番の問題になる。大きくて賑やかな町ほど駐車場なども車両制限があって乗用車以外は駐車できないところが多い。

 

せっかくセビリアを通るのだからまたゆっくり観光してみたいとキャンパーが停まれるオートストップが町中にあるかを探したところ、一か所見つけた。これでうまくゆけばセビリアの町中で一泊して町を歩き回れる。

 

 

 

毎日晴天が続いていて、この日も一日中暑いくらいの良い日だった。道路も良く、景色も昨日走り回った畑地と大して違わず、薄墨色のなだらかな丘陵地帯が広がっていて、時々純白の住宅地の塊が見かけられる。

  

カーナビをセットしてセビリアの大通りからやっと見つけたオートストップは車の高さ制限があって入れない。キャンピングブックの間違いかそれとも出版後に駐車場の規制が変わったものか、町の中ではキャンパーは止まれないから、そのまま通り過ぎ目くらめっぽう走ることになった。

 

そのおかげでこのきれいな建物と闘牛場の前を3回も通り過ぎ、すぐにセビリア観光はあきらめ、このままポルトガルへ行こう。ポルトガルの国境まで200kmもない。

 もう何度も見かけた長く連なる電柱の上にアパートのように2,3か所づつかけられたコウノトリの巣や、高い見張り塔のある巨大な刑務所、たわわに実るオレンジ畑などを見乍ら、途中で給油したガレージの広場でゆっくり昼食、ここまでキャンパーはどこにも止まれなかった。

 

昨年まで行っていたポルトガルのオルニャオのサイトへ行く前に、タヴィラのオートキャンプ場を覗いて1週間くらい居てみようと決めた。タヴィラは昨年電車で一日観光に来た町で、この南ポルトガルでは一番きれいな町だと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

越冬キャンプ旅行ーWhite village of Grazalema グラザレマの白い村

2013-12-16 12:37:31 | キャンピングヨーロッパ 2013-2014

 

 

 

地図で見るとザハラからグラザレマは隣村、湖のすぐ向こうと思われる。午後3時過ぎザハラを出て南へ向かった。湖を迂回して途中の小さな分かれ道にグラザレマまで10kmの標識があった。もうすぐと思って喜んだのもつかの間。一車線の田舎道で対向車が来たらもうどうしようもない。ジグザグの上急斜面を登ったり降りたりで、もう10年以上経つキャンパーは途中で動かなくなるのではと大いに心配した。

 

 

やっと グラザレマの白い村が見えてきたときはほっとしたが、同時にあと1時間ほどで日が暮れる。亭主はこの狭い道を日が暮れて運転するのは嫌だといい、とうとうあきらめて村の見える谷川の反対に停車した。

 

 

夕日が村の後ろからぎらぎら照りつけてまっすぐカメラを向けられない。村は山の陰に入って、あちこちの煙突から暖房か、夕食の支度をしているらしい煙がもうもうと上がっている。

 

 

インフォメーションによればこの村は1977年にユネスコに登録され、野生動物が保護されている自然公園の入り口がこの村にある。

この周囲の山々はハゲタカの生息地で、停車中に3羽のハゲタカが上空高く舞っているのが見えた。

村の入り口までも行けなかったがまたいつかここへ来てみたい。村の中や自然公園を散策してみたいものだ。

ここから数十kmでロンダの町へ行ける。ロンダはスペインでも有名な観光地だが、周辺の村や町にこのような隠れた見どころがあるのはほとんど知られていない。

  

グラザレマの白い村の外観を眺めただけで、引き返した私たちがザハラの湖の端からメインロードでオリベラのキャンプサイトに戻ったときは夕暮れが迫っていた。サイトの若いスペイン人に一日の行程を話したら、驚き喜んでいた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする