ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

暗門の滝

2011-09-15 10:28:05 | Weblog
世界遺産のバッファーゾーンに指定されている「暗門の滝」は
下手から、第1、第2、第3と3つの滝の総称。

滝入り口から急な階段や川原を歩くこと小一時間。
結構きつい。

「時間にゆとりのない人は最初からあきらめた方が」という話もあったけれど、
ここまで来たのに引き返すなんて・・・と
根性で全力疾走。
山道を走り抜け、
一番手前の第3滝までは行ってきました。

すれ違う人に「あと何分?」と聞く度に
みな「10分」と答えるから、
行けども行けどもまだ10分かあ!なんで?
と時間が減らないのがつらかった。

タイムリミットがだんだん迫る、焦る。
ようやく滝の音が聞こえ、目の前に落差26メートルの第3滝が現れたときには
山中にたった一人。

感動でした!

でも立ち止まることなく写真を撮って引き返す。
(ああもったいない、せっかくここまで来たのに)

《「第3の滝」だけで満足せずに「第1の滝」までたどり着きましょう・・・》

とんでもない!
帰りのバスに間に合わなければその先の列車に乗れない、
列車に乗れなきゃその日の宿には着けません。
結局第2、第1の滝はあきらめざるを得ませんでした。

途中出会った学生たちが
「絶対3つ見てきて。すごいから。がんばってくださ~い」
と励ましてくれたけど、タイムアップ。

戻りの山道にも登りがあって、またまた全力疾走。
よく走りました。
息は切れ、足はガクガクです。

北アルプス縦走経験のある元山女のreinも
山道をこんなに走ったのは初めてでした。
しかもこの年になって、ですから。

弘前に戻ってすぐマツモトキヨシに飛び込み
筋肉痛に即効性のある強力スプレーを買う。
これがなければ翌日ヤバかった。

それにびっしょり汗かきましたから
半袖のTシャツも一枚ゲット。

それでも清水のおいしさ(冷たさ)、ブナ林の優しさ、滝のすがすがしさを十二分に堪能。

白神山地はすばらしい!(絶賛)

津軽峠のマザーツリー

2011-09-15 10:18:47 | Weblog
津軽峠のバス停から2、3分山道を歩くと樹齢が400年というブナの巨木が。

これがマザーツリー。

「白神の母」と呼ばれています。

400年も森にいたんですから、生命の神秘そのもの。

「お母さん、会いに来たわよ~」と呼びかけて耳をつけてみる。

すると風の音とも流れの音とも思しき神秘的な声が聞こえてきました。

「身体に気をつけるのよ~」

いつまでも抱きついていたかった。