2010年10月16日に公開となった映画を数日前にテレビで見た。
原作は吉村昭。
桜田門外の変とその前後の顛末が、
襲撃の指揮をとった水戸藩士・関鉄之介の視点から描かれている。
関を演じたのは大沢たかおであった。
水戸の千波湖畔で
この映画のオープンセットを見たのは10年以上前のことになる。
月日の経つのは実に早いものだ。
写真を探したので披露したい。
ハイライトともいうべき桜田門外襲撃シーンのために
この巨大なオープンセットが作られた。
約2億5000万円もの予算をかけたそうだ。
それが数年後には跡形もなく消えていた。
さて、写真を振り返ってみると
主人公の墓にも参っていることがわかった。
映画を見るまでは主人公が関とも知らず、
写真を撮ったことすら忘れていたが
偶然とはいいながら恐ろしいものがある。
わが家のルーツでもあるらしい水戸藩士の霊に合掌。