りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

日御碕にて。

2023-09-19 | 家族
おかげさまで、今日、誕生日を迎えました。

ワタシが生まれた1969年に、テレビアニメ「サザエさん」がスタート。
そして今日、波平さんと同じ54歳になりました。



感慨深いです(笑)



まぁ、やっとこさ、外見が年齢に追いついたと解釈しようと思います(笑)




          ◆




先日の連休、妻と山陰へ行ってきた。
旅行というほど大袈裟なものではなく、あえて明確な目的地は決めずに、クルマで当てもなく・・・という感じの一泊二日のドライブ。
1日目は鳥取方面をグルグル周って、2日目は、出雲へ向かい、午前中、日御碕へ。

先ほど〈あえて明確な目的地は決めず〉と書いたが、今回、この日御碕だけは必ず行こうと決めていた。






この写真に写っているのは、ワタシと父。
4歳違いの弟は写っていないので、おそらくワタシが2歳か3歳の頃だと思われる。
だからこの写真は、今から50年以上前に撮影された写真ということになる。
父に抱かれ、カメラに向かって指差しているワタシの表情から察して、ワタシと父にカメラを向けているのは、おそらく母だったのだろう。

場所は、島根県・日御碕。

もちろん、ワタシの記憶には残っていない。
しかし、この写真はワタシにとって、とても珍しい、貴重な写真なのだ。

なぜなら、母と一緒に撮った写真は数え切れないほどあるのに、父と二人で写っている写真は、どんなに探しても、この写真以外に見当たらないのである。

おそらくそれは、父がもっぱらカメラマンに徹していたからなのだと思う。
思い返せば、ワタシも子供が産まれて以来、数え切れないほど写真は撮ってきたけれど、被写体としてはほとんど写っていない。
昔のカメラは高価で機能も複雑で、機械音痴の母が使うのを怖がったことも理由かもしれない。
しかしそんなことよりも、たぶん父は、まだ生まれて間もない、自分がこしらえた家族の記録を残すことに専心していたのではないだろうか。

まぁ、とにもかくにも、自分の誕生日も近いことだし、今回山陰に行くにあたって、父と唯一、一緒に写真に写った日御碕のこの場所へ、半世紀ぶりに行ってみようと思った。





案外、すぐに辿り着いた(笑)
日御碕の沖に浮かぶ経島を望む展望台が、その場所だった。

できるだけ同じアングルで撮ってみたのだけど、どうだろうか。
50年前の写真の方が、やや俯瞰気味に撮られている気がするが、それでもほぼ同じアングルで撮れたのでは?と自画自賛。

ちなみに、今回撮った写真に写っている人物は、ワタシの妻。
父と一緒に写った写真から50数年を経て、同じ場所に今度は自分がこしらえた家族と再び訪れることが出来たことは、ちょっと感慨深かった。(こじ付けがましいかな?)

そんな妻とワタシも、明日は25回目の結婚記念日。
結婚した当時は、銀婚式なんて全く現実味がない、遥か遠くにある記念日だった。
しかし、振り返ればあっという間。
気持ちがよいほど、瞬く間の四半世紀(笑)

まぁ、それでも、良いことも悪いことも、色々あったような気がする。

自分がこしらえた家族も、それなりの年月を歩んできたということか。



         ◆



今日は、たくさんのお祝いのメッセージをいただき、本当にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

最後に、両親へ。
今年も無事、誕生日を迎えることができました。
ワタシを産んでくれて、本当にありがとう。
コメント (4)
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