りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

お宝発見。

2019-12-07 | 平成
スマホで何気なくヤフオクを見ていたら、見つけた。



40,000円か。
けっこうするんだな。

そんな感じで色々と見ていたら、amazonでも販売されていた。



こちらは、8万円越えか。
すげーな。マジかよ。

この辺りで、ワタシの中で、ちょっと火が付いたような気がする。
引き続き、スマホをいじってポスターの事を調べてみた。

●アンディ・ウォーホル
「10 statues of liberrty」ポスター

ウォーホルが亡くなる前年、1986年にパリで開催された個展のポスター。
当時エディションで500枚限定で刷られた。

かいつまめば、そういうポスターだ。
・・・で、引き続き、スマホでヤフオクに行き、ポスターを探していたら・・・



じゅっ、10万円‼️

この金額を眼にしたとたん、ワタシはおもむろに立ち上がり、リビングから2階のクローゼット状態の和室部屋に駆け込み、押し入れの中から一幅の額を取り出した。






実は、持っているのである。


20代前半の頃、デパートの画廊で購入した。
金額は、たしか15,000円くらいだった。
ポスターにしては、やけに高額だなとは思った記憶がある。
昔からウォーホルが好きで、「マリリン」や「CARS」といった有名な作品のポスターを購入していたのだけど、それらの作品と違って、(奇妙な表現だが)ポスターのレイアウトそのままのポスターなんて、眼にしたことがなかった。
当時広告デザインの仕事に就いたばかりだったワタシは、その珍しさとポップさに一目惚れをして衝動買いをしたのだった。

その後、ウォーホル好きと言いながらも、このポスターのことを詳しく調べることもなく、20代〜30代〜40代と、結婚しようが、子どもができようが、家を引っ越そうが、常に家のどこかに飾っていた。
息子と兼用で使っていた部屋を、中学入学した息子に完全譲渡したのを契機に、これが潮時かと、労うように押入れにしまったのは、今から3年ほど前だ。

知らなかった。
そんなに貴重なポスターだったなんて。

もちろん、その当時のモノではなく、復刻版という可能性がないわけではない。

しかし購入したのが、約30年前(1990年頃)、本物のポスターを発表した直後ということを思えば、ちょっと考えられないような気がする。
それに、肉眼で見た限り、復刻版特有のスキャンして印刷したような形跡が見られない。
一応これでも、25年以上グラフィックデザインを通して印刷に関わっているのだから、それは見分けられる・・・・・・・たぶん(笑)

それにしても、もしもこれが本物だったら、いったいどれほどの価値があるのだろう?

しげしげと眺めてみると、長年様々な家で飾っていたからか、左下の方が微妙に日焼けして色褪せていた。
さらによーーーく見てみたら、正体不明の小さなシミが、散らばるようにいくつか浮かんでいる。

うーーーーーーーーーーーーーーん・・・・。

じゃあ、大負けして、3万5,000円でどうだ⁉︎

絶対、手放さないけどね(笑)
コメント (2)
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人生の夏。

2019-04-30 | 平成
昨夜から降り続いていた雨は、朝には上がっていた。

テレビをつけたら、NHKで爆笑問題が平成を回顧する番組をやっていた。

今日は、平成31年4月30日。

平成最後の日を、実家で過ごしている。

そういえば、昭和が終わり平成が始まった時も、実家にいた。

大学が冬休みで帰省中だった。
布団に包まって寝ていたワタシを、中学生だった弟が叩き起こした。
「天皇が亡くなった!昭和が今日で終わるんだってさ!」

30年前の冬の朝だった。
ワタシはその年の夏に20歳になった。

1969年生まれのワタシにとって、この30年は、20代、30代、40代とピタリと重なる。
ちょっとキザな表現をすれば、もっと時間が過ぎて振り返った時、この30年を「人生の夏」だったように感じる時が来るのかも知れない。

その一方で、最近は、30年後の事をおぼろげに考えることが増えてきた。

30年後、ワタシは80歳。

しかし祖父母や父親が鬼籍に入った年齢を考えれば、同じDNAを持つワタシがその年までこの世にいるかどうかはヒジョーに疑わしい(笑)。

仮にまだ元気で生きていたのならば、その頃には、いったいどんな時代になっているのだろう。

ワタシは頑固で偏屈なジジイになって「昭和や平成は良かった。それに比べて令和は・・・」と、別に大した苦難を被ったわけでもないのに、苦虫を潰したような顔で過ごしているような気がする。

頑固で偏屈だった祖父母や父親と同じDNAを持つ身としては、その可能性はヒジョーに高い(笑)

何はともあれ、もうすぐ時代が変わる。

願わくば、平成の時代よりも戦争や事件や事故や災害が少ない時代であって欲しい。
切にそう願います。

平成になった頃の20歳のワタシには、そんな事を願う気持ちや余裕は微塵もなかった。
それを考えれば、この30年という時間の経過にも、ある程度の意味はあったのかも知れない(笑)

これからの30年にも、どうか意味がありますように。
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