2023年も、あと1ヶ月余り。
以前よりも更新頻度は落ちたけれど、それでもこのブログには自身とその周囲で起こった出来事を出来るだけ書き記してきた。
しかし、それでも書き記せなかった出来事も多々あるわけで。
理由は色々とあるけれど、そのひとつとして、自身の中で解決していないというか、解釈しきれなかった出来事というモノがあった。
これからここに書き記す出来事は、今年の2月頃の出来事なのだが、遭遇した当初はその意味が分からず、むしろ、あまり気にしないように努めていた。
それから半年以上が過ぎたが、未だに自身の中で完全に消化しきれてないのだけれど、今年も終わるという季節になってきたし、何だかんだ言っても、今年の出来事の中で、個人的にも印象深かった出来事だったので、やはり書き記しておこうか・・・と思った次第。
というわけで、以下、ここに書き記します。
◆
夢を、見た。
ワタシは、河原に立っていた。
それは大河というほどではないけれど、それなりの河のようで、中流域辺りなのか、丸い石がゴロゴロとしていて、川面は夕陽を浴びてキラキラと黄金色の硝子細工のように光っていた。
季節は、冬のようだ。
背後には、背丈ほどの高さの葦の草むらが一面に広がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/73/adb3d32b1284a871fbcc31bc52777238.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/9d/bf221f826ac5000ab1b42f4845909753.jpg)
↑写真はイメージです。
すると突然、背後の葦の草むらから音が聞こえてきた。
振り返ると、遠くの葦が揺れている。
それは葦を踏み分け、誰かがこちらへ近づいて来る音だった。
ザワザワという音と揺れ動く葦が少しずつ近づいて来て、やがて眼の前の葦が揺れはじめると、その足音の主が、眼の前に姿を現した。
父だった。
葦の草むらから河原に出て来た父は苦渋の表情を浮かべていて、ワタシから指呼の距離まで近づくと、怒りと呆れが混じったような声で、ワタシに向かってこう言い放った。
「まだ来るなと言っただろうがっ!!」
ここで、夢から醒めた。
◆
その翌日。
また、夢を見た。
冬の夕暮れ、キラキラ光る川面、背後に葦の草むら。
どうやら昨日と同じ河原のようだった。
二日続けて同じ夢を見るなんて珍しいな。
夢の中のワタシは妙に冷静というか、自分でそれが夢と分かっているようだった。
しかし同じように思えたその夢は、昨日の夢とふたつだけ違っていた箇所があった。
ひとつは、昨日のワタシは河原に一人で突っ立っていたのだが、今回はしゃがんで川面を見ていたこと。
そしてもうひとつは、ワタシのすぐ右側にもう一人誰かがいて、ワタシと同じようにしゃがんで川面をみつめていたこと。
ワタシは右を向いて、その人物の顔に眼をやった。
以前よりも更新頻度は落ちたけれど、それでもこのブログには自身とその周囲で起こった出来事を出来るだけ書き記してきた。
しかし、それでも書き記せなかった出来事も多々あるわけで。
理由は色々とあるけれど、そのひとつとして、自身の中で解決していないというか、解釈しきれなかった出来事というモノがあった。
これからここに書き記す出来事は、今年の2月頃の出来事なのだが、遭遇した当初はその意味が分からず、むしろ、あまり気にしないように努めていた。
それから半年以上が過ぎたが、未だに自身の中で完全に消化しきれてないのだけれど、今年も終わるという季節になってきたし、何だかんだ言っても、今年の出来事の中で、個人的にも印象深かった出来事だったので、やはり書き記しておこうか・・・と思った次第。
というわけで、以下、ここに書き記します。
◆
夢を、見た。
ワタシは、河原に立っていた。
それは大河というほどではないけれど、それなりの河のようで、中流域辺りなのか、丸い石がゴロゴロとしていて、川面は夕陽を浴びてキラキラと黄金色の硝子細工のように光っていた。
季節は、冬のようだ。
背後には、背丈ほどの高さの葦の草むらが一面に広がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/73/adb3d32b1284a871fbcc31bc52777238.jpg)
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↑写真はイメージです。
すると突然、背後の葦の草むらから音が聞こえてきた。
振り返ると、遠くの葦が揺れている。
それは葦を踏み分け、誰かがこちらへ近づいて来る音だった。
ザワザワという音と揺れ動く葦が少しずつ近づいて来て、やがて眼の前の葦が揺れはじめると、その足音の主が、眼の前に姿を現した。
父だった。
葦の草むらから河原に出て来た父は苦渋の表情を浮かべていて、ワタシから指呼の距離まで近づくと、怒りと呆れが混じったような声で、ワタシに向かってこう言い放った。
「まだ来るなと言っただろうがっ!!」
ここで、夢から醒めた。
◆
その翌日。
また、夢を見た。
冬の夕暮れ、キラキラ光る川面、背後に葦の草むら。
どうやら昨日と同じ河原のようだった。
二日続けて同じ夢を見るなんて珍しいな。
夢の中のワタシは妙に冷静というか、自分でそれが夢と分かっているようだった。
しかし同じように思えたその夢は、昨日の夢とふたつだけ違っていた箇所があった。
ひとつは、昨日のワタシは河原に一人で突っ立っていたのだが、今回はしゃがんで川面を見ていたこと。
そしてもうひとつは、ワタシのすぐ右側にもう一人誰かがいて、ワタシと同じようにしゃがんで川面をみつめていたこと。
ワタシは右を向いて、その人物の顔に眼をやった。
父だった。
父は、河原に体操座りのような格好で腰を下ろして、あまり力の入っていない眼で光る川面をみつめていた。
すぐ横にいるワタシの存在など気づいていないような佇まいだ。
こんなに近くに息子がいるのに、しかもずいぶん長い間会っていなかったのに、なんでそんな無気力のような態度なのだろう。
そう思いながら、父の方へ向けていた顔を川面の方へ戻した瞬間、川面をみつめていた父が、まるで独り言のようにこう呟いた。
「お前は、まだ来るな」
またそこで、夢から醒めた。
◆
父が亡くなって5年。
頻繁にではないが、何度か父が夢に出てくることがあった。
しかしそれらの夢は、分かりやすいというか、荒唐無稽というか、言わば〈夢らしい夢〉だった。
だが、今年見た夢は、それまでの夢と比べても格段にリアリティがあって、おまけに何かしら暗示めいていたからか、目醒めた直後はなんとも表現できない感覚に襲われたことを今でもよく憶えている。
何だったのだろう?
当時、別に事故に遭って瀕死の大怪我をしていたわけでもなく、ましてや、悩み事を抱えて死にたいと思っていたわけでもない。
至って普通に暮らしていたのだけれど(笑)
◆
話は変わるが、今年の夏の終わり頃から、長年手を付けたくても付けられなかった、家に関する〈ある事〉に着手した。
この10数年、頭の片隅に常にあって気にはなっていたのだけれど、あまりにも時間と手間がかかりそうだったので重い腰を上げることに躊躇していたのだ。
しかし、いざ行動を起こしたら、意外と順調に進んで、年末か来年初頭には、なんとかゴールが見える所まで行けそうな感じがしている。
今、思い返したら、今年の初めに見た父の夢も、無意識のうちに、そのきっかけのひとつになったのかも知れない。
そう思えば、夢の中で父と再会したことも、なんらか意味を持つような気がする。
家に関する〈ある事〉とは?
それは、まだ秘密(笑)
いつか、この場で報告できる時が来れば良いなと、ワタシも思ってます。
父は、河原に体操座りのような格好で腰を下ろして、あまり力の入っていない眼で光る川面をみつめていた。
すぐ横にいるワタシの存在など気づいていないような佇まいだ。
こんなに近くに息子がいるのに、しかもずいぶん長い間会っていなかったのに、なんでそんな無気力のような態度なのだろう。
そう思いながら、父の方へ向けていた顔を川面の方へ戻した瞬間、川面をみつめていた父が、まるで独り言のようにこう呟いた。
「お前は、まだ来るな」
またそこで、夢から醒めた。
◆
父が亡くなって5年。
頻繁にではないが、何度か父が夢に出てくることがあった。
しかしそれらの夢は、分かりやすいというか、荒唐無稽というか、言わば〈夢らしい夢〉だった。
だが、今年見た夢は、それまでの夢と比べても格段にリアリティがあって、おまけに何かしら暗示めいていたからか、目醒めた直後はなんとも表現できない感覚に襲われたことを今でもよく憶えている。
何だったのだろう?
当時、別に事故に遭って瀕死の大怪我をしていたわけでもなく、ましてや、悩み事を抱えて死にたいと思っていたわけでもない。
至って普通に暮らしていたのだけれど(笑)
◆
話は変わるが、今年の夏の終わり頃から、長年手を付けたくても付けられなかった、家に関する〈ある事〉に着手した。
この10数年、頭の片隅に常にあって気にはなっていたのだけれど、あまりにも時間と手間がかかりそうだったので重い腰を上げることに躊躇していたのだ。
しかし、いざ行動を起こしたら、意外と順調に進んで、年末か来年初頭には、なんとかゴールが見える所まで行けそうな感じがしている。
今、思い返したら、今年の初めに見た父の夢も、無意識のうちに、そのきっかけのひとつになったのかも知れない。
そう思えば、夢の中で父と再会したことも、なんらか意味を持つような気がする。
家に関する〈ある事〉とは?
それは、まだ秘密(笑)
いつか、この場で報告できる時が来れば良いなと、ワタシも思ってます。