りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

オレのはるうた。

2022-03-30 | 音楽
今日は、うららかな1日で。

何歳になっても、オッサンになっても、五十肩になっても、やっぱり春の訪れは、嬉しい。

だから今日の昼、所要で車を走らせていた時、思わず自分にとっての“はるうた”を口づさんでしまった。

今日のブログは、その時ハミング(いや、密閉した車内だから一人カラオケ状態か😅)した歌をピックアップ。

以前にも同じようなテーマ(その時は“なつうた”だったかな?)で書いたけど、例のごとく最近の曲はとんと聴かなくなったので、昔の曲ばかりなのは、ご容赦。


ワタシにとって、不動のはるうた↓

⚫︎EPO 〈う、ふ、ふ、ふ〉(1983)


この曲も外せねー!↓

⚫︎松田聖子 〈Rock’n Rouge〉(1984)


春休みの終わり頃、深夜ラジオから流れてきた。
EPO作曲。この頃のEPOは無双状態 ↓

⚫︎松本典子〈春色のエアメール 〉(1985)


アルフィーの曲で、一番好きかも。↓

⚫︎THE ALFEE〈シンデレラは眠れない〉(1985)


深夜のバイトをしていたコンビニの有線でヘビーローテで流れていた↓

⚫︎スターダスト・レビュー〈君のキャトル・ヴァン・ディス〉(1990)


ワタシの中では、まだ全然新しい曲なのよ(笑)↓

⚫︎ YUI〈CHE.R.RY〉(2007)
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生まれたところを遠く離れて。

2022-03-28 | 家族
駅のホームで見送ればいいだろう、と思っていた。

バック片手に親元を離れてゆく・・・浜田省吾の歌ではないけれど、何だかその方が絵になるような気がして。

しかし、理想と現実は違うのが、世の常。

運転席には、ワタシ。
助手席には、妻。
トランクには、テレビやら本やら衣類やらスニーカーやら、目一杯の荷物。
そして、その狭間の僅かに残った後部座席のスペースに、息子。

結局、東へ250km離れた学生寮まで、クルマで一緒に行くことになってしまった。
しかも、1年で最も忙しい、年度末の平日に(笑)

引っ越し業者に依頼する選択肢もあった。

だが、ワタシも妻も息子も、誰一人としてそうしようとは言わなかった。

それは、そこそこかかる運送料を節約したかったから・・・というわけではなく(まぁ、それも少しはあるけど😅)、そこにはもっと柔らかくて、うまく言葉にできない繊細な理由があったような気がしている。



         ◆



至近のインターチェンジから、高速道路へ。

クルマは快調に走ってゆくが、車内は思いのほか静か。
誰も、言葉を発することなく。
聞こえて来るのは、路面から届く走行音とインパネのオーディオから流れるテレビ番組の音声だけ。

だからといって、それが重い空気というわけではなく。
かといって、心地よい空気というわけでもなく。
何とも表現し難い、むず痒い空気が車内には漂っていた。

ほどなく県境を越えて、広島から岡山へ。

弾む会話を諦めたワタシは、クルマを走らせながら、今までのことをぼんやりと思い返した。



          ◆



19年前の夏。
「破水した」という連絡が妻の実家から入ったものの、娘の時は陣痛が半日続いた末に生まれたのだからまだまだ大丈夫だろうと思い、夕食を平らげ、風呂に入り、ゴミ収集場にゴミを捨てて、のんびりとクルマで病院に到着するや否や、陣痛開始からわずか3時間で産まれてきたこと。



下の子は喋り出すのが早いという例に漏れず、1歳を迎える前からカタコトで喋りはじめ、2歳になる頃には、もうベラベラになっていたこと。



それと比例するかのように好奇心も芽生えはじめ、一緒に風呂に入ると毎回質問攻め。
「なんで空は青いの?」「なんで鳥は飛べるの?」「なんでキリンの首は長いの?」なんで?なんで?なんで?・・・・ある時、ついに質問することが尽きてしまったのか、「なんでお父さんは髪の毛がないの?」と聞いてきたこと。



「分からないことがあるなら、調べに行くか?」と図書館に連れて行ったら、「ここに来れば、なんでも分かる❗️」と気づいてしまい、3歳にして本の虫になってしまったこと。



幼児の例に漏れず、恐竜に夢中になり、いつ何時も恐竜図鑑を手放さなくなったこと。



保育園の参観日。
園児の大半が外で遊んでいるにもかかわらず、誰もいない薄暗い廊下で一心不乱にティラノサウルスの形態模写をしている園児がいて、遠目でもそれが我が子だとすぐに分かったこと。



クワガタを捕まえたので飼うことになり、名前を何にしようか考えて考えて考えて考えて考えて考えて、「クワタくん」と命名したこと。



でも気が変わったのか、翌日には「ヤマモトくん」に変わっていたこと。
 


小学1年生になり、姉から低学年用の国語辞典を譲ってもらうと、「これを読んだら知らない言葉がなくなる❗️」という大発見をしてしまい、愛読書が恐竜図鑑から国語辞典に変わったこと。



そんな完璧なインドア少年のくせに、小学4年生の夏休みに、一週間かけて100kmを踏破する「おのみち100kmの旅」というイベントに参加すると言い出したので、「お前、大丈夫かっ⁉️」と思わず額に手を当てたこと。



そのイベントに参加し、本当に一週間で100kmを歩き抜いて、無事ゴールしたこと。



ゴールした後、一緒に歩いた仲間達と日焼けした真っ赤な顔で笑い合っている姿を眼にして、「もしかしたら・・・俺はこの子のことを本当は何も知らないんじゃないか?」とちょっと不安になったこと。



小学校5年生の時、突然「剣道をやりたい」と言い出したので、高校時代、剣道部だった友人に相談し、道場に見学に行ったはいいものの、その迫力と練習の厳しさに圧倒されて見事にビビってしまい「やっぱり、やらない・・・」と涙目で早々と白旗を上げたこと。



それでも、中学生になって卓球部に入部したこと。



試合に出ても、案の定ほぼ連戦連敗だったらしく、「悔しくないのか?」と尋ねても、返ってくる答えは、「いや、別に」。
どうやらこの子は、好奇心や探究心は人一倍あるけれど、闘争心や競争心が人より格段に低いのかも・・・と心配したこと。



高校受験の時、家族をはじめ、本人以外のすべての人間が市内一の進学校を受験すると思っていたのに、「坂道を通学するのは嫌だ」という信じられない理由で、坂道がほとんどない父親と同じ高校へ進学したこと。



だけど本当の理由は、詰め込み式で勉強させられそうな校風よりも、自分のペースで勉強ができる校風を選んだのだと、父親のワタシには分かっていたこと。



第一志望の大学を受験するにあたって、「その大学に入って何を勉強したいのか?」と質したら、「モンゴルや中央アジアの勉強がしたい」「騎馬民族の歴史をもっと勉強したい」と言ったこと。



奇しくもそれは、ワタシも高校生の頃におぼろげに抱いていたのに捨てた夢で、もちろんそれを彼が知っているはずがなく、それを聞いた瞬間、驚きのあまり息が詰まって胸が熱くなったこと。



12歳で、父親より靴が大きくなったこと。



14歳で、父親の身長を超えたこと。



あまり感情を顔に出さないくせに、実は泣き虫なこと。



風呂の掃除と洗濯物の取り込みは、必ずやってくれたこと。



そして。



誰よりも、家族思いだったこと。





          ◆




宝塚のトンネルを抜けると、次第に周囲の山々が低くなりはじめ、やがてフロントガラスの向こうに、無数の家々と林立するビル群が遥か彼方まで広がる景色が見えはじめた。

大阪だ。

大阪の街が見える。

これから息子が生きてゆく街が、眼前に広がってゆく。





          ◆




良いことばかりではないだろう。
悪いことや辛いこともそれなりにあるだろう。

それでもいい。
とことん経験してゆけ。

今まで遭遇したことがない出来事。会ったことがない人々。聞いことがない考え方。見たことがない景色。

これからは、そういった経験がお前を育ててくれるはず。

 



すべては、これからだ。





元気で。

自分に負けるなよ。

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風邪をひきなさんなよ。

2022-03-21 | 家族
三連休の最終日。

彼岸でもあるし、昨日から2日かけてお墓参りへ。

父の墓。
祖父母の墓。
叔父の墓。
叔母の墓。
義父の墓。

年を重ねるに連れて、お参りするお墓の数も増えてきた。
まぁ、これも仕方がないことか。


          ◆


昨日、義母と妻の3人でお参りした、義父のお墓での話。

お花を供えて、線香を供えて、大好きだったウイスキーを供えて、手を合わせて。

正月以来、3ヶ月ぶりに墓参した義母。
ひ孫が2人増えたこと。孫2人がそれぞれ大学合格、高校合格したこと。自身の腰の具合・・・などなど、この3ヶ月の間に起こった出来事を墓前に報告。
そして帰る間際、名残惜しそうに墓石を優しく撫でながら、こう言った。


「まだ寒い日が続くけぇ、風邪をひきなさんなよ」


ワタシがもっともっと若い頃にこの言葉を聞いたなら、その場で吹き出していたかもしれない。

お義母さん、それは「石」だし、その中にあるのは「骨」だから、もう風邪をひくわけがないでしょう・・・と。

しかし、すぐ隣でその言葉を耳した50代になったワタシは、吹き出す代わりに少しだけ微笑んでしまった。

うまく説明は出来ないけれど、お参りするお墓が増えてきたぶん、彼岸の向こうへ旅立った人への想いが、ワタシの中でも少しずつ変わりはじめたのかも知れない。


          ◆


話は変わるけど、今日の昼頃、ふと思い出した。

30年前の今日は、ワタシが最初に就職した会社の入社式があった日だった。
当時のワタシは、大学の卒業式よりも早い入社式に、なんとも言えない理不尽さを感じているという、ホントに大甘のションベンたれのガキだった(笑)

同期は全国で40人前後いたのだけど、今でも10人くらいの同期と繋がりがあるので、そのLINEグループにお祝いのコメントと、今も保管している当時の会社案内に載っていたみんなの顔写真を写メして投稿。

当たり前だけど、みんな、すっかり忘れてたみたい(笑)

瞬く間の30年。
たけど、これからの30年は、おそらくもっと早いはず。


そう。
だから、もしかしたら・・・。


30年後のワタシは、我が子やその孫とかに


「風邪をひきなさんなよ」と、


墓石越しに優しく言われているかも知れない(笑)
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木蘭の涙。

2022-03-17 | 音楽
先週末、この人達のライブに行ってきた。



スターダスト☆レビュー。

妻が独身の頃からのファンで、結婚後、ワタシも見事に感化(笑)
一緒に行くのは、今回で4回目(いや、5回目か?)
この3日前に息子の受験も終わり、言わば、このコンサートが親の打ち上げみたいなもの(笑)

それにしても、コンサート自体、何年ぶりだろう。
少なからず、コロナ禍の時代になってからは初めて。

マスク着用、手拍子、レスポンスなし。
そんなスタイルで、果たしてコンサートが成立するのだろうか・・・と、少しばかりの不安を胸に会場にやって来たのだけど、開演したら見事にそれは杞憂に終わった。

やっぱり、スタレビ。
さすが、40年も音楽活動をしてきたバンド。

エンターテイメントとはこういう事を言うんだなと、感心させられるような本当に良いライブでした♫

何歳になってもコンサートに来ると楽しいのだけど、年を重ねてからコンサートに来る度に思うようになったのは、

「やっぱり、プロは凄い」

ということ。

特に、30年40年単位で活動続けているミュージシャンのライブに行き公演が終わると、「やっぱりプロは凄い、やっぱりプロは凄い・・・」と唸り呟きながら家路についてしまう。
思い返すと、今まで行ったライブの中では、このスタレビと山下達郎のライブの時は、ほぼそう呟きながら帰っている気がする(笑)

今回のライブ、デビュー40周年記念ということもあって、好きだった曲、聴きたかった曲は軒並み演奏してくれた。
途中には、ステージ撮影OKのサービスタイムも。



要さんのサングラスのない顔にも、そろそろ慣れてきた(笑)


【おまけ】
余韻冷め止まぬうちに、こんなイラストを描いてみた。



スタレビの代表曲、「木蘭の涙」
ワタシなりの解釈でビジュアル化してみました。
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宇宙に到達した日。

2022-03-09 | 家族
今日は、息子が受験した、第一志望の大学の合格発表日だった。




          ◆




息子がその大学に「行きたい」と、ワタシと妻に初めて告げたのは、高校2年生の時だった。

息子が口にしたその大学名を耳にした時、私立の単科大学卒という最終学歴のワタシには、それがまるで・・・








「宇宙に行きたい」








・・・と同じような響きで聞こえた(笑)

しかし、その後息子が話してくれた志望理由や、月に一度の割合で学校から返ってくる模試の成績を目にするに連れて、


「これは・・・親も本気にならないといかんな」


と、いつの頃からか、ワタシと妻も腹をくくった。





          ◆





そして、今朝。

職場にいたワタシの携帯に息子から連絡が届いた。














「受かりました」













普段、あまり感情を表に出さない息子らしい、事務的で必要最低限の文面だった。


そうか、合格したか。


宇宙に、行ってしまったか(笑)


まぁ、何はともあれ、息子がどうしても進学したかった大学に合格して、ひと安心。

そして親としては、その大学が私立ではなかったことで、もうひと安心(笑)





          ◆





さて、ここからは喜んでばかりもいられない。

これで息子は、長年暮らした家を出ていくことになる。

今月いっぱいは、入学の手続きと引っ越しの準備で忙しい毎日になるだろう。
もしかしたら、週末ごとに関西地方との往復になるかも知れない。

しかし、こういった慌ただしさなら、きっと疲れを感じることもないだろう。
仮にクタクタに疲れたとしても、案外ウェルカムな疲労感のような気がする。


・・・というわけで、我が家にも春が来ました。


おめでとう。
本当に、よく頑張った。

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