りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

もう、春なんだなぁ。

2015-03-31 | Weblog
この辺りも、桜がほぼ満開になった様子。

今朝、庭の花壇を覗くと、芝桜も咲きはじめていた。



ソメイヨシノも綺麗だが、どちらかというと、足下で小さな花びらを開かせる芝桜の方がワタシは好きだ。
10年前(本当にちょうど10年前の今日だ)にこの家に引っ越して来た時、近所の桃畑で咲き乱れていた芝桜に一目惚れして、即行でホームセンターでいくつかの苗を購入して、玄関横の小さな花壇に植えたのだった。

芝桜の見頃は、もうちょっと先。
ちょうど桜とバトンタッチするようなタイミングになるはず。
その頃には、ワタシが芝桜を見初めた近所の桃畑でも、桜よりももっと鮮やかなピンクの花が一気に開花することだろう。

もう、春なんだなぁ。
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一期一会。

2015-03-26 | Weblog
昨日の夜。

仕事帰りにコンビニに寄ったら、店の前の道路の反対側に、大きなリュックサックを背負った若者が立っていた。
両手でプラカードを掲げて。

「四国」

そのプラカードには、太いマジックでそう書かれてあった。
コンビニでの買い物を終え、クルマをUターンさせると、ワタシはその若者の傍にクルマを近づけた。
そして助手席の窓を開けると、若者に向かってこう言った。

「四国までは無理だけど、因島大橋の入口までなら、いいよ」

「ありがとうございます!」

ワタシの言葉を聞いた若者は、破顔して大きな声でそう答えた。

トンボが人間に生まれ変わったら、たぶんこんな風貌になるんだろうなぁ、という感じの、大きなメガネをかけた背の高い、痩身の若者だった。

車中でいろいろと尋ねた。
滋賀県在住の二十歳。大学を休学中で、昨年は東北地方をまわっていたいう。
今回は、日本海を南下して九州へ向かうつもりだったそうだが、途中で出会った人から四国八十八ヶ所巡り・・・いわゆるお遍路さんの話を耳にしたところ、俄然興味が湧いてきてしまい、急遽予定を変更して尾道までやって来たそうだ。

・・・若いなぁ(笑)

“それにしても、参りました”と、若者は苦笑しながらそう言った。
四国行きを決めた後、自分なりにお遍路さんについて調べたそうなのだが、途中の経路については何も調べなかったという。
彼が言うには、岡山県に架かる瀬戸大橋と同じように、しまなみ海道も、てっきり一直線で四国につながっていると思い込んでいたらしい。
“まさか、島づたいに何本も橋が架かっている道だったなんて、思ってもみませんでした”

目的は明確だけど、手段はさほど考慮しない・・・・ますます若い(笑)

ほどなく因島大橋の下につくと、ワタシも一緒にクルマを降りて、歩行者専用道路の入口へと若者を案内した。
若者は、“どうも、ありがとうございました!”と、こっちが恥ずかしくなるほどの大きな声でそう礼を言うと、踵を返して橋に向かって小走りで坂道を駆け上っていった。

本当ならば、橋を渡って隣の因島か、もしくはその向こうの県境の生口島までクルマで走ってあげてもよかったのかもしれない。
でも、せっかくはじめてしまなみ海道へ訪れたのならば、一瞬のうちにクルマで通過なんかせずに、この辺りの景色も楽しんでいって欲しかった。
手段が違えば、目的を達成した時の喜びも、きっと変わってくるはずだから。

今週は、ちょっとヘビーな出来事が続いて、しんどい毎日が続いている。
本当に切羽詰まって自分のことで精一杯な状況ならば、コンビニの前で彼の姿が視界に入っても、きっと無視を決め込んでいたのではないだろうか。
それなのに、ワタシの方からクルマのドアを開けて若者を迎え入れたということは、もしかしたら、まだワタシの中に余力が残っているということなのかも知れない。
お遍路さんへと向かった彼は、そんなことをワタシに教えてくれたような気がする。

もう、四国に着いただろうか。

彼には礼を言わなければ。
あ・・・でも、連絡先を聞いていない。
いや、それ以前に、名前さえも聞いていない・・・。

まぁ、いいか。
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彼岸。

2015-03-21 | Weblog
今週は連日公私でバタバタしていたので、今日ぐらいは、ゆっくり寝坊しようと思ったのだが、なぜか早朝から家の前の道路を車が引っ切りなしに往来・・・(-。-;

どうやら、我が家の裏にある古刹に参っている車列らしい。

そうか、今日は彼岸か。

仕方なく布団から抜け出したが、やる事もないので、着替えて外出。
まだ寝ぼけ眼だから、散歩というよりは徘徊に近い(笑)

それにしても、暖かい。
パーカ一枚だけ羽織ってきたが、適当に歩けばそこそこ汗をかきそうな陽気。

近所の小さな神社へ。



思いのほか、桜の蕾が膨らんでいた。
今年は、早めに開花するのかも。

この神社は小さいながらも地域の鎮守様。
祭神は、菅原道真。
拝殿を覗くと、絵馬が奉納されてあった。



よーーーく見ると、全てこの地域の子ども達が奉納した絵馬のようだ。
見慣れた名前もチラホラ。

ん?
待てよ、だったら・・・。



あった。娘の絵馬。
他の子ども達の絵馬同様、やっぱり合格祈願をしていた。
天神様、ありがとうございました・・・と、娘に代わって、深々と二拝二拍手一拝(笑)



本殿裏の坂道を登ってみた。
山に近づくに連れて、草木か芽吹こうとしている苦い匂いが鼻腔をくすぐる。
昔は、そんなことに気づかなかったし、気づいたところで別に何も感慨はなかったのに、ここ数年で、こういった季節の変化に敏感になりはじめたような気がする。
・・・年を取った証拠か(笑)



春霞。
雉と鶯が交互に鳴いている。
それにしても、暖かい。

彼岸か。
さて、午後からワタシも墓参りに行こうか。
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知人。

2015-03-19 | Weblog
先日、iPhoneに登録した電話の連絡先を何気なく見ていた時のこと。

登録をしている人数が、どうにも少ない気がする。
俺、こんなに知人が少なかったっけ?
五十音順に、ゆっくりスライドさせてみた。

やっぱり、おかしい。
タ行やマ行が、明らかに少ない。
何人もいたはずの“高橋某”、“村上某”が、ほとんど消え去っている・・・(-_-;)

先月、iPhone6に機種変した時に、バックアップデータをiCloudからダウンロードしたのだけど、その時も連絡先だけが上手くダウンロードできなかった。
ショップに駆け込んでなんとか復旧したのだけど、それでも全ての連絡先が元に戻っていたわけではなかったらしい。

とりあえず、消え去った人でsnsでつながっている人には、それらを使って携帯番号とメアドを教えて欲しい旨を連絡。
そのようなsnsを利用していない人の携帯番号とメアドは、連絡先に残存していた共通の知人に請うた。
そんなこんなで、一昨日から昨日にかけて、そのふた通りの方法を駆使し、なんとか主な連絡先はほぼ登録し直せた。
しかし、ホッとしたのも束の間、もうひとつ気がかりなことが頭に思い浮かんだ。

それは、上述したような方法で確認できない人たちのことだ。

つまり、滅多に連絡を取り合わず、snsも使わず、共通の知人もおらず、しかも、メアドしか知らなかった人たちだ。
名前自体消え去っているので、そういう人が連絡先の中に何人いたのか正確な数はもう分からないのだけど、けっこうな人数がいたような気がする。
もし、それらの人たちの連絡先が分からなければ、彼らとは、もう二度と連絡が取れず、会えなくなる可能性が大きい。

しかし、不思議なのだ。

そんな状態なのに、過度に不安になったり焦っている自分がいない。

はたして。

・・・はたして、彼らとワタシは、本当に『知人』と言える間柄だったのだろうか。
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Apple Watch。

2015-03-15 | Weblog
今朝、iPhoneのiOSのアップデートの知らせが表示されたので、反射的&無意識に更新させた。

iPhone6に機種変してから、初のアップデート。
心なしか、4Sの時よりも時間がかからなくなったような気がする。

短時間で、iOS8.2にバージョンUP完了。
再起動させて画面を見たら、新しいアプリの表示が。



タップしてみた。



先日発売されたApple Watchのアプリらしい。
おそらく、iOSのアップデートと同時に自動的にダウンロードされたのだろう。

この手の商品は遅かれ早かれ出てくることは、もうずいぶん前から予想はしていた。
それこそ、幼い頃に見ていたヒーロー物のテレビ番組では、主人公が必ず身に付けていたようなアイテムだった。
そんな世代のワタシ達にとっては、ある意味、憧れていた未来が現実になった象徴的な商品なのかも知れない。

でも、欲しいとはあまり思わない。

ワタシは腕時計が好きだ。
そんなに高級なモノは持っていないが、適当な腕時計をいくつか持っていて、その日の気分で付け替えている。

まだ見慣れないからかも知れないが、この商品からは、どうも温かみが感じられない。
そこはかとなく漂う冷たい無機質さが、どうにも気になる。

Apple Watchの価格はピンキリらしく、高いのなら200万円を超えるらしい。
仮に同じ200万円の時計を購入することがあるならば、たぶんワタシは、精巧で貴重なアンティークの腕時計の方を選んでしまうと思う。

そういえば、腕時計が好きだと言っても、Gショックのようないわゆる「デジタル時計」は、今まで付けたことがない。
だからこれは、世代的な理由よりも、たぶんワタシの嗜好や好みが理由なのかも知れない。

・・・と、ツラツラと書いてきたけど、この文章は、先ほどiOSをアップデートしたiPhoneで書き連ねております。

携帯電話を初めて持った時、公衆電話はまだ普通に街角に佇んでいた。
スマホを初めて持った時、ネットはパソコンで見ることが当たり前のような感覚だった。

だから、こんな文章を書いたワタシが数年後、腕にApple Watchを付けていても、どうか許してください(笑)
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よくがんばった。

2015-03-13 | Weblog
今日は、本当にうららかな一日で。

ちょうど30年前のワタシの“その日”も、今日のように暖かく陽光に満ちたおだやかな日だったことを、ふと思い出した。

今日は、娘の志望高校の合否発表だった。














結果は、合格。















おめでとう。
本当に、よくがんばった。

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忘れてはいけない。

2015-03-10 | Weblog
4年前の3月18日。

ワタシがデザインしたポスターを委託販売してくれている awesome! creators shopへ、1通のメールを送った。
とあるポスターのデザインを添付して。



タイトルは、「Japan never dies.」。
当時、ワタシ自身がどんな感情を抱いてこのポスターを描いたのか、今ではあまり憶えていない。
悲しみとか怒りとか寂しさとか悔しさとか、そんな単純な感情だけではなかったような気がする。
そんな形容しがたい感情をひっくるめて、ほとんど衝動的に描いた。

その1週間ほど前に、東日本大震災が起こっていた。

awesome! creators shopは、仙台の会社だった。
代表の庄司さんとは、震災直後は連絡がつかなかった。
消息がまったく分からないまま数日が経て、ある時、ツイッターに彼女の投稿をみつけた。
発作のようにこの絵を描いたのは、ネット越しに彼女の消息が分かった直後だったと記憶している。

この作品が、デザイン的にも絵画的にも、良い作品とは決して思わない。

構図も単調だし、タッチも雑だ。
落ち着いて描けば、もう少しはマシな絵になるのではないか?と今でも思う。

だが、これでいいのだ、とも思う。

あの時、国民の大半が“何かしなければ・・・”と考えた。
ワタシも、その大半の国民の中の一人だった。
だが、いざ行動に移そうにも、自分に出来ることが思い浮かばず、忸怩たる思いをするばかりだった。
そのような中で瞬発的に描いたこの作品には、前述したように当時のワタシの様々な感情が込められているような気がする。

先日、awesome! creators shopの庄司さんから、久しぶりにメールが届いた。
「Japan never dies.」のポスターが売れた、というメールだった。

正直に書けば、今回のメールが着信するまで、ワタシは自分がこの作品を描いたことを忘れかけていた。
まるで、大震災から4年を迎える目前に、“あの日を忘れるな”と、この作品がワタシに警告してきたような気がしている。

遠く離れた場所で暮らすワタシには、出来ることいえば、些細で微々たることしかない。
せめて・・・と思い、この絵をawesome! creators shopに送った時に、この作品だけは、売上げの全てを東日本大震災からの復興のために、しかるべき団体に寄付して欲しいとお願いした。

人間は、“忘れる生き物”なのだそうだ。

辛いことや悲しいことはいつまでも背負いきれない。
そういうことを忘れていかなければ、とてもじゃないが人間は生きていけないらしい。

ワタシも今まで、いろんなことを忘れてきた。
その大半が、辛く悲しく、それこそ思い出したくないような出来事ばかりだ。
そのおかげで、今もワタシは、なんとか生きている。

だが。

だが、どんなに悲しくても辛くても、決して忘れてはいけない出来事も、人間にはきっとあるのだろう。

●awesome! creators shop「Japan never dies.」
http://asm-shop.com/?pid=30371454
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カルフォルニア・ガール。

2015-03-06 | Weblog
娘の受験のことがあるからか、最近は自分が高校受験をした頃のことをやけに思い出してしまう。

今からちょうど30年前。
1985年の3月。

この曲が、ラジオからよく流れてきていた。
オリジナルがビーチボーイズだったことは、その後ずいぶん時間が過ぎて知った。

能天気な歌詞。
明るいメロディ。

今でもこの曲を聴くと、暖かい春の日差しが差し込んでいた実家の自分の勉強部屋を思い出す。
もっとも、それが本当に部屋に差し込んだ春の日差しだったのか、それともしんどい受験が終った後に訪れることを希求して、勝手に自分の頭の中でこしらえた理想の春の日差しだったのか、今ではよく憶えていないが。

たぶんそういった原体験が起因しているのだろう、この曲ほど“解放感”というモノを感じさせてくれる曲を、ワタシは他に知らない。

受験2日目。
今日で娘の受験生活も、すべて終了。

さて、彼女は今日、どんなふうに解放感を感じるのだろうか。

『California Girls』 David Lee Roth
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初日。

2015-03-05 | Weblog
夕べは、まるで明日が地球滅亡の日のような雰囲気だったので、こいつ大丈夫か?と本当に心配したが。

それなのに、今朝は、寝起き直後から異常に明るかった。

土壇場の切羽詰まった状況になった人間は、脳内に快楽を感じる物資が分泌される・・・という話を聞いたことがあるが、もしかしたら今の彼女は、ちょっとそういう状態なのかも知れない。

先日の日記にも書いた、毎朝拝む我が家の神棚。

いつもは、具体的な願いは持たず拝んでいたのだけど、今朝は、たったひとつの願いだけを心に浮かべて、柏手を打った。

今日は、娘の志望校受験、初日。

とりあえず、なるようになる。

がんばれ。
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