人がサーカスに行く回数で最も多いのは“2回”だそうだ。
一度目は、子どもの時に親といっしょに。
二度目は、親になって子どもといっしょに。
今日、サーカスに行って来ました。
人生で二度目。
親になって子どもといっしょに。
会場は、福山の広い公園の中(だったような気がする)
生まれて最初に見たサーカスも福山で開催された
サーカスだった記憶がある。
僕はちょうど僕の息子と同じ歳くらいで、
雨がザンザン降りの日で、サーカスの内容よりも
足元が泥だらけになって、ものすごく不愉快になった
ことの方が今でも強く記憶に残っている。
でも、あれから30年以上過ぎて訪れたサーカス会場は、
昔と違って、“見世物小屋”のような雰囲気はなく、
どちらかというと即席の“アミューズメントパーク”の
ような雰囲気だった。
寒風の中、朝一番から列に並んだ。
開演まで、まだ40分弱。
すると、団員の方が突然、列の横にやって来て、
ジャグリングをはじめた。
待ち疲れている僕らへの無償のサービスだ。
まるでオープニングアクトのようなこの出し物に、
自分の子どもはもちろん、周りの子どもたちも大喜び。
ほどなく開場~開演。
場内は、もちろん撮影禁止。
曲芸、猛獣使い、バイクの曲芸、そして空中ブランコ。
子どもたちは、そのパフォーマンスに立ったり座ったり
見上げたりして狂喜乱舞。
その合間のピエロのショータイム(余興か?)に大笑い
あっという間の2時間でした。
帰り道、娘と息子に「何が面白かった?」と尋ねると、
二人とも異口同音に「空中ブランコ」
たしかに
僕も6歳の時、初めてサーカスに来た時はそうだった。
でも、大人になって見たサーカスは違った。
30数年ぶりにサーカスを見た僕が一番面白く、切なく、
そしてカッコよく見えたのは・・・ピエロだった。
たぶん、今日、圧倒的に多かった家族連れの客の父親らしき
男の人たちは、きっと同じ思いの人が多かったのではないだろうか?
ピエロは、カッコいい。
そう思えるまでには、時間がかかる。
そんなこと、子どもの頃は分かるわけがない。
空中ブランコがカッコよく見えて、猛獣使いにハラハラして、
曲芸のお姉さんの艶やかさにメロメロになって、そして気がつくと、
その合間合間に、笑いとちょっとした芸で人を和ませるピエロの
カッコよさに気づくのだ。
サーカスに僕が来るのは、きっとこれが最後だろう。
子どもたちが訪れるのは、きっと今度は数十年後、
自分の子どもたちとだろう。
その時に、大人になった自分の子どもたちがピエロの素晴らしさに
気づいてくれたら、嬉しい。
帰りに、新しいクリスマスツリーを買った
子どもたちは、口々にサンタに貰いたいオモチャを連呼していた。
僕はクルマを運転しながら、ずっと苦笑いが止まらなかった。
一度目は、子どもの時に親といっしょに。
二度目は、親になって子どもといっしょに。
今日、サーカスに行って来ました。
人生で二度目。
親になって子どもといっしょに。
会場は、福山の広い公園の中(だったような気がする)
生まれて最初に見たサーカスも福山で開催された
サーカスだった記憶がある。
僕はちょうど僕の息子と同じ歳くらいで、
雨がザンザン降りの日で、サーカスの内容よりも
足元が泥だらけになって、ものすごく不愉快になった
ことの方が今でも強く記憶に残っている。
でも、あれから30年以上過ぎて訪れたサーカス会場は、
昔と違って、“見世物小屋”のような雰囲気はなく、
どちらかというと即席の“アミューズメントパーク”の
ような雰囲気だった。
寒風の中、朝一番から列に並んだ。
開演まで、まだ40分弱。
すると、団員の方が突然、列の横にやって来て、
ジャグリングをはじめた。
待ち疲れている僕らへの無償のサービスだ。
まるでオープニングアクトのようなこの出し物に、
自分の子どもはもちろん、周りの子どもたちも大喜び。
ほどなく開場~開演。
場内は、もちろん撮影禁止。
曲芸、猛獣使い、バイクの曲芸、そして空中ブランコ。
子どもたちは、そのパフォーマンスに立ったり座ったり
見上げたりして狂喜乱舞。
その合間のピエロのショータイム(余興か?)に大笑い
あっという間の2時間でした。
帰り道、娘と息子に「何が面白かった?」と尋ねると、
二人とも異口同音に「空中ブランコ」
たしかに
僕も6歳の時、初めてサーカスに来た時はそうだった。
でも、大人になって見たサーカスは違った。
30数年ぶりにサーカスを見た僕が一番面白く、切なく、
そしてカッコよく見えたのは・・・ピエロだった。
たぶん、今日、圧倒的に多かった家族連れの客の父親らしき
男の人たちは、きっと同じ思いの人が多かったのではないだろうか?
ピエロは、カッコいい。
そう思えるまでには、時間がかかる。
そんなこと、子どもの頃は分かるわけがない。
空中ブランコがカッコよく見えて、猛獣使いにハラハラして、
曲芸のお姉さんの艶やかさにメロメロになって、そして気がつくと、
その合間合間に、笑いとちょっとした芸で人を和ませるピエロの
カッコよさに気づくのだ。
サーカスに僕が来るのは、きっとこれが最後だろう。
子どもたちが訪れるのは、きっと今度は数十年後、
自分の子どもたちとだろう。
その時に、大人になった自分の子どもたちがピエロの素晴らしさに
気づいてくれたら、嬉しい。
帰りに、新しいクリスマスツリーを買った
子どもたちは、口々にサンタに貰いたいオモチャを連呼していた。
僕はクルマを運転しながら、ずっと苦笑いが止まらなかった。