りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

カタチを変えて帰ってきたのか。

2020-05-31 | Weblog
先日のブログにも書いたとおり、今日の午後、愛車・ツインをクルマ屋に持ち込み、手放してきた。

夕方に帰宅し、1台分のスペースが空いて無駄に広くなったカーポートを眺めて、あらためて16年もの長い間所有してきたクルマを手放したことを実感した。

まぁ、今は寂しくても、日々の生活を繰り返すうちに、気持ちも変わってゆくだろう、さ、また明日から頑張ってゆくか・・・と、玄関に入ろうとする前に、手前にあるポストを、ふいに開いた。

すると、これが入っていた。





届いたか。

これか。

物珍しさからか、すぐには開封せずに、生まれて初めて文明に接した原始人のように、上にしたりひっくり返したり真横から見てみたり。

なるほど。
ホントに〝布‘’なんだな。

それにしても、愛車を手放し帰宅した直後に眼にしたのが、到着ホヤホヤのこのマスクだったなんて。

よくドラマや映画で、登場人物が亡くなった後、その人の馴染みの場所にホタルとかがふいに現れて、「あ、帰ってきた」と涙するシーンがあるが、これじゃあ、まるでツインがマスクになって我が家に戻ってきたように錯覚してしまうじゃないか (ー ー;)

そんなバカなことがあるか。

こんな思いつきのような小さいマスクと16年も一緒に過ごした愛車を一緒にできるかよ(-_-+)

そうしてワタシは、クルマ屋に行く時に付けた不織布のマスクを顔から取り外すと、明日もこれを使うため、洗面台へ洗いに向かったのだった。
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さよなら、ツイン。

2020-05-29 | 家族
突然ですが、愛車・ツインを手放すことになりました。

購入から10年を迎えた頃から、具合の悪い箇所がポツポツと出てきて、その度に修理や部品の交換を繰り返し、ここ数年はある意味〝騙し騙し”乗り続けてきた。

しかし、今年に入ったあたりから、運転していると「もう走れないよ~(>_<)」と、まるで悲痛な訴えのような異音や振動が、エンジン、足回り、室内・・・といった具合に、ありとあらゆる箇所から聞こえはじめ、おまけに先週からは、エアコンの効きも悪くなってきた。

さすがに、もう、潮時のようだ。

所有年数 : 16年。
走行距離 : 180,000km。
車検の期限は、今月。

未練がましいけれど、せめてギリギリまで乗って手放そうと、今年の春先に決めた。





ツインには、走るための必要最低限の装備しか付いていない。

だから、快適に走りたければ、何もかも自分で調達しなければならなかった。

全塗装、サイドのホワイトライン、ダウンサスペンション、大径タイヤ、アルミホイール、レカロシート、BOSCOマフラー、オールドミニのルーフキャリア・・・etc.

下手をすれば、もう一台ツインを買えるほどのカスタマイズを施してきたおかげで、クルマのメカニズムにもずいぶん詳しくなった(笑)







しかし何よりも収穫だったのは、この希少なクルマを通じて、様々な人達と出会えたことだ。

キムさん、タツロンさん、RISKYさん 、ごんさん、URAさん、ぼのぼのさん、TAKEさん、みゃあ公さん、コナンさん、みずさん、Aniiさん・・・etc.

ワタシなんか到底敵わないほど、ツインに愛情を注ぎ込んでいる全国のオーナー達。

そんなみんなに会いたくて、年に一度、愛知県の知多半島で開催されていた全国オフ会『Twin Peaks』に、毎年せっせと通っていた時期もあった。







今思えば、こんなチョロQみたいなクルマで、毎年毎年、往復1,000kmもよく走って行ったもんだ。

しかし、目的地にはそれだけの道のりを走ってゆくだけの楽しみが待っていたし、何よりも、2シーターの小さなクルマでの一人旅は、最高に楽しく愉快だった。





今まで所有したクルマの中で、最も小さく、最も長く所有し、最も長い走行距離を走り、そして、最も面白かったクルマ。

これから先、あと何台のクルマに乗れるのか分からないけれど、これほど愛着が持てるクルマには、おそらくもう二度と出会うことはないだろう。





長い間お疲れ様。
楽しかったよ。
本当に、ありがとう。

では、最後のドライブへ、行ってきます。
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今年一番のマユツバ。

2020-05-03 | Weblog
実家に来ております。

毎年、GWは遠方で暮らす弟家族が帰省して来て、それに合わせて、同じ町内で暮らすうちの家族も顔を出して賑やかな時間を過ごすのだけど、さすがに今年はそうはいかず。

まぁ、それでもせめて・・・と思い、片付けとかも兼ねて、今日はワタシ一人だけ泊まりがけで顔を出したという次第。

夕食後にちょっと早いが布団を敷いて、トイレに行き、戻ってきたら、枕元にこれが置いてあった。



玉ねぎ。


家の中に居るのは、ワタシと母親の二人だけなので、これを置いたのは母親のはずだ。

何かのまじないか?
それとも、単なる置き忘れか?
それとも・・・まさか、まさか、まさか、目覚まし時計と思い込んで、コレを置いたのか? (ー ー;)

母親の年齢からして、最後の可能性が高いかもしれない・・・と、恐る恐る尋ねてみた。

なぁ、何だよ、これ?

母が言うには、夕食の席で〝最近、寝不足気味なんだ”とワタシが言ったので置いたのだそうだ。
テレビの健康番組で、「寝不足の時は玉ねぎを枕元に置くと良い」というようなことを放送していたらしく、母自身が寝不足気味だった時に試してみたところ、よく眠れたのだと言った。

今年一番のマユツバ(笑)

もしもワタシが10代だったら、〝わけわかんねぇコトしてんじゃねーよっ!”とか言って無碍にするところだろうけれど、さすがにいい年をしたオッサンがそれをするのは大人気ないので、〝あ、そうなの、ありがとう”と返事をしておいた(^_^;)

しかし、寝不足対策として、そんな話は聞いたことがない。
まぁ、それでも、ワタシが知らなかっただけかも知れないし・・・。

というわけで、今夜、ワタシは玉ねぎと添い寝します(笑)

深い眠りを得られたかどうかは、明日ご報告することにしましょう。

おやすみなさい。
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独裁スイッチ。

2020-05-01 | Weblog
連休3日目。

一昨日、昨日は、家の掃除をし、午後から釣りに行って(人が誰も来ない穴場です、念のため)過ごした。

今朝。
目覚めたら、今日も快晴。

どうしようか少し考えたのだけど、ちょっと出かけることにした。



久しぶりに昼間の渡船に乗ってみた。

いつもの日常ならば、この時間帯は通勤・通学の人々でまだそれなりに混雑しているのだろうけれど、船内にはワタシ以外に乗客はおらず。





毎年今ごろの季節には地元の人だけでなく、観光客も溢れる商店街も、同じく。

ただただ、スピーカーから流れる音楽が、アーケードの中空を漂っているだけ。

そんな商店街の中をしばらく歩いて、途中から山手に向かい、目的地の寺へ。

祖父母と父の墓参りへ。

父が亡くなってもうすぐ2年になるが、いつもは必ず家族の誰かが一緒で、ワタシ一人だけで墓参りに来たのは、今回が初めてだった。

大林宣彦監督の映画にも登場する、典型的な尾道の景色の中にあるお寺の墓地なのだが、予想はしていたが、ここも人が誰一人おらず。

「いやー、父さん大変だわ」

周りに誰もいないからか、それとも一人で墓参したからか、線香を手向けた後、墓に向かってごく普通にそう語りかけてしまった。

「まぁ、頼みます」

何を頼んでるのか自分でもよくわからないが、帰り際にも、墓石にそんな言葉をかけて後にした。

誰もいない渡船、商店街、墓地。


ふいに、ドラえもんの「独裁スイッチ」を思い出した。


ボタンを押せば、自分にとって都合の悪い人間や苦手な人間を瞬時に消せるという未来の独裁者が使った道具をドラえもんからもらったのび太が、例によってジャイアンやスネ夫を消してゆき、最終的には地球上の人類を一人残らず消してしまう。
最初は、世界の全てが自分のものになったと嬉々としていたのび太だったが、やがて街並みや風景は何も変わっていなくても、人とのつながりがなければ、自分一人だけでは生きてはいけないことに気づく・・・たしか、そういうお話だった。

当時小学生だったワタシは、拙いながらもこの物語から「人間関係」とか「世間」というものを最初に教えられたような気がしている。

今のご時世の〝人のいない風景”は、「独裁スイッチ」のそれとは目的も理由も違うけれど、実際に肉眼で漫画と同じような風景を眼にすると、どこかで誰かが本当に「独裁スイッチ」を押したんじゃないだろうか?と錯覚してしまう。

まぁ、考え方によっては、永田町にいらっしゃる独裁者っぽい人が押したとも言えないことはないけれども (^_^;)

行き帰りで、正味1時間程度の外出だったけど、そんなことを思ったということっス。

カレンダーでは、明日から正式な(という表現でいいのかな?)連休がスタート。

今年は言わなくてもよいのかもしれないけれど、それでも・・・みなさん、楽しいGWを。
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