りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

お義父さんへ。

2009-06-30 | Weblog
お義父さん。

あなたが天国へ旅立って、2ヶ月が過ぎました。
四十九日も無事終わりました。
あなたはもう川を渡っていったのでしょうか?

お義父さん。

生前のあなたは、本当に物静かな方だった。
お酒だけが好きで、自宅の居間でお酒を
傾けながら広島カープの野球中継を
テレビで見る事が唯一の生きがいのような方だった。

そんなあなただったからか、それとも僕が意気地なし
だっただけなのか、まともにあなたとお話をした事は、
本当に数えられる程度だったような気がします。
しかも、その内容も天気の話とか、カープの話とか、
景気の話とか、どうでもいいような生産性のない
上っ面の雑談ばかりだった。
今思えば・・・と、最近思います。
まるで、お互い、何かを牽制しあっていたのかな?と。。。

お義父さん、憶えていますか?
僕が初めてあなたの前に現れた日のことを。

あれは12年前の冬の日曜日だった。

まだつき合いだして間もなかったあなたの娘さんと、
僕は午後からデートの約束をしていた。
家に迎えに来た僕は、玄関の前であなたとバッタリ遭遇した。
玄関に立つあなたが自分の彼女の父親だということは、
別に直感が働かなくてもすぐに分かりました。

「あ、初めまして・・・◯◯です」
僕はハッキリと自分の名前を言ったつもりだったが、
今思うと、その声は少し震えていたような気がします。

「お前が、◯◯か!?よくも、まぁ、平然と家に来れたのう!!帰れっ!!!」

・・・と言われるかと思っていました。
しかしあなたは、僕の名前を聞いたとたん、思いっきり相好を崩し、
「ああ、これは、どうも、どうも、いやぁ、はははは・・・」と、
言葉にならない声を出して、玄関から娘さんを大声で呼んでくださった。
あの時、僕は全身の力が抜けました(笑)

僕と彼女は、順風満帆につき合いはじめたわけではなかった。
あなたの娘は、別の場所にあった“幸せの扉”を開けようとしていたのに、
言わば、僕はその直前に無理矢理彼女の手を握ってその扉の前から
強引に彼女を奪ったようなものだった。

あの時、僕が初めてあなたの前に現れた時、お義父さん、あなたは
本当に心の中まで相好を崩して僕を歓迎してくれていたのでしょうか?
せっかく娘が幸せになれそうだったのに、それをぶち壊した男と玄関の前で
鉢合わせた時のあなたの本心。。。。
いつか、そのことを、僕は尋ねたかった。

それから9ヶ月後、僕はあなたの娘さんと結婚しました。
その間も、あなたは僕らが進める結婚式にも披露宴にも新居への引っ越しにも、
何もいっさい口出しはしなかった。
いつも家にお邪魔しても、「おお、いらっしゃい」と言うと、
すぐにお酒を片手にTVのプロ野球中継に目をやった。

やっぱり、嫌われてるのかな。。。。

実は、あの頃、僕はあなた対してそう思っていたんです。

あれは結婚して2ヶ月が過ぎた頃でした。
妻の実家で夕食をご馳走になっていた時のことです。
カープが勝ったのか、それとも単にお酒を呑み過ぎたのか、
今では分からないけど、なぜかあなたは上機嫌だった。
いつもとは別人のように饒舌で、昔の写真や古い雑貨を
頼んでもないのに色々と見せてくれた。
そして、あなたはある物を僕に譲ってくれたんです。



それがこの時計だった↑
「◯◯君は、腕時計が好きなんじゃろ?これをやるけん」と、
酔っぱらったまっ赤な顔で、あなたは僕にそう言った。
今だから言いますね。
あの時、僕は、本当は今にも泣き出しそうなほど嬉しかった。
あの時初めて、僕はお義父さんに、妻との結婚を許されたような気がしたんです。
いただいた腕時計は、間違っても高級な時計じゃなかった。
古い、何十年も前の手巻きの腕時計だった。
でも、そんなことはどうでもよかった。
あなたが、僕に何十年も大切にしていた腕時計を、嬉しそうな顔で僕に
譲ってくれたことが何よりも嬉しかったんです。

あまりの嬉しさに、僕は何度もあなたに礼を言い、そしてお義父さんと同じくらい
酒に酔っていた僕は、調子に乗って
「お義父さんに“もしも”の事があったら、お義父さんの腕時計は僕が全部いただきますね」と
思わず口走ってしまった。
もちろんジョークのつもりだったし、その場にいた妻や義母も、僕のその言葉に明るい声で
笑った。

だけど、それがまさか、こんなに早く現実になるだなんて。。。。。。

葬儀の日、僕はあなたから譲ってもらった腕時計をして葬儀に出席しました。
数十年も前の時計のはずなのに、あの日、あの腕時計は、1秒たりとも止まったり
遅れたりしませんでしたよ。

そしてこの前の日曜日、家に行った時、お義父さんの腕時計が仕舞ってあった引き出しを
開けさせていただきました。
ものすごい数のアンティークの腕時計がありました。
正直、驚きました。
お義母さんが、「約束じゃけぇ、好きなのを持って帰りんさい」と少し寂しげに言われたのが、
今でも鼓膜に焼き付いています。
僕は、数多の腕時計の中から、2ついただくことにしました。
ひとつは SEIKOの、たぶん50年ほど前の小さな腕時計。
もうひとつは、しっかりとした男らしいデザインの腕時計。
ただし、両方ともベルトが劣化していたので、昨日、新しいベルトに交換しました。
それが一番上の写真です。

どうです?お義父さん。
見違えるようになったでしょう(笑)
革ベルトは、服とのコーディネイトが難しいし、どちらかというと、季節的には
秋冬にする方が似合うと思うので、出番はもう少し先になりそうです。
だから夏が終わって、長袖の季節になったら、いっぱい使わせてもらいますね。

欲を言えばキリがないけど、こんなに早くさよならするのならば、
もっともっと、あなたと話をしておけばよかった。
親子として、男同士として、夫同士として、そして同じ“愛娘”を持つ親として。。。
それだけが、今でも悔やんでも悔やみきれません。

今、僕が言える事はただひとつだけ。
お義父さん、ありがとう。
前にも書いたけど、天国からあなたの最愛のお義母さんや、可愛くて仕方がなかった孫たちを、
これからも見守ってください。
僕らも、時間があれば空を見上げますから。。。。

じゃあ、お義父さん、また。。。。
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クライアント募集中。

2009-06-29 | Weblog
とある旅行代理店に貼ってあった、沖縄旅行のポスター。


不覚ながら、思わず、見とれた


僕もこれでもグラフィックデザイナーの端くれ。
一生懸命がんばるので、こんなポスターを創らせてください!
創らせていただけるクライアント、絶賛募集中(笑)
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形見分け。

2009-06-28 | Weblog
今日は午後から妻の実家へ。

先月亡くなった義父の持ち物の整理をした。
しかし、73年も生きてきた人の所有物をたった半日で片付けられるわけがないし、片付けてもいけないとも思う。

ある引き出しの中から数え切れない数の腕時計が出てきた。
すべて義父の腕時計だった。
僕から見れば、すべてオシャレでシックなアンティーク腕時計。
中にはセイコーのレア物もある。
おそらく、購入から50年以上は過ぎているように見える。
きっと若い頃の義父が買ったモノに違いない。
その時計たちを眺めていると、若い頃の義父の姿がぼんやりと思い浮かぶ・・・。

その腕時計の中から、僕は2つだけ(写真の右側の2つ)いただいた。
オーバーホールまでするかどうかは分からないが、最低限ベルトを換えれば、今でも十分使える。


お義父さん、遠慮なくいただきますね。
ありがとうございます。

そしてお義父さん、また時間ができたら、あなたへの僕の気持ちを、ゆっくりとこのブログに書きたいと思う。
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甚平兄弟。

2009-06-28 | Weblog
先日、広島の友達で音楽ユニットで活動されている「おたぶ夫妻」(このブログのリンクにホームページがあります)のおたみさん(奥さん)から、携帯に写メが届いた。

写真には、龍のバックプリントされた甚平を着た幼児が
かわいいねぇ

おたみさんが言うには、お孫さんの初甚平らしく、着させた時にご主人のYABUさんと「そういえば、知り合いが自分のブログに、自分の甚平姿をUPしてたね」という話になったそうで、その甚平姿をブログにUPした“知り合い”の僕に写メを送った・・・というわけらしい(笑)
たしかに、今月の19日のブログに甚平姿をUPしました・・・(^-^;
まぁ、ちょっと年の離れた「甚平兄弟」ですな

だけど、どうして子どもの甚平姿はかわいくて、大人(特に僕の)甚平姿は怖いのでしょうか(笑)?


ちなみに、おたぶ夫妻、お孫さんがいらっしゃるけど、まだ40代です
ある意味、憧れだなぁ~。
若いおじいちゃん&おばあちゃん


おたぶさん、いつかライブでジョイントしましょうね
・・・もっとも私、最近ブルースハープをまったく吹いてませんが(^-^;
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好きな女性(ひと)。

2009-06-27 | Weblog
●小泉今日子
●水野真紀
●檀れい
●安めぐみ
●八木亜紀子
●本仮屋ユイカ
●宮崎あおい
●大場久美子
●芳本美代子
●杏子さん
●宇佐美ゆかり(笑)
●石田ひかり
●森高千里
●夏川純
●石井百恵アナウンサー(テレビ新広島)
●生野陽子アナウンサー(フジテレビ)
・・・とりあえず、思いつく限りの好きな女性を書き上げました
ハイ、思いきり酔っ払ってますが、何か(笑)?
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OH! HAPPY DAY

2009-06-27 | Weblog
朝から、懐かしい人に会った。
もう戻れないあの頃の、懐かしい昔話に大いに盛り上がった。


これから買い物にゆく。
目当てにしていたモノが入荷したのだ。それを取りに行く。


その後、友達に会いゆく。
最近、新しくできた友達。
大人になって出来た友達は、子どもの時とはまた違う感覚で接する事ができる。新しい発見もある。
会って話ができることが、素直に嬉しい。

そして、夜には「人志松本のすべらない話」がある(^O^)


今日は楽しい一日になりそうだ。
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ビールとマイコー。

2009-06-26 | Weblog
だんだんレギュラー化しつつある、ビール越しのテレビ映像の日記(笑)


別に、最初は気まぐれで書いたんだけど、なんか、このテの日記をUPした日に限ってアクセス数が微妙に上がるんだよ(爆)
みなさん、ヒマですかーっ←猪木風の口調で


今日のテレビの映像は、マイケル・ジャクソンです…
今から22年前の来日ライブ
ライブの数日後にテレビ放送したモノを録画したビデオテープ。
よかったよ、20年以上も大事に持っておいて…。
たしか、会場は後楽園球場だった。
東京ドームが出来たのは、この翌年だったはず。


画面の中でマイケルが、歌っている。回っている。踊っている。
やっぱり希代のスーパースターだったよ、マイコーは・・・(ToT)
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ビールとデ・ニーロ。

2009-06-25 | Weblog
またまた、一人でビール飲んでます


テレビには、以前ブログにも書いた映画「ワンス・アポン・ア・タイム・アメリカ」。


デ・ニーロの渋い演技もいいが、子役達の無邪気で明るい演技もいい。
そして、なによりも、1920年代のファッションがカッコイイ
キャスケット帽、買っちゃおうかな(笑)?


風呂上がり、ほどよく酔ってるりきるです
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さようなら、真木さん。

2009-06-25 | Weblog
コピーライターの真木準氏が亡くなった。

今朝の朝刊の片隅にその記事は載っていた。
思わず悲鳴に近い声を上げてしまった。

「でっかいどお。北海道。」(全日空)
「10歳にして愛を知った。」(ライオン)
「イマ人を刺激する。」(TDK)
「恋を何年、休んでますか。」(伊勢丹)・・・etc.

これらのキャッチコピーは、すべて真木氏が創ったモノだ。
広告業界の関係者でなくても、この4つのキャッチコピーを
挙げただけでも、同氏がどれだけ日本の広告業界に功績を
残したか、おのずと分かってもらえるだろう。

事実、真木氏は広告業界の巨人だった。
糸井重里、中畑貴志、川崎徹らとともに、日本の広告界の
一時代を築き上げた、僕にとってはまさに神様のような
クリエイターだった。

昨年、僕はとあるポスターコンクールに作品を制作して応募した。
最初はあまり乗る気ではなかった。
自分で見つけたのではなく、ある人に勧められて知ったコンクール
だったことも理由だったと思う。
しかし、応募要項の中に〈審査委員長/真木準〉という文字を見つけて、
気持ちが180°変換し、俄然、応募する気力が湧いてきた。
※蛇足だが、その作品は見事に落選したが。。。。

僕にとって真木氏はそういう方だった。

享年60歳。
あまりにも早すぎる。。。。。

真木氏のご冥福を心からお祈りいたします。
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スポッ、スポッ!

2009-06-24 | Weblog
たまにブログに登場する、愛車 のTwin君。

ご覧の通り、ルーフにキャリーを乗っけております。
このキャリー、旧型ミニの純正ルーフキャリアで、
ヤフオクでゲットしたもの。

元々かわいいスタイルの Twinを、もっと愛嬌のある
車にしたいがために、 Twinの納車の前から、
もうルーフキャリアを乗っけることを決めていた(笑)

まぁ、これには四国のTwin仲間のキムさんの影響が
かなり大きいんですけどね(^_^;)
キムさんのHP↓
http://homepage2.nifty.com/kazupapa_97/twin.htm

で、このルーフキャリアの足元はゴムの吸盤になっていて、
それでボディにくっ付いているわけです。
だけど、時間が過ぎるに連れて、風雨に晒された吸盤は、
見事にボロボロになるわけで。。。↓



で、そうなるとその都度、ネットで購入してきたわけです。
でも、そこは吸盤と言えども、ミニクーパーの純正。
意外と、というか、思いっきり値段が高い
たったこれだけのゴム吸盤が、なんと8,000円近くもするのだ
送料も含んだら、確実に福沢諭吉が飛んでゆく・・・(T0T)

Twinを購入してから5年。
不定期ながら何回か買い替えてきたけど、正直言って“これは痛いなぁ”と思い続けていた。
“ルーフ取ればいいじゃんか”という意見が聞こえてきそうだけど、
5年も乗っけてると、もうそのスタイルが目に慣れちゃって、
ルーフを取ったら、違和感があるんだよ。
なんか、カツラを取ったみたいでねぇ。
まぁ、そこら辺のコトは、「トクダネ!」の司会者にでも聞いてくれ(爆)
とにかく、痛い出費だけど辛抱して、今まで買い替えていたわけです。

・・・で、そんな話を先日の土曜日に再会した旧友に話したところ、
ものすごく普通の口調で、
「そんなの“100均”で買えばいいじゃん」と答えられた。。。
旧友の答えに合点のいかない顔を僕がしていると、旧友はこう付け加えた。
「トイレで使う“吸引カップ”を流用すればいいんだよ」
「吸引カップって。。。あの“スポッ!”ってヤツか!?」
「そう、あのスポッ!スポッ!ってヤツ」
「え~~!?そんなの大丈夫なの?あのスポッ!で???」
「お前、よく考えろ、ルーフの吸盤とスポッ!は、構造は全く同じなんだぞ。
あとは、ルーフの足のサイズとスポッ!の穴のサイズがジャストだと完璧

部屋の中を飛び交う、“スポッ!”という擬音と“穴”とか“サイズ”という言葉。
そこだけ聞くと、とても今年40歳を迎える男同士の会話とは思えない(爆)

翌日、それでも半信半疑で僕は100円ショップに行き、
スポッ!こと、吸引カップを4つ購入した。
そして、ポールとラバー部分を分解して、ラバー部分にはさみを入れ、
純正の吸盤と同じようなカタチに整えた↓



そして、装着。

お!おお!!おお~~!!!
いいじゃん!!
パッと見、純正の吸盤と遜色ないぞ
しっかり固定もしているし、安定感もある。



いやぁ~、毎回10,000円もかけていたところを、
なんと400円で済ませてしまった。
なんとも驚異的なコストダウン
旧友よ、グッドなアドバイス、ありがとうね
りきるも、いよいよ松居一代の域に達しはじめました(爆)
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