りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

光陰矢の如し・・・すぎる。

2018-09-19 | Weblog
今日、誕生日を迎えました。

40代最後の年。

それにしても、40代・・・・・・早すぎる(笑)

今から9年前。
40歳になった時に、上の世代の方々から“40代は早いよ〜”と半笑いで忠告されてはいたが、まさかここまで早かったとは。

さて。

どう足掻こうが抗おうが、50歳まであと1年。

予定では、酸いも甘いも噛み分けたイッパシの大人になって50歳を迎えるはずだったが、どうやらそれは難しい様子(笑)

ならば、せめてこの1年、眉間に深いシワを寄せる回数よりも、破顔して笑う回数の方が多い毎日を過ごせたら。
そうすれば、今と少しは違う自分が、その先で待っていてくれるような気がする。

大小重軽に関わらず、様々な選択が強いられる毎日を過ごしているけれど、どんな選択をしようが、選んだその道を正解にしてゆくような人生を、これからも歩いていけたら、と思っています。

今日は、たくさんの方からお祝いのメッセージをいただき、本当にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。

最後に、両親へ。
49歳になりました。
私を産んでくれて、本当にありがとう。




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夢の名残り。

2018-09-17 | Weblog
1ヶ月以上、このブログを放置していた。

その間、何も出来事がなかったわけではなく、実はその逆で。

まぁ、それもこういったところに書ける事と書けない事があるので何とも言えない感じですが (^_^;)

この連休の事を書けば、昨日今日は、実家にいた。

父が亡くなって、約3ヶ月。
「父がいない日常」にもようやく慣れはじめた感もあり、少しずつではあるが、家の中の片付けに手をつけはじめた。

実家は、今から約60年前に祖父が建てた家で、父のモノもあれば、30年前に亡くなった祖父母のモノもまだ残っている。
時間的にも心情的にも短時間で全てを処分する事は出来ないが、とりあえず家の中を身軽にするには、今がいい機会のような気がしている。
開かずの押し入れや何竿もあるタンスの中や裏の倉庫にいったい何が残っているのか、まずそれを把握しなければ。
だから、これからやろうとしているのは、「遺品整理」というよりも、「家の棚卸し」と言った方がよいのかも知れない。

そんな感じで調べていたら、2階のタンスの引き出しの中に、こんな本が眠っていた。



昭和40年代に発行された、旧日本軍の戦績に関する雑誌。
見覚えがある。父のモノだ。
ワタシがこの雑誌を初めて眼にしたのは、小学生の頃だった。
当時「宇宙戦艦ヤマト」が大ブームで、その流れで必然のように戦艦大和に興味を持ったワタシに、父がこの雑誌を見せてくれたのだった。

しかし、10歳前後の子供に本の内容など理解できるわけもなく、ワタシはこの雑誌に掲載されていた大和をはじめとした数多の戦艦の写真を「カッコいいなぁ」と単純にそう思いながら、嬉々としてページをめくっただけだった。

この雑誌類を久しぶりに眼にしたのは、父が亡くなった直後だった。
父の遺影に使う写真を探していた時にタンスを開けたら、この雑誌が引き出しの奥に昔のまま置いてあったのだ。

数十年ぶりこの雑誌類を眼にしたその時、素朴な疑問が浮かんだ。

父はいわゆる「戦争モノ」が好きだった。
映画は「戦場に架ける橋」や「大日本帝国」と邦洋問わずよく見ていたし、レコードも「軍歌大全集」といった分厚い冊子のようなレコードを持っていたし、おまけに、滅多に歌など歌わない人が、機嫌が良い時に口笛で口ずさむ歌は決まって「コンバットのテーマ」だった。

考えてみたら、おかしい。
幼い頃は、「僕のお父さんはそういう人なんだ」と自然に受け入れていたが、父は昭和15年生まれで、戦争に行くどころか、戦争の記憶もあるかないか・・・という世代なのだから。

その日の夜、父の亡骸が眠る横で、母にその事を尋ねた。
すると母は、こう答えた。

「お父さん、自衛隊に行きたかったんよ」

母が言うには、父は高校卒業時に自衛隊に入隊しようとしたのだが、肝心な身長が足りなくて、泣く泣く諦めたのだそうだ。

知らなかった。

当たり前といえば当たり前だが、ワタシら子供には、そんな事はひと言も話したことがなかった。

だがこれで、あの数多あった「戦争モノ」の理由も氷解した気がした。
戦艦大和の雑誌も、軍歌大全集も、ちょっと調子外れのコンバットのテーマも、それらは父の若い頃の「夢の名残り」だったのだろう。

こういったカタチで、父はまだ生きている・・・とまでは言わないが、家の中には、このような様々な「名残り」が至るところにまだまだ残っている。

気長に、焦らずゆっくりと、片付けていくことにします。
コメント (2)
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