りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

アートポスター・アーカイブス(1) 〈 It will rest. 〉

2024-05-31 | デザイン
これが、初めて投稿した作品だった。

データの作成日時を確認したところ、2006年3月の作成。
作品発表のサイト〈awesome! creaters shop〉に投稿するためにイチから作ったのではなく、ずいぶん昔に描いて放置していた人物のイラストを流用してデザインしたアートポスターだった。

人物のイラストを描いたのは、96年〜97年頃。
グラフィックデザインのツールソフト・イラストレーターで、なんとかデザインができるようになりはじめた頃。
おそらくこの男性のイラストも、その練習の一環という感じで描いたものだったのだろう。

サスペンダーにタバコ。
まだ80年代の余韻が残ってる(笑)

まぁ、10代の頃はこういうファッションが好きだったし、今でも許されるなら、こういう格好がしたい気持ちがないわけではない(笑)

淡い配色は、当時の好みだった。
最初に就職した広告会社が大型量販店のチラシ制作専門の会社だったので、どんなチラシをデザインしても信号機のような配色しかしなかったし、できなかった。
その会社を辞めてまだ数年しか経っていないこの頃は、パステルカラーのような原色以外の配色を渇望していたのだと思う。
でも今のワタシなら、パステルカラーではなく、ブラウンやワイン色のような燻んだ色合いの落ち着いた配色でリラックス感を出すような気がする。

タイトルの〈It will rest.〉は、日本語に訳せば〈休もう〉。

この手のタイトルは、その時の心境が滲み出てくるものかと思うのだが、当時のワタシは休みが欲しかったのか?
もう思い出すこともできないが、何かしら厄介なことでもあったのだろうか。
20代後半の頃に描いたイラストを使ってこのデザインを作ったワタシは、当時30代半ば。
さぁ、いよいよこれから!という年齢なのに。

まぁ、あれからずいぶん時を経た今でも、〈あー、休みてぇ〉というボヤキは、しょっちゅう口にはしているけれど。

そういう意味では、ワタシはブレていない(笑)
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よし、決めた。

2024-05-30 | デザイン

パソコンのHDDの中を整理していたら、ずいぶん昔に作成した作品群をみつけた。


すべて、クリエーターサイト「awesome! creators shop」で発表していたアートポスターたち。


時代的には、2000年代後半から2010年代初頭にかけての頃。

当時のワタシはグラフィックデザインを生業にして約20年ほど。

自分が出来ること、出来ないこと、やるべきこと、やりたいことが自身でもどうにか分かりはじめた頃で、とにかく、自分にどれだけの能力やスキルがあるのか知りたくて知りたくて仕方がない頃だった。


そんなワタシにとって、ネットサーフィン中に偶然みつけた「awesome! creators shop」というサイトは、作品発表の場としては格好&最適の場所だった。


しかし、全国のクリエーター・イラストレーター有志が作品を発表していたこのサイトも数年前に無くなってしまった。

そしてワタシがデザインして発表していたアートポスターたちも、サイトの閉鎖と同時にネットの闇の中に葬り去られてしまった。


よし、決めた。


今回、こうやって作品を久しぶりに眼にしたのも何かの縁なのかも・・・と思ったので、当時発表した作品を少しずつこのブログにUPしていこう。


今見ればまだまだ未熟で稚拙な作品もあるのだけれど、それらも含めてワタシの道程。

押入れから出した布団を乾干しするように、久しぶりに陽の光に当ててやれば、少しは供養になるかも(笑)


・・・というわけで、いくつかの作品をこの〈りきる徒然草。〉において、不定期ながらもUPしていこうと思います。

敢えて名前を付けるなら、〈りきる・アートポスター・アーカイブス〉といったところか。


まぁ、皆さんの日常生活の箸休め程度に見ていただければ幸いでございます🙇

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解散するんだってよ。

2024-05-14 | 音楽
先日、ネットのニュースで知った。

ホール&オーツ解散 ジョン・オーツに続きダリル・ホールも正式に終わったことを認める - amass

ホール&オーツ解散 ジョン・オーツに続きダリル・ホールも正式に終わったことを認める - amass

ホール&オーツ解散。ダリル・ホールは新しいインタビューの中で、ホール&オーツが正式に終わったことを認めています。ジョン・オーツも4月にインタビューの中で、ホール&...

amass

 

ワタシが彼らの音楽を聴いていたのは、中学生の頃だった。
というよりも、ちょうどその頃がホール&オーツの全盛期だったから、否応に耳に入ってきたので自然と憶えて自然と好きになっていった。
だから今でも彼らの曲を聴くと、パブロフの犬のように、80年代前半頃の自分や周囲の景色を思い出してしまう。

解散のニュースを知って、あらためて彼らについてWikipediaで調べてみた。

2人とも70歳をとっくに越えて、70代半ば。

年下のワタシからすれば、もうそんな年齢になったら、好きも嫌いも許す許さないも、何十年も連れ添った相方ならば、そういったことも全部ひっくるめて受け入れるような心持ちになるんじゃないかとも思うのだが。

その一方で、人間は70歳を越えようが80歳が近づこうが、やっぱり〈業〉とか〈欲〉とか〈エゴ〉といったモノは、簡単には消えない生き物なのかも知れない。

今回の解散劇は、あらためてそんなことを教えられた気がする(笑)



          ◆



そう言えば、ホール&オーツのライブには一度だけ行ったことがある。

今から20年近く前(今、Wikipediaで調べたら2005年だった)の広島公演。
上記したように10代の頃に好きだったから、コンサートの告知を眼にするや否や、反射的にチケットを購入した。

で、後日送られてきたチケットを見たら、なんと最前列のど真ん中の席番が記されていてたまげたことを今でもよく憶えている。

最前列で肉眼で眼にしたホール&オーツは、声こそレコードやCDと変わりないような感じだったが、風貌は全盛期の80年代のイメージが強かったからか、すいぶんお爺ちゃんになったなぁ、という印象だった。
でも冷静に考えれば、2005年頃の彼らは、今のワタシと同じくらいの年齢なのだ(笑)

一曲目は、「MAN EATER」だった。
それからヒット曲のオンパレードだったのだけど、後半に向かう頃から、何だか周囲に異臭が漂いはじめた。

いったい何の匂いなんだろう?と思いながら手拍子をしていたのだけど、ワタシから指呼の距離にあるステージ上をギターを弾きながらジョン・オーツが横切った時に、その匂いがワタシの鼻腔にMAXで入り込んで来て確信した。


あれは、ジョン・オーツの体臭だったのだ。


70年代から80年代前半にかけて何度も全米第1位を獲得した偉大なミュージシャンの体臭は、何だか咽せるような饐えた匂いでした(笑)


最後にワタシが一番好きな曲を🎵
〈Kiss on My List〉 Daryl Hall & John Oates


コメント (5)
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