りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

蘭。

2011-08-31 | Weblog
もう半月ほど前の話。

お盆に義兄(妻の兄)の家に行った時に、裏庭にスクーターが
放置されていた。
ずいぶん前から放置されていたのは知っていたのだが、今までは
それほど気にせずにいた。
今回、タバコを吸いに外へ出た時、何気なく近づいて、そのスクーターを
じっくり見てみた。

SUZUKIの「蘭」だった。

中学1年の時だっただろうか。
僕が初めてスクーターを運転したのは。
もちろんそれは公道ではなく、ドラえもんに出てくるような広場でだったが。

夏休みに祖母の家に行った時に、叔父が所有するスクーターを運転させて
もらったのだ。
叔父はものすごくフランクな人だったので、僕のお願いを聞くと「そうか、
お前もそういう年になったかぁ~」と、嬉しそうにニヤニヤしながら、
13歳の僕にスクーターの鍵を渡してくれたのだった。
そんな叔父と僕のやりとりを横で見ながら、真面目な性格の母が「もぉ~、
やめなさい、やめなさいってば!」と困惑顔で制止していたことを
今でもよく憶えている。

そのスクーターが、SUZUKIの「蘭」だった。

その時、広場で乗ったスクーターの爽快さは、今も忘れてはいない。
結局、僕はそれほどバイクには傾倒しなかったけど、クルマが好きな理由の
ひとつに、この時の「これさえあれば、どこにでも、どこまでも行ける!」と
いう、それまで経験したことがなかった快感が、今も身体のどこかに息づいて
いるのかもしれない。

意外な場所での意外な再会。

また、スクーターに乗ってみたくなってきた(^_^;)
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運転したど―!!!!

2011-08-28 | Weblog
昨日は、中学時代の同級生たちとプチ同窓会で。

その参加者の中に、現在岡山に暮らしている女性が
いたんだけど、事前に連絡をとったら、クルマで
帰って来るとのことだった。
彼女の愛車はオールドタイプのミニクーパーだった。

乗せてもらった。
もう、ほとんど強要&無理矢理状態で(爆)

飲み会の予定時間より少し前に待ち合わせていたら、
その場所にモスグリーンのオールドミニがトコトコ
トコトコと現れた。

久々の帰郷となったので、地元に住む僕としては
「おかえり~」ぐらいのねぎらいの言葉をかけてあげても
よかったのに、目の前に現れたオールドミニに完全に目を
奪われて、口から出る言葉は「ほぉほぉほぉ~」とか
「ひゃ~」とか「うっは~」という、意味不明な感嘆の
声ばかり。

さっそく、助手席に乗ってブラリとドライブ。

昔からオールドミニに乗っている友人知人は周囲に何人も
いたし、そのクルマに乗ったことがあったんだけど、
よく考えたら、動いているオールドミニに乗ったのは、
これが初めてだったのだ。

サスペンションが不安定でよく揺れる・・・というのが
良し悪しにつけてオールドミニの特長のように言われて
いたが、思ったほど揺れは感じなかった。

音がいい。
オーナーの彼女も言っていたが、マフラーから聞こえる
「ドォロドォロドォロ・・・」というオールドミニ独特の
排気音が、“あぁ、今ミニに乗っているんだなぁ”と実感させる。

海岸沿いの道路に停めて、しばらく外観をシゲシゲと眺めながら
オールドミニについて徹底的に質問攻め。

やっぱり、いいよ。
僕も欲しかったもん。

24、5歳の頃、本気で購入しようとしたけど、諸事情で国産車に
変更したことが、今でも喉の奥につっかえた魚の骨のように
残っている。

クルマだけでなく、どんな事でも後悔は少ない方がいい。

帰り道、運転していいか?と彼女に尋ねたら気兼ねなく快諾
してくれた。

初体験だ。
人生初めてのオールドミニの運転。

エンジンキーに鍵を差し込む。しかし鍵が小さいためか中々
上手く穴に入らない。少し焦りながらも何とか鍵穴に収まった。
やはり・・・初体験である(笑)

このオールドミニは、MTだ。
最近はAT車ばかり運転しているので、クラッチやシフトチェンジの
感覚を自分がまだ憶えているか少し不安だったが、別にエンストを
起こすこともなく、スムーズに運転できた。
シフトレバーの入れ方は少しコツがあるように感じたが、クラッチ
の加減は、国産よりも簡単なように思えた。
国産車は半クラッチの加減というか範囲が明確すぎるほど明確だから、
少しでもそこからズレると、容赦なくエンストしてしまう。
それに比べて、もしかしたらオールドミニの半クラッチは加減や範囲が
広いか、曖昧なのかもしれない。
結局、僕が運転中、一度もエンストをさせることはなかった。

ただし、やっぱり慣れないのがワイパーとウインカー。
国産車は、右がウィンカー、左がワイパーだが、まがいなりにも
オールドミニは外車なので、それらの位置が逆なのだ。
もう、交差点の度に、何度ワイパーを動かしたことか(笑)

1時間余りの、念願の初運転。
小さくて古いクルマが好きな人間としては、小さな夢がやっと達成された。
Yちゃん、ありがとうね。

さぁ、次はフィアット500とスバル360だ!
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引き際。

2011-08-25 | Weblog
今朝、出勤のために玄関から出て、思わず“お?”と空を見上げた。

蝉の鳴き声がまったく聞こえなかったのだ。

昨日まではあんなに五月蝿かったのに。

それがパッタリ。

たった1日で。

驚いた。

紳助さん同様、蝉の引き際にも驚いた晩夏の朝。

(写真は本文に関係ありません)

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引退。

2011-08-24 | Weblog
何はともあれ、とにかく驚いた。

昨日は午後9時過ぎにウォーキングに出かけ、
1時間ちょっとして帰って来て、風呂に入り、
PCを起動させてネットにアクセスしたら、
このニュースが飛び込んできた。

ニュースを見る限り、僕がウォーキングを
している最中に、引退会見が開かれたみたいだ。

以前から色々と黒い噂はあったようだが、
それが明るみになった・・・というところか。

これでお笑いの世界も一気に世代交代が進むのだろうか。
それにしても、この人が芸能界からいなくなるのは
とてつもなく大きな穴があくことになるな。
その穴を埋めることはできるのだろうか。

それにしても。

彼が所属する吉本興業は、「このような行為は、
社会的影響力の高いテレビ等のメディアに出演
しているタレントとしては、その理由を問わず、
許されないものであります」とコメントしているが。

芸能界って、そんなにクリーンじゃなきゃいけない
世界なのか?
それ以前に、黒い噂がなければ、クリーンなのか?

だったら、あの美空ひばりの立場はどうなんだ?
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俺の仕事。

2011-08-23 | Weblog
独身時代から結婚した現在まで、必ず自分でやっていることがある。

アイロン。

自分のシャツやパンツ(チノパンとか)は、必ず自分でアイロンする
ようにしている。
それはなぜかというと、妻が僕の服を汚らわしく思って一切アイロンを
してくれない・・・というような、哀しい理由があるわけではない。

単に、好きなのだ。

食事はもちろん、掃除や洗濯など家事全般はまったく苦手で、それらは
ほぼ妻任せなのだが、アイロンだけは別腹である。
なぜなのか分からないが、シワクチャなモノがスパッとキレイになる
さまに、無性に快感を憶える(笑)

それでも、新婚当時は甲斐甲斐しく妻がアイロンしてくれていたのだが、
僕が自分から能動的にアイロンをすることに気づくと、妻もそれに味を
しめたのか、いつの頃からか、子どもや自分の洗濯物を片づけた後、
アイロンが必要な僕の洗濯物だけを、ポツンと定位置に淋しく置いておく
ようになった。

それらを集めて、みんなが寝静まった夜更けのリビングで、僕は1人、
ニュースやDVDをテレビで見ながらアイロンをかけている。

これが意外と気分転換になるのである。

酒やタバコで日ごろのストレスを発散するのもいいが、こういう行為で一日の
ストレスや疲れが軽減できるのだから、我ながら一石二鳥でいい性格をして
いると思う。

水を注入して、ボタンを「中」にして、スチームに切り替えて、
今夜もせっせと、アイロン。

家でやってる、もうひとつの、俺の仕事。
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はだしのゲン。

2011-08-22 | Weblog
我が家の本棚に、漫画「はだしのゲン」の単行本が数冊ある。

2巻から5巻くらいまでで、ストーリーとしては原爆投下直後から
終戦の混乱期のあたりだ。
いつどこで購入したのか、今ではハッキリ憶えていないほど
昔に購入した。おそらく独身の頃だと思うが、その後結婚して
住居を何度か変わったのに、本棚の中にしっかりと収まっている。

先日、何気なく、本棚に手を伸ばしページを開いた。
そしたら、久々に目にしたからか、ハマってしまった。
それは、掃除をしていたら懐かしいアルバムが出てきて、
思わず掃除を中断してしまい、そのままアルバムをめくるのに
没頭してしまった感覚に似ている。

リビングに単行本を持って降りて読んでいると、漫画好きな
娘が尋ねてきた。
「何を読んでいるの?」
僕が表紙を見せると、「読ませて読ませて」とせがんできた。

その時、僕は少し躊躇した。

それは、自分の漫画だから娘に読ませるのが惜しかったわけではなく、
恐がりな娘には、ちょっと刺激が強すぎるのではないか?と心配したからだ。

読まれたことがある方ならご存知だろうが、この漫画の中の原爆被害の
描写は、あまりにもリアルだ。
事実であるといえども、原爆にあった街や人々の凄惨な姿がこれでもか
これでもか、と描かれている。

小学生の時に、僕が初めて「はだしのゲン」を読んだ時、そのあまりにも
リアル(というよりも、これは本当の出来事なのか?と半信半疑だったような
記憶がある)な描写に、それまで漫画から受けたことがないほどの恐怖や衝撃を
まともにくらった。
だから、それからしばらくは単行本を見ることを避けていた時期もあった。
きっと軽いトラウマになったのだと思う。

大人になり、その軽いトラウマも癒えて、自身で単行本を買えるようになり、
上述したようにいつまでも本棚に置いていても、自分から子どもたちに見せる
ようなことはしなかった。
むしろ、子どもの頃の自分と同じような“トラウマ”にならないように、避け
させていたようなところがある。

しかし今回の一件は、リビングへ漫画を持ってきた自分が悪いのだし、娘も
今週末には12歳になる。
半分、とは言わないまでも、1/3程度は大人だろう。
僕は、読み終えた2巻を娘に渡した。
「はだしのゲン」の2巻は、原爆投下直後の広島市街が延々を描かれている、
この漫画の中でも、もっとも凄惨な巻である。

しかし、僕の心配は杞憂に終わった。
娘は、没頭したように読みふけりはじめた。

2巻が終わると3巻、4巻と読み進む。
あっという間に読み終わると、続きが読みたいと要求してきた。
仕方ないので、昨日、図書館に行って、数冊借りてきた。

おそらく今日、娘は夏休みの宿題そっちのけで「はだしのゲン」を読みふけっているだろう。
小学6年生の彼女が、何に惹き込まれてそこまで没頭してしまったのか、僕には分からない。

ただ、僕自身もこの歳になっても、何度読んでも惹き込まれているわけだから、
彼女なりに、そこに“何か”を感じて、ハマってしまったことは間違いない。

ちなみに僕は、今回、昔とは少し違った感覚で読めた。

子どもの頃は、それこそ原爆被害の凄惨なシーンや主人公のゲンや弟分の隆太の活躍が
見もので読んでいたのだが、大人になって読む「はだしのゲン」は、終戦直後の混乱期に
ゲンをはじめ登場人物たち、いわゆる普通の庶民が徹底的に理不尽な境遇にさらされ、
それを心の底から憤怒しながらも何とか自分の力で立ち上がる姿ばかりが印象に残った。

単に、大人になって視点が変わった・・・というのではないような気がする。

いつまでたっても国民に目を向けない政治。
放射能の恐ろしさを徹底的に隠し通す政府とアメリカ。
そのしわよせをすべて被らされる、普通の生活を営んでいた国民。

そう。
何も、変わっていない。
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14時間。

2011-08-21 | Weblog
今、8月21日・日曜日・午後2時36分。

30分前に起きた。
昨夜就寝したのが、午前0時頃。
約14時間、寝ていたことになる。

普段はこの半分程度だから、倍の睡眠時間だ。
こんなに、長い時間寝たのはどれくらいぶりだろう。
それだけ疲れていたのか、それとも単に怠惰なだけか。
さすがにこれだけ長時間寝た後は、頭の中が真綿に
なってしまったようにフアフアしている。

テレビをつけたら、24時間テレビを放送中。
こちらは、14時間睡眠。
・・・別に対抗したわけではないが。
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工作活動。

2011-08-20 | Weblog
写真は、とある古い木造アパートに掲げられていた看板。

二つ目と三つ目の注意書きは理解できるが、一つ目の
注意書きに首をかしげてしまう。

工作????

この看板を掲げた家主の言うところの“工作”とは、
模型とかそういう類のモノを指しているのだろうか?

それとも、もっと大きな、たとえば国家的な“工作”の
ことだろうか?

どっちだろう?

もっとも、それ以前にこのアパートは、今は誰も住んで
いない様子だけど。
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徒然なるままに。

2011-08-19 | Weblog
今朝は、思わず「え?」と声をもらしてしまうほど、涼しかった。

いよいよ今年の夏も終わりが近づいているのだろう。

今日は金曜日。

明日と明後日は休み。

先日、盆休みが終わり、重い身体をなんとか起こして働きはじめて、

やっとエンジンがかかりはじめた・・・と思ったら、また休み。

本調子に戻るまで、もう少し時間がかかりそうだ。

・・・ここまで書いて、思った。

我ながら、贅沢な悩みをのたまっている、と。

世間では、夏休みが取れない人、土日も働いている人、失業中で

働きたくても働けない人がいっぱいいるのに。

でも、その一方で、こうも思う。

俺は俺だ、と。

・・・う~ん、やっぱり本調子じゃないようだな。

何が言いたいのか、自分でもサッパリ分からない。

こういう時こそ、このブログのタイトルにも掲げているように

「なるようになるさ」を信条に過ごすべきなのかもしれない。

それこそ、徒然なるままに・・・。
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雲が生まれる場所。

2011-08-18 | Weblog
ふと、思い出した。

10年前の今ごろ、僕は信州にいた。
信州の安曇野の辺りにいた。

当時、ちょっと精神的にダウンしてしまい、仕事を休職した。
家族と離れ、クルマで国内を一人で旅した。

山陰から日本海に沿って一路北上し続け、北陸から信州に入った。

信州は、高校の修学旅行以来だった。
その時は志賀高原でのスキー合宿だったので、安曇野へ訪れたのは、初めてだった。

なだらかな高原がどこまでも広がり、その向こうには日本アルプスの山々が
天を刺していた。

穂高岳、槍ケ岳、乗鞍岳・・・中国地方のなだらかで鈍角な山々とは違い、
急峻で威容を誇る鋭角な山々は、いつまで見ていても飽きなかった。

山頂付近で白い雲が湧き立つ。

見方によっては、山が白い煙を吹き出しているようにも見える。
しかし、それらは当然、活火山ではないので、噴火ではない。
日本海から流れ込んだ空気が山々にぶつかり、次々と雲が生まれているのだ。

雲が生まれる光景を肉眼で見たのは、おそらくこの時が初めてだった。

風は、絶えず流れているんだな。
雲は、絶えず生まれているんだな。

そうか。
すべてのものは、絶えず動き続けているんだ。
同じものは、何ひとつないんだ。
変わらぬものは、何ひとつないんだ。

僕はその光景を安曇野の高原にクルマを停めて、いつまでも眺めていた。
牧歌的な景色の中で、いつまでも眺めていた。
じっと、じっと、動きを止めて。
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