りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

客寄せパンダ。

2020-08-26 | 家族
今日のお昼。
会社の近くの洋菓子屋さんへ行ってきた。

この洋菓子屋さんの隣りは、ワタシがここ20年来お世話になっているカーショップ。
お店に着いて、ふと隣りのカーショップの方を向いたら、目が合ってしまった。





思わず、洋菓子屋さんからカーショップの店頭に駆け寄る。





5月末に手放した、ワタシのTWIN。

てっきり、もう廃車になってどこかに行ってしまったものと思っていたが、まだ置いてあった。

パっと見た限り、汚れや埃もなく、ワタシが所有していた頃と見映えは変わっていない。
この3ヶ月間、他の展示車と同様に、ちゃんと掃除をしてもらっていたようだ。

しかし、雰囲気的に“商品”として置いてあるようには見えなかった。
登録を抹消してナンバープレートがない状態なのに、店頭の目につくところに置いてあることを考えると、どうやらアイキャッチ・・・いわゆる「客寄せパンダ」として置いてあるようだ。

実際、売り物とは別に、ビンテージの旧車やカスタムを施した個性的なクルマをショールームや展示場の目立つ場所に置いているクルマ屋もチラホラ存在する。
ワタシが贔屓にしているこのカーショップも、数年ほど前まで、唸るようなカスタマイズを施したダイハツミゼットを店頭に置いあった。

そうか。ミゼットの変わりか(笑)

紛いなりにも稀少車で、そのフォルムもマンガの世界から飛び出してきたようなクルマだ。
たしかに集客のためには、うってつけのような気がする。

そんなTWINの姿を目にして安堵したというのが、正直な気持ち。
16年乗り続けたクルマだ。
手放して即スクラップ工場送りにされたのでは、あまりにも忍びない。
「第2の人生」なのか「余生」なのかは分からないけれど、とにかく、どんなカタチでもいいから、まだこの世に存在していてくれるだけでありがたい(笑)



                                ◆




話を最初に戻します。

今日、洋菓子屋に行った目的は、娘の誕生ケーキ。
21歳という、もうお祝いする義理はないような年齢になったのだけど、一応、まだ一緒に暮らしているので仕方がない(笑)

そんな娘は今、自動車教習所へ通っている。
今夏のうちに、普通自動車免許を取得する予定。
洋菓子屋に到着する直前、娘からLINEが送られてきた。

今日、どうにかこうにか、やっとのことで、なんとか、仮免許を取得できたそうだ。

・・・ということは、これからあの娘も路上教習に出るのか。
・・・大丈夫か(笑)?

大学を卒業したらいったいどうするのか、本人はぼんやりと考えているのかもしれないが、親のワタシ達には、まだ皆目見当がつかない。
しかし、仮に卒業後もこの辺りで生きてゆくつもりなら、運転免許は必須。そしてクルマも必須。

数年後、もしも娘が自分のクルマを購入することになったなら、その時には、長年お世話になっているこのカーショップにも来ることになると思う。

その時も、今日のように「客寄せパンダ」のTWINがワタシたちを迎えてくれたら、ちょっと感慨深いかも知れない。
コメント (2)
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いのちの日。

2020-08-06 | Weblog
昨日は、息子の誕生日だった。

誕生日といえど、17回目で、すでに父よりも立派なスネ毛が生えているような野郎の誕生日。

そうなると、夕食の料理がいつもより豪勢ということも、ゲームや恐竜図鑑のようなプレゼントもなく (本人も〝なーんも要らんよ”と)

ただそれではあまりにも可哀想ではあるので、ケーキだけは買って帰った。



デコレーションケーキではなく、ロールケーキ・・・って言うのか?

誕生日のケーキとしては、ちょっと方向性が違うかなぁ・・・思ったのだけど、食べてみたら、コレが正解だった。

美味いのなんのって😋

息子だけでなく、妻と娘にも大好評。
バカ舌&貧乏舌と虐げられてきたワタシも、やるときゃやるのだ(笑)



          ◆



今日は、8月6日。

広島県民にとっては、特別な日。

ワタシの父の従兄弟の家族は、平和公園の対岸、現在のNHK広島放送局辺りに家があったそうだ。
4人家族だったという。
しかし、75年前の8月6日以来、いまだに骨の一片も見つかっていない。

通勤途中に、8時15分を迎えた。

路肩にクルマを停め、西の空に向かって手を合わせた。



          ◆



夕方、仕事の帰りに実家に寄った。

片手に小さな花束。

今日は、母の76回目の誕生日。

上記の通り、嫁ぎ先の親戚が原爆で亡くなっており、そんな祖父母や父に遠慮していたのだろうか、ワタシが子供の頃は、母の誕生日を大々的にお祝いした記憶がない。

それどころか、母の誕生日をまともに知らなかったのではないだろうか。

だから、こうやって細やかながらもお祝いできるようになったのは、本当につい最近のような気がする。

コロナの勢いが止まらないだとか、お盆の墓参りの予定だとか、近所の仲の良いおばさんのことや・・・誕生日だからといって、交わす会話の内容はいつもと変わらず(笑)

そんな他愛もない会話を終えた帰り際、母がこう言った。

「お父さんとは4歳違いだったけど、今日で2歳違いになっちゃったねぇ」

どう返事をしていいのか一瞬分からなくなったが、

「ああ、そのままお父さんより年上になってくれ」

と言って、ワタシは実家を後にした。



          ◆



こんな感じで過ごした昨日と今日。

毎年、この2日間は、「いのち」について自分なりに考えているような気がする・・・と書くと、さすがにちょっと大仰かσ(^_^;)

しかし自身の誕生日以外で、生まれたこと、生きていることに、真摯に対峙できる時間を持てることは、ある意味、幸せなことなのかも知れない。

暑さ以外にもいろいろ厄介なこともありますが、
どうか皆様もご自愛を。
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