林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

リフレッシュ休暇北海道一周の旅20.

2008-12-25 | 鉄道・旅行
  20.札幌市電と札幌市営地下鉄の取材-さよなら北海道

北海道の最後の朝は再び良い天気になっていた。
6:00a.m.に起床してシャワーを浴び、7:30a.m.頃チェックアウトする。
旅行用バッグをコインロッカーに預け、「北海道フリーパス」で入場し、
ホームにある「弁菜亭」で天ぷらうどん400喰う。
今日は寝台特急「北斗星」で上野に帰るが、
それまでの時間、札幌市電の車両取材と、未取材の電停取材を敢行する。
まずは札幌市営地下鉄の切符売り場に行き、共通1DAYカード1,000を購入する。
地下鉄、市電の全線と一部区間のバスが利用できるカードである。
これを使用し、地下鉄南北線でさっぽろからすすきのまで行き、
いよいよ札幌市電の取材開始である。
地上に出てすすきの電停から250形251号車で電車事業所前電停まで行き、ここで車両取材する。
M100形101号車が営業運転から車庫に戻るところを偶然取材できる。
この車両は1961年に製造された“親子電車”の親の方である。
“M”は“Motor”の略で、電動車の意味である。
この親子電車はこのM100形にTc1形Tc1号車を連結させて2両で運転できるようになっている。
“Tc”は“Trailer car”の略である。
M100形は両運転台で単独でも運転できるようになっているのに対し、
Tc1形は片運転台で運転台の反対側に連結装置が付けらていて、
ラッシュ時にM100形と連結して2両編成として運用された。
しかし連結と分離に手間がかかることから連結されたままで運転されることが多く、
貫通型でないために料金徴収や方向変換などに手間がかかり、
現在ではTc形は廃車となり、博物館で保存されている。
M100形も1両しか存在せず、普段は車庫で眠っていることが多い。
旧塗色のままで営業運転されているM100形は貴重な存在である。
ここでしばらく車両取材したあと、8520形8522号車で行啓通電停に行って電停取材、
8500形8501号車で山鼻9条電停に行って電停取材、
220形222号車で東本願寺電停に行って電停取材、
3300形3301号車で資生館小学校前電停まで行って電停取材する。
資生館小学校前電停から240形244号車で電車事業所前電停まで行って再び車両取材し、
240形243号車ですすきの電停まで行き、ここで地下鉄南北線に乗り換えて中の島まで行く。
昼食は札幌中の島にある「すみれ札幌本店」に行く。
以前に2度来たことがあり、地図をプリントアウトしてこなかったが、ちょっとだけ迷ってしまった。
「すみれ札幌本店」は0:00p.m.前なのに既に店の外まで行列が出来ていた。
しばらく待って入場し、味噌ラーメン850+チャーシュー200を喰う。
独特の濃厚な味噌味のスープには油が浮いていて、そのために最後まで冷めずに喰うことが出来るのだという。
昨日の昼、夜と味噌ラーメンだったので少し食指気味だったが、
それでも“すみれ”の味噌ラーメンは特別である。
満腹で店を出て再び中の島まで行き、地下鉄南北線で終点の真駒内まで行く。
札幌市営地下鉄3000形の車両取材のためである。
真駒内から大通まで戻り、ここで東西線、東豊線の車両取材する。
大通はさっぽろの隣の駅であり、札幌市電の3つの路線の乗換駅となっている。
大通は札幌市電西4丁目電停の乗換駅にもなっていて、
ここから240形248号車で電車事業所前電停に行き、車両取材する。
ここで時間いっぱいまで車両取材し、3300形3303号車ですすきの電停まで行き、
地下鉄南北線でさっぽろ駅まで戻り、JR札幌駅に行く。
お土産などを購入してコインロッカーから荷物を取り出し、売店で駅弁「ふらの和牛弁当」1,130を購入する。
帰りの寝台列車「北斗星」ではディナータイムの予約をしていないため、夕食用に購入した。
さらにホームの立ち売りで明日の朝食用に「SL弁当」1,120を購入する。
立ち売りと云っても正確にはワゴンで売っている。
さらにビールも購入して準備万端整ったところに、
DD51型ディーゼル機関車の重連に牽引された寝台特急「北斗星」が入線してきた。
いよいよ北海道とも別れを告げ、上野への旅が始まるのである。

2008/12/13 21:48

画像:札幌市交通局電車車両センター内のM100形M101号車 撮影時刻 2008/11/17 09:17:10
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リフレッシュ休暇北海道一周の旅19.

2008-12-25 | 鉄道・旅行
  19.札幌「大心」の味噌ラーメンと北海道最後の夜

今回の旭川駅での滞在時間は2時間16分である。
何故そんなに時間を取ったのかというと、
16:05に旭川を出発する特急「旭山動物園号」を取材するためである。
この列車はキハ183系5料を充当した特別列車で、
原則として休日に運転される。
行動展示で全国一の人気を誇る旭山動物園へのアクセス列車として運転されている。
しかも車体は動物たちのイラストがラッピングされている。
1号車はホッキョクグマ号、2号車はオオカミ号、3号車はライオン号、4号車はチンパンジー号、
そして5号車はペンギン号となる。
既に日は傾いていて夜撮となってしまったが、それでも何とか車両取材することが出来た。
この列車を見送り、少し夜撮の練習などをして17:12の特急「オホーツク6号」の到着を待つ。
それでも少し時間が空いてしまったため、旭川駅内ある「Cafe Express」でブレンド\250でブレイクする。
朝にもコーヒーを飲んでいたため、この旅8杯目のコーヒーとなる。
網走からやってきた「オホーツク6号」は1時間33分で終点の札幌に到着する。
グリーン車に乗ったためにアテンダントがドリンクサービスのメニューを持ってきた。
やはり今回もまたコーヒーをオーダーする。
今日、3杯目、この旅9杯目のコーヒーである。
札幌に到着し、まず北海道どさんこプラザ札幌店に行ってお土産を買って宅配便で会社に送る手配をする。
駅弁を買ってホテルで喰おうと思ったが、「SL弁当」が売っておらず、
仕方がないので駅ビル「ESTA」内の「札幌らーめん共和国」に行き、
その中の「さっぽろ大心」に入る。
ここは札幌を中心とした北海道のラーメン店を集めたラーメンテーマパークで、
8店舗の中で味噌ラーメンが美味そうなこの店に決めた。
昼も味噌ラーメンで、しかも3:00p.m.過ぎに喰っているので、
まだ胃の中に昼の味噌ラーメンが残っている段階での再びの味噌ラーメンはちょっときついが、
それでも味噌ラーメンを喰いたかった。
オーダーは本場みそラーメン\750で、
最初に小さなすり鉢に入った白胡麻が運ばれ、
店員が「ラーメンが出来上がるまで胡麻を擂ってお待ちください」と云ってすり鉢を置いていった。
云われたとおり、すり鉢で胡麻を擂りながら、ラーメンが出来上がるのを待つ。
運ばれてきたラーメンに胡麻を入れて喰う。
濃厚な赤味噌中心のスープに具はチャーシューとメンマ、キクラゲなど。
昼もラーメンで少し凭れていたが、それでも完食した。
おつまみなど買ってホテルに戻り、ビールを飲む。
そして11:00p.m.過ぎには寝てしまう。
考えてみればこれが北海道最後の夜であった。

2008/12/06 18:50

画像:札幌駅ビル「ESTA」内の「札幌らーめん共和国」 撮影時刻 2008/11/16 20:05:06
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リフレッシュ休暇北海道一周の旅18.

2008-12-25 | 鉄道・旅行
  18.北海道縦断普通列車の旅と旭川「梅光軒」の味噌ラーメン

根室本線幾寅駅は映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地として有名な駅である。
しかも凄いことに、この駅の看板は「幌舞」となっているのである。
北海道にありそうな駅名であるが、実際にこういう名前の駅はない。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」の中に出てきた架空の駅なのである。
映画のロケ地としてオープンセットを残すのはいいが、
撮影時に使った架空の駅名表示板まで残されているのである。
これはたぶん全国でも例のないことだろう。
言い換えれば嘘の駅名が鉄道会社公認のもとに付けられているのである。
それほどまでにこの映画がこの地に残した財産が大きいのかもしれない。
幾寅から一端下り列車で一つ前の落合まで戻る。
ここで7分の乗り換え時間の間に駅舎取材を強行する。
この落合は無人駅だが列車交換が出来るように相対式2面2線の線形で、
しかもちゃんと跨線橋まで設置されている。
落合で再び上り列車に乗り、53分掛けて富良野まで行く。
富良野での乗り換え時間はわずか4分で、勿論駅取材をしている時間はない。
この駅は以前訪れたことがあり、既に取材済みのためにそのまま乗り換える。
富良野から富良野線に入り、38分掛けて美瑛に行く。
美瑛での乗り換え時間は33分である。
この駅に着く頃になると既に雨が止んでいた。
この駅は石造りの駅舎として重厚な外観であり、それだけで名所となっている。
またテレビのCMやモーニング娘。のプロモーションビデオに使われるなど、
CMやプロモのロケ地としての価値もある。
さらに美瑛にはセブンスターの木をはじめ、おおくのCMロケ地が有名である。
かつてたばこの「セブンスター」のパーケージのモデルとなった木が近くにあるということだったが、
乗り換え時間が33分しかないために見学は断念する。
駅舎取材のあと、近くにあったコンビニでパンを購入し、駅の待合室で喰う。
近くに食堂もあったが、さすがに33分で駅舎取材も丁寧にするとなると時間がない。
駅の待合室には「美瑛カレーうどん」のポスターが貼ってあった。
美瑛はカレーうどんで有名らしい。
どうでもいいけれど、北海道はやたらとカレーを名物に取り入れようとする傾向ある。
美瑛カレーうどんに未練を残しつつ、14:23の列車で旭川を目指す。
33分の旅で旭川に到着する。
これで新得から旭川まで北海道を縦断したことになる。
旭川に到着して改札を出て、駅前の歩行者天国を歩いて「梅光軒・本店」に行く。
ここは以前に北海道に来たときにも入ったことのあるラーメン店である。
3:00p.m.を過ぎて漸く昼食にありつける。
既に昼のピーク時間を過ぎていたため、直ぐに座ることが出来た。
前回は店の外まで行列が出来ていたように記憶している。
オーダーは味噌ラーメン750円+味付け半熟玉子100円。
旭川と云えば“醤油”だか、味噌ラーメン好きなので“味噌”をオーダーした。
濃厚でありながら、作りすぎていないところがいい。
くどすぎる味噌ラーメンにはリピーターになりたくない。
といって、緩い味噌ラーメンも喰う気がしない。
その頃合いを辨えて作られていると思う。
漸く空腹を満たして再び旭川駅に戻る。
今回の旅での一つの課題に挑戦するためである。

2008/12/06 18:08

画像:夜の帳が降りたJR旭川駅 撮影時刻 2008/11/16 16:18:46
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