2.直前の予定変更と航空法の変更-旅の始まり
すべての予定が完成し、チケットも購入して後は出発を待つばかりとなったある日、
2016年4月1日に京福電気鉄道北野線に新しい電停が誕生した。
帷子ノ辻の隣の電停で徒歩圏内ではあるが、北野線全線開業90周年を記念して、
近くの東映京都撮影所が前身の阪東妻三郎プロダクションから数えても90周年記念であることから、
東映京都撮影所や東映太秦映画村の最寄り駅として「撮影所前」の電停名となった。
15日日曜日は予定では嵯峨野観光鉄道のトロッコを愉しんだ後、
馬堀から山陰本線に乗って二条まで行き、
京都市営地下鉄東西線に乗り換えて国際会館に行くことになっていたが、
急遽ここに京福電鉄北野線撮影所前電停の取材を組み込むことにして、
嵯峨野観光鉄道のあと、馬堀で乗った山陰本線を太秦で降りて徒歩移動で撮影所前まで行く。
距離としては240mで完全な徒歩圏である。
そのあと帷子ヶ辻まで行って嵐山本線で嵐電天神川に移動し、ここで京都市営東西線に乗ることにした。
帰りの新幹線の時間が決まっているので、そのあとの予定を切り詰めて何とか組み込んだ。
変更した予定が完成したのは出発直前だった。
ゴールデンウィーク明けの5月13日金曜日、
有給休暇を取得して2泊3日で関西旅行に出掛ける。
初電の04:40で津田沼に出て、空港リムジンバスで羽田空港第2ターミナルに行く。
平日で利用客が多かったため2台運用で、1台は京成津田沼駅に直行し、
JR津田沼駅南口から発車してバスは京成津田沼でもう一台と接続してから発車する。
早朝だったため渋滞に巻き込まれることもなく予定通りに羽田空港第2ターミナルに到着した。
そのまま保安検査場を通って67B搭乗口に向かおうと思ったが、
保安検査場で荷物が引っかかってしまう。
飛行機にはこれまで何度も乗ってきて引っかかったことはなかったのだが、
サミットが近いということもあって検査が強化されているのだろうか。
引っかかったのは小銭入れで、コインロッカーのために100円玉を大量に持ち込んだのが原因だった。
中味を見せて検査場の係員に納得して貰い、搭乗口に向かった。
保安検査場で戸惑ったために搭乗開始まで時間がなくなってしまい、
慌てて売店で空弁「黒毛和牛焼肉とチキン南蛮弁当」1,280円を購入、ベンチで喰う。
食べている途中で優先搭乗が始まってしまったが、何とか自分の番までに完食した。
乗り込んだANA411便は予定通り離陸した。
以前は離陸と着陸の時はすべての電子機器は使用できなかったのだが、
航空法が変更になったのか、電波を発しない電子機器は離陸と着陸の時も含めて使用可能になっていた。
窓側の席を取っていたので離陸の時にずっとコンパクトデジカメで動画を撮る。
離陸の途中で富士山がちらっと見えた。
神戸空港に着陸する瞬間もデジカメで写真を撮る。
飛行機を降りてポートアイランド線の乗り場に行き、
事前に購入していたクーポン券をスルッとKANSAI 3dayチケットに交換する。
ここから神戸新交通ポートアイランド線で三宮に向かう。
ポートアイランド線はゆりかもめと同じ新交通システムで運転手は乗っていない。
17分で三宮に到着したが、ホーとアイランド線の三宮駅は大混雑していた。
今日は平日のため、これから会社に向かう通勤客がほとんどだった。
前に三宮から神戸市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前までの乗り換えで迷子になったため、
今回は最初から観光案内所で乗り換えの道を聞く。
おかげで今回は迷子になることもなく、神戸市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前まで行くことが出来た。