4.観音堂の見える喫茶店と久留里線の旅
日東交通のバス案内所の窓口の担当者が思わずぼやいていたが、
こんなにたくさんの回数券を一度に換金したことはないらしく、
メモ用紙とそろばんを使って何度も計算し、その分時間が掛かってしまったが、
おかげで11:00a.m.を少し超えた時間になり、ランチタイムにちょうど良くなった。
自然にネットで調べておた洋食店に向かったが、開店時間になっても「準備中」のままだった。
仕方がないので東口の駅前を散策して昼食を喰える店を探し、
駅前の喫茶店「ラビン」で特製日替わりランチ880円を喰う。
この喫茶店は窓から観音堂が見える。
この観音堂は木更津駅を建設した時に多くの人骨が発見されたことにより建てられたもので、
人骨は幕末の官軍と幕府の残党との戦いで戦死したものであったという。
開業当時の木更津駅では事故が多発したこともあってこの観音堂が建てられた。
木更津駅からバスで通勤していた時には駅員が揃ってお参りしている姿をよく見かけていた。
昼食を終え木更津駅に再入場し、久留里線に乗り込む。
久留里線は過去にも2回乗車したことがあるが、当時はキハ30、キハ37、キハ38だった。
しかし国鉄時代の気動車が淘汰され、今はキハE130形が投入されている。
今回はこの久留里線用キハE120形100番台の取材も目的だった。
木更津駅は幕張車両センター木更津派出が併設され、側線に久留里線の気動車が留置されている。
キハE130形はJR東日本のキハ100形、キハ110形に続く標準型気動車で、
キハE120形が片運転台、キハE130形が両運転台である。
基本番台が水郡線に投入され、続いて投入された久留里線では100番台に付番されている。
余談だが、八戸線に500番台が投入予定である。
12:06始発の久留里線に乗り、終点の久留里を目指す。