11.猛暑の梅小路公園と京都市電の静態保存
京都駅で漸く朝食を喰い、予定より早い08:52発で隣の西大路まで行き、
ここで駅取材をしてから梅小路公園を目指して歩く。
今日も良く晴れていて歩いているだけで汗だくになってしまう。
梅小路公園も東海道本線の沿線にあるため、線路に沿って歩いて行くが、
気温と湿度が高くて到着する頃にはヘトヘトになってしまった。
京都鉄道博物館の前に到着したのは9:15a.m.過ぎで、
開館まで45分あったが、既に十数人が並んでいた。
京都鉄道博物館の横を走る山陰本線には、新駅が建設中で、
開業すれば京都鉄道博物館への最寄り駅になる。
駅名は7月20日に「梅小路京都西」に決定したようだ。
早く着きすぎたために先に梅小路公園の“市電ひろば”を取材することにした。
“市電ひろば”には500型505号車、1600形1065号車、
700型703号車、800型890号車の4両が静態保存され、
庇の下に保存されているために状態も良い。
500型505号車は「市電カフェ」、700型703号車「市電ショップ」になっている。
1600形1065号車と700型403号車、800型890号車は車内が開放され、
王寺のままに保存され、休憩所として使用されていている。
これに以外にも2000型2001号車と900型935号機は、
公園の両端に位置しては梅小路公園総合案内所として使用されている。
博物館的に静態保存されるのが理想だが、
残すために敢えて利用するというのも鉄道車両の保存のためには必要なのかもしれない。
このほかにも狭軌1型N27号車は動態保存、広軌1型29号車は静態保存されているが、
開園20分前になってしまったのでこれらは後回しにして、京都鉄道博物館に向かう。
しかし京都鉄道博物館の前には正しく長蛇の列が出来ていた。