林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

Stepthree-山手線と高輪ゲートウェイ-東京フリーきっぷの旅4.

2020-10-30 | 鉄道・旅行

 4.山手線駅再取材-原宿駅と渋谷駅

訪問予定の山手線の駅は新規開業を含めて9駅で、
高田馬場から一番近い原宿に行こうと思い、
内回りの電車に乗り込む。 

原宿は日本鉄道が国有化される前日、
1906年10月30日に開業した。
原宿といえばイギリス風木造駅舎がイメージされるが、
竣工したのは1924年6月で、
太平洋戦争の空襲で焼夷弾が直撃するも不発で焼失を免れる。
皇室専用の宮廷ホームが設置されていることでも知られているが、
このホームが設置されたのは1925年である。
若者の文化の中心地のひとつのある竹下通りの最寄り駅で、
竹下口の三角屋根も印象的である。
しかし東京オリンピックに向けて駅改良工事が行われ、
2020年3月21日に新駅舎が供用開始した。

新駅舎東口はガラス張りの駅舎で、
今までとは真逆の近代的な駅舎である。
このあと神宮橋を渡って西口側に行く。
ここは明治神宮に直通している。

このあと西口から山手線1番ホームに行き、
内回りで隣の渋谷に行く。

渋谷は駅舎自体は変わりないが、
かつて少し離れた場所にあった埼京線ホームが、
山手線ホームの隣に移動、ホームの雰囲気が変わった。
渋谷に駅が出来たのは1885年3月1日で、
日本鉄道が現在の東北本線となる自社の路線と、
現在の東海道本線となる官設鉄道を繋ぐため、
品川から赤羽の間に敷設した品川線の開業と同時に登場した。
渋谷駅が設置されたのは渋谷川が浸食してできた谷筋部分で、
現在の国道246号は江戸時代大山詣りに使われた大山道であり、
古くから賑わった場所であった。
大山詣りとは相模大山に参詣することで、
江戸中期以降には五穀豊穣、家内安全、商売繁盛などを願う江戸庶民の間に広まった。
この地区には渋谷氏が平安末期から1824年まで居城した渋谷城があり、
古くから賑わいを見せていた。
もともとは山手線のみにホームがあり、
側線として山手貨物線が通っていた。
山手貨物線を転用して埼京線が開業することになったが、
人気エリアで埼京線のホームを設置する用地を確保できず、
恵比寿寄りにずれて設置することになった。
そのため乗り換えに時間を要すなど不便だったが、
渋谷駅に隣接する東急東横展が閉店、
2013年3月16日に東急東横線のホームが地下化され、
地上駅舎が取り壊されることになったため、
これにより山手線ホームの隣にスペースが空くことになり、
2020年6月1日に埼京線のホームが、
山手線ホームの隣、約350m北側に移転してきた。

埼京線ホームから山手線ホームを見るとこんな感じ。
以前の渋谷駅にはない光景である。
ここでは埼京線直通の相鉄線12000系の車両取材も出来た。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする