4.国立競技場と五輪気運-千駄ヶ谷駅
千駄ヶ谷駅に到着して改札を出る。
ここは東京オリンピックに併せて利用客が増えることを見越して、
駅舎をリニューアルして黒を基調とした構内になった。
単式ホームが西行、東行それぞれのホームが独立しており、
改札口の反対側は新宿御苑となっており、こちら側に出入り口はない。
高架ホームになっていて、1階部分に駅舎があるが、
駅舎の直ぐ上に首都高4号新宿線が走っており、
何だか上から押さえつけられている印象を受ける。
リニューアル前も同じ印象を受けていたが、
臨時ホームを廃止したりしたため、ホームはその分広くなった気がする。
※リニューアル前の駅舎
※撮影日時 2002/08/31 16:12:55
駅前には東京体育館があり、その奥には国立競技場がある。
東京オリンピック2020のため、
新国立競技場の仮称で計画、建設された、
オリンピック開催時にはメインスタジアムとなる場所である。
設計は隈研吾氏で鉄骨と木材を組み合わせた、
明治神宮外苑と調和するデザインとなっている。
現在は覆いで囲われていて中に入ることは出来ない。
それでも時間があるので、国立競技場の回りを歩いてみることにした。
途中、隙間から聖火台らしきものも見えた。
覆いの上から無理して撮影してみる。
これは2020年用のものではなく、
前回の1964年の東京オリンピックで使われたものである。
オリンピック終了後も旧国立競技場に展示されていたが、
解体して新国立競技場に建て替えの間、ふるさとの川口市に戻っていた。
それが新国立競技場の完成に伴い、戻ってきたのだ。
更に歩いて行くと、オリンピックミュージアムが見えた。
ここは五輪のモニュメントがあるところで、
テレビの撮影などでこのモニュメント越しの国立競技場が、
オリンピックのニュースなどのイメージカットでよく使われる。
このあと仙寿院の交差点から外苑西通りを北上する。
3階建てのラーメン店「ホープ軒」も左に見える。
ここも新国立競技場建設時には、
中が覗けるスポットとしてテレビで紹介されてきた。
因みにここの「ホープ軒」は入ったことはないが、
大塚にある「ホープ軒」は大塚に通勤していた時代によく行っていた。
このあと千駄ヶ谷駅まで戻り、中央緩行線西行で東中野まで行く。