5.知らない間のリニューアル-東中野駅と新大久保駅
東中野駅は新宿と中野の間にあり、中野のひとつ隣である。
それにもかかわらず、駅前は住宅地になっていて、
新宿に2駅にもかかわらず、雑多な住宅街というイメージだった。
しかし1997年12月19日に都営12号線(現・大江戸線)が開業、
高層マンションなども建設され、街のイメージが一変した。
それに併せて2012年に西口にアトレヴィ東中野が完成、
ターミナル駅の様相を見せ始めた。
かつての東中野駅は住宅街の駅というイメージだった。
※かつての東中野駅東口。
※撮影日時 2003/06/08 8:10:47
東中野で駅取材してから中央緩行線で新宿に出て、
山手線で隣の新大久保まで行く。
ここも以前に取材済みだが、今年になって駅ビルが誕生したようで、
これを取材するために訪問した。
いつの間にか開業していた新大久保駅の駅ビル。
※かつての新大久保駅。
※撮影日時 2003/06/08 12:51:35
新大久保駅は2001年1月26日に泥酔した客がホームから転落し、
それを助けようと日本人カメラマンと韓国人留学生が線路に降りたが、
入線してきた山手線に轢かれ、3人とも死亡した。
新大久保駅のホームから改札に降りる階段の壁に、
事故の犠牲者を追悼、顕彰するプレートが設置されている。
カメラマンの関根史郎氏、韓国人留学生の李秀賢氏は、
2001年1月26日午後7時15分頃、
新大久保駅において線路上に転落した男性を発見し、
自らの身の危険を顧みず救助しようと敢然と線路に飛び降り、
尊い命を落とされました。
両氏の崇高な精神と勇敢な行為を永遠にたたえ、ここに記します。
東日本旅客鉄道株式会社
この文は日本語とハングル語で記されている。
当日は板橋区にある支店に通勤していた時期で、
中央・総武緩行線で新宿まで行き、山手線で池袋、
東武東上線に乗り換えて通勤していた。
帰り、池袋駅で山手線に乗ろうとしたら、
人身事故で山手線内回り、埼京線上下線が運転を見合わせていた。
構内アナウンスで新大久保駅で乗客3人が事故に巻き込まれ、
レスキュー隊が救出に当たっていると放送されていた。
振り替え輸送も開始されたが、長蛇の列だった。
外回りも混雑しているが運行はされていたので、
それで秋葉原まで出て帰宅した。