地味なので、わかりますか?
この3~4日、氏神様の前を通って畑に生ゴミを捨てに行くたび、キツツキに遭遇する。
今日も、枯れ木のところでばったりと出会い、驚いたキツツキが飛び去ったあと枯れ木をよく見ると、ぽっかりと穴が開いていた。
どうやら巣を作っていたようだ。
木から離れたところでしばらく様子を見てみる。
戻ったキツツキは用心深くあたりを見回してから穴に頭を差し込んで、なにやら懸命にやっている。
すると穴から頭を出し、外に向かって何かをぱっと撒き散らす。
そして何回も繰り返してのち飛び立っていった。
何を撒き散らしたのかと木の下を見たならば、5mmほどの木屑が一面に散らばっている。
直径5cmほどで深さはわからないが、そうとうな木屑の量だろう。
なるほど、穴を穿つ名人キツツキの仕事、しっかりと見せてもらえた。
しばらくして、キーッキーと鳥の鳴き声がし、キツツキの巣穴を見に行った。
なんと、キツツキが穴の中にすっぽりと納まって、外を向いているではないか。
たぶん、入り心地を確かめているのだろう。
気に入ったならここに卵を産んで子育てになるはずだから、大いに楽しみだ。
無事に若鳥が巣立てるよう、家族で見守っていきたい。
保護色なのです、コゲラです
巣穴