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ひじきの五目煮ー本当の「食育」とは

2017-03-22 23:20:43 | 食べ物たち
久しぶりにひじきの五目煮を作った。
今夜はカレーライスなのに。
夕食のメニューとしてならば妙な組み合わせなのだけれど、疲れていなくて時間に余裕があったのと、何より健康のための理想的な常備菜があるとよかったから。
ここしばらく、じっくりと料理をすることが無かった。
バランスの取れた食事は、なにより健康のためでもあるし、親の作る食事は、子の安定した心も育む大切なものだ。
多少の無理な努力は、親の務め。
疲れたからといって、レトルト食品や冷凍食品、店の惣菜ばかりにたよってはならないと自戒する。
ひじき、鶏肉、ごぼう、にんじん、こんにゃく、大豆、油揚げ、これを炒めて、砂糖、みりん、しょうゆで炊けば、ひじきの五目煮の出来上がり。
しみじみとした味わいで、家人も小さい人も出来立てを小皿いっぱい食べていた。
親が心をこめて作った料理を食べて育った子供は、食事の大切さ楽しさを学び、やがてその子が親になったときにも、自らの子供に料理を作り食べさせるようになるだろう。
大方の人は、自分がしてもらったことをそのまま次に伝えていく。
ここ数年前から叫ばれるようになった「食育」とは、食べ物の大切さや重要性だけではなく、生き物の基本、食が結ぶ命の絆、心の拠り所を育むのではないかと思うのだ。