今年は、大好きな象徴主義絵画の展覧会が目白押しだ。
グスタフ・クリムト関連が2つと、ギュスターブ・モローだ。
名前まで被って、なにやら運命的なものも漂っている。
この象徴主義、19世紀末に花開いた芸術の潮流で、なぜに今これらが日本に集結するのかを思うに、現状が世紀末的様相を呈しているのに呼応してのことではないだろうか。
これまでとは違う、別のステージへ向かう移行期を敏感に感じ取り、旧時代へのオマージュと、文化が退廃からの腐敗を示唆するかのよう。
来年を境に、すべてにおいて大きな変化が、いっきに訪れる予感がするのだ。