大山守大塲家郷士屋敷
初代水戸藩主 徳川頼房が、領内巡視のときの宿舎としても使われていた史跡。
今は、新型コロナ警戒による休館で見る事はできない。
庭内にある梅の花が、この暖かい陽気に押されて満開となっているようだ。
周りには、楓やケヤキの古木もあり、時間の積み重なりが見て取れる。
この屋敷の東側の高台には、学問所も作られていたらしく、天狗党の勇士も砲術など学んだという。
何を御旗に掲げるか、時代の潮流に乗るかで、そのたどる運命が大きく変わる、心の痛む史実だ。
昨日訪れた保和苑にある天狗党の終焉の地から移設された回天館、その前には天狗党志士を悼む墓石が並んでいた。
寄り添う木
この木のある場所は、大山守大塲家郷士屋敷から霞ヶ浦を越えて西側にある地域の神社裏。
なぜかこの二本だけ残っていて、空を背景にして孤独のような、そうでもないような、なんともいえない雰囲気に惹かれた。
ただそれだけ。