網戸にコクワのオスが張り付く画像。
昨日はメスのコクワと、連日我家にやってきた。
もう20年位前から、クワガタを見られることは珍しくなっていた。
それでもコクワはひと夏に一回くらいは出会えたが、ノコギリクワガタは、幻といっていいほどだ。
ソーラーパネルを設置するために、雑木林が消えてきて、なおのこと彼らの生息場所が失われていく。
人口よりも、ソーラーパネルの数が多くなるのもそう遠くないかもしれない。
ブルーベリーの見回りをして、ツツジの大きな植え込みの傍に近づいたとき、ガサガサと蠢くものが視界に入った。
なにやら柄のついた長い生き物、恐すぎて遠巻きにしか見られず識別できなかったが、たぶん大きなヤマカガシだと思う。
刈り込んだツツジの上部付近に、頭を出してじっと動かない。
おとといあたり、その近くで大きなガマ蛙を飲み込む途中のヤマカガシがいたと、義父が目撃していた。
まだ消化の真っ最中で、あまり動きたくないのだろうか。
しかし、大きなガマ蛙とは、もしかするとあのガマ太郎なのかもしれない。
このところ、警戒心など忘れたように、バラやラズベリーの植木鉢あるあたりを、我が物顔で歩き回っていたようだから、ヤマカガシに狙われたに違いない。
愛着が湧いてきただけに、残念な気持ちだ。
生きるとは、いつも安定して続くものではない。
いろんな局面で、ただ運よくすり抜けることが出来ただけのこと。
危機を予測して、知恵を絞り工夫して回避できたら御の字なのだ。
生き延びたかったなら、学びと情報をいかにうまく処理し扱えるかにかかっているのだろう。