rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

秋、秋の気配がやってきましたよと…灼熱ダンジョン終了か?

2024-09-23 17:59:21 | 日記
昨今、世界中で巻き起こる異常気象で、多くの人が被災している。
9月中旬なのに2cmを積雪したオーストリアのチロル地方。
ルーマニアからポーランドにかけての豪雨による大洪水。
日本の能登半島にかかった線状降水帯によってもたらされた豪雨で、洪水や土砂災害の甚大な被害に見舞われている方々。
これ以外にも、まだ多くの地域で災害が起きている。
この自然のとてつもない力に、人々は翻弄されるしかないのだろうか。
被災した方々の、明日の無事を祈るしかできない。

ただひたすら幸運ながらも、我が家は難を逃れている。
昨日あたりから涼しめの北よりの風が強く吹き続けて、ちょっと肌寒く感じるほどだ。
だからエアコンを稼動しないで過ごすことができている。
待望の秋の気配がしているのだろう、白と赤の彼岸花も咲いていた。
これから35度を越す日はないにしても、この苛烈な夏をどうにか生き延びた感慨が押し寄せる。
エアコンがなかったら、死にはしなくても一回は熱中症で救急搬送されたと確信できる暑さだった。
発電によるCO2削減のための太陽光パネルを設置するのに、日本各地で休耕地や雑木林、山間部を切り開いて開発してもう13年以上経つ。
どれほどの樹木や緑地が減ったのだろうか?
山や河川敷では保水能力が失われただろう。
植物によるCO2の固定化が太陽光パネル設置で失われた分量と、発電方法を代替して削減できたと言われるCO2の13年分を換算し比較すると、どちらがよかったのだろうか?
太陽光パネルには耐用年数があり、その廃棄の仕方と排出される有害物質のことを考え合わせると、どちらが合理的なのだろうか?
何度となくこのブログに書いてきたが、太陽光パネルの廃棄処分の安全な仕組みは確立されてきている、もしくはその取り組みに着手されているといいのだが。
もちろん、その廃棄処分に、税金が大量投入ということはありえないのは言うまでもない。
既に補助金がじゃぶじゃぶ投入されているのだから。
設置業者は姿をくらまして、不法投棄もされていよう。
けれど、その甘い誘惑に乗った者たちが、尻拭いを当たり前のように考えているのならば、つまり「世の中なんでもやった者勝ち」が是認されていることになる。
もっとも、ほとんどそんな状況で、力のあるモノたちが跋扈するかりそめの秩序の世界であることは、おおくのひとが肌感覚で感じているようだ。
ずいぶんと毒づいているのは、生命力の塊であるはずの若い人の瞳に、希望が宿っていないことを多く見かけるから。
もし、地球がこんな人類を粛清しようとしているのならば、今からでも改めなくてはならない。
個人のささやかな行いでも、日々積み重ねられることで、大きなうねりになることを期待したいのだ。