至極の癒し、天使の歌声、クアルテート・エン・シー

クアルテート・エン・シー、4人姉妹で結成されたグループ。
ガル・コスタ、マリーザ・モンチと同じ、ブラジルの歌姫たちだ。
ファーストアルバムの「クアルテート・エン・シー」は、1964年にリリースされた。
ボサ・ノヴァ調の清涼感漂う気品に満ちた歌声は、耳から心の奥底へ、まるで澄んだ泉に光が射しこみどこまでも穏やかに照らすように、染み渡っていく。
こんなにも、美しい歌声があるのかと、感心せずにはいられない。
“ENQUANTO A TRISTEZA NAO VEM”「悲しみが来ない間に」
“VIDA RUIM”「味気ない人生」
ハーモニーが心地よい作品。
彼女たちの歌声を聞いていると、地上に天使たちが舞い降りて、荒廃した人の心に生命の泉の一滴を垂らしてくれる、そんな心地になるのだった。