とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

奇跡か当然か?奇跡か普通か?

2013年12月16日 | 不妊

当院で不妊治療をされた方で、
最高ご出産年齢は46歳の方です。

本日、
「45歳の方が無事にご出産されました」と、
スタッフが報告書を持ってきてくれました。
自然分娩にて、元気なお嬢様をご出産されました。
顕微授精でご懐妊された方となります。

御主人様47歳、奥様43歳で、当院を初診され、
年齢因子の為、人工授精からスタートと致しました。
44歳時に受けられたAMH(アンチミュラー管ホルモン)採血検査結果は、
実年齢相当44歳。
その後、ARTに進まれて、顕微授精を実施致しました。
採卵手術4回目の事となります。

タイトルからもお分かりのように、
45歳や46歳でのご出産は、
普通の事でも当たり前の事でもございません。
「奇跡」なのだと思って頂きたいと思い、
本日、書かせて頂いております。

45歳や46歳の方々が、
自分自身の卵子で妊娠するという事は「奇跡」なのだと思って頂きたいのです。

45歳や46歳で無事にご懐妊されてご出産されたと耳にされ、
体外受精・顕微授精をすれば、
希望する多くの人達が結果を出せるのだと思わないで下さい。

人間には、生殖年齢というのがございます。
35歳を過ぎるとどんどん衰えていき、
40歳を過ぎると一気に加速して衰えていきます。

平均寿命は延びても、残念ながら生殖年齢というものは高齢化していきません。
なぜなら、卵子は実年齢と共に衰えていく細胞ですから。
お肌のアンチエイジングはまだ可能でも、
卵巣のアンチエイジングは、思う通りになるものではございません。
気付いた今が一番お若い卵巣年齢となりますので、
気付いた今、積極的に、取り組まれて欲しいと思います。

「奇跡」でご懐妊されてご出産された方々を、
普通の事なのだと思われないようにして欲しいと思います。

なぜなら、
望まれる多くの方々の福音を心からお祈り申し上げているからです。
厳しい現実から目を背けずに、
現実に立ち向かって行かれて、
望まれる”子宝という結果”を手にして欲しいからです。
それには、取り組まれる実年齢が若いに越したことはございません。


ーby事務長ー


とくおかレディースクリニック




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