昨晩、
報道ステーションを観ておりましたところ、
高野山で古館アナウンサーが対談されておられる様子が流れました。
じっくりと観る事が出来なかったのが残念でしたが、
「サイの角のようにただ独り歩め」という言葉が出ました。
とても印象深い言葉として頭に残りました。
仏教の開祖であられる釈迦(ゴータマ・シッダールタ)の有名な教えで、
ひたすらストイックな人間関係に関する戒めが述べられています。
そのごくごく一部ですが、
三六 交(まじ)わりをしたならば愛情が生ずる。
愛情にしたがってこの苦しみが起る。
愛情から禍(わざわ)いの生ずることを観察して、
犀の角のようにただ独り歩め。
三九 林の中で、
縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴(おもむ)くように、
聡明な人は独立自由をめざして、
犀の角のようにただ独り歩め。
五四 集会を楽しむ人には、暫時の解脱(げだつ)に至るべきことわりもない。
太陽の末裔(まつえい)(ブッダ)のことばをこころがけて、
犀の角のようにただ独り歩め。
四七 われらは実に朋友を得る幸(しあわせ)を讃(ほ)め称(たた)える。
自分よりも勝(すぐ)れあるいは等(ひと)しい朋友には、親しみ近づくべきである。
このような朋友を得ることができなければ、罪過(つみとが)のない生活を楽しんで、
犀の角のようにただ独り歩め。
五八 学識ゆたかで真理をわきまえ、
高邁(こうまい)・明敏(めいびん)な友と交(まじ)われ。
いろいろと為になることがらを知り、疑惑を除き去って、
犀の角のようにただ独り歩め。
私などは特定の宗教も持っていませんし、
お魚もお肉も食べますし、
お酒も飲みますし、
眠くなったら寝ます。
神社にも詣で、お寺も訪ねます。
お正月のおせち料理とお屠蘇だけでなく、
クリスマスもシャンパン飲んでケーキ食べて、、、。
イースターとかハロウィンの時期など、
ディズニーリゾートのアトラクションが楽しみになったりもします。
何かあると神様にも拝み、仏様にも拝みます。
極めて俗な人間なんですね。
ですが、歳をとればとるほど、
「サイの角のようにただ独りで歩め」という
強い精神力を見習って生きて行かないといけないな、、、と感じました。
人間は、
独りで生まれてきて、独りで天国に旅立ちますものね・・・。
ところで、なぜサイは角が一つなのでしょうね?
(正確にいえば、シロサイとクロサイは二本、インドサイは一本)
シカやウシなど多くの動物は、左右に二本の角ですのに、、、。
皆様、2015年のGWを楽しまれてお過ごし下さいませ。
ーby事務長よりー
とくおかレディースクリニック