3月のラボ便り
皆様、こんにちは。
今回のラボ便りは、
「インキュベーター」についてお話し致します。
「インキュベーター」とは、
卵子や精子、受精卵をしまっておく培養器の事です。
様々な種類や大きさのものがあります。
当院で使用しております一部をご紹介致します。
その一部を掲載致しますね。
右側の冷蔵庫の様な形のものは、
前面の扉を開けて中の大きいお部屋に卵をしまいます。
左側の方は、小さなお部屋がたくさん横に並んであります。
そのお部屋ひとつひとつに卵をしまっています。
本来、卵子・精子・受精卵は、体の中にあり、
光が当たらず、また、酸素が少ない環境におかれています。
卵子・精子・受精卵はそのような環境においてあげないと、
ストレスを受けてしまいます。
そこで、インキュベーター内は、
酸素5.0%、二酸化炭素6.0%、窒素89.0%、温度37.0℃という、
母体に近い環境に保たれています。
(私達が過ごしている大気中の環境は、
酸素21.0%、二酸化炭素0.05%、窒素78.0%、
プラスその他の気体です。
ずいぶんと違いますよね)
どのインキュベーターも精密な機械で、
常に正常な環境に保たれるよう制御されております。
当院では、
必ず毎日インキュベーターの表示モニターの確認を行い、
また、定期的にインキュベーター内の温度やガスの量を、
専用の測定機器で測定・調整するように徹底しております。
この度、当院では新しいインキュベーターを追加致しました。
これからも受精卵にとってより良い環境で培養出来る様に、
勤めて参ります。
何かご不明な点がありましたら、スタッフまでお声がけ下さい。
とくおかLCラボスタッフより
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