1月の診療部便り
明けましておめでとうございます🎍
年末年始、皆様はいかがお過ごしでいらっしゃいましたか?
2021年も、スタッフ一同、皆様が子宝に恵まれますよう努めて参ります!
今回は、「葉酸」についてお話させて頂きます。
葉酸は、緑黄色野菜などに多く含まれているビタミンB群の一種です。
免疫力を高め、ビタミンB12とともに造血にも働きます。
妊娠1か月以上前から「葉酸」を摂ることで、
先天異常の1つ「神経管閉鎖障害」のリスクを70~80%低減することが報告されています。
「神経管閉鎖障害」は流産や死産の原因にも繋がります。
他にも、胎児の口唇口蓋裂、心血管系異常、
泌尿器系異常、ダウン症などのリスク軽減への関与も示唆されています。
また、葉酸は細胞分裂も促します。
子宮内膜の質を上げ着床しやすくしたり、受精卵を保護する働きもあると言われています。
では、どのくらい摂れば良いのでしょうか。
厚生労働省では、18歳以上の女性は1日あたり240㎍、
妊娠の可能性のある女性に対しては1日あたり400㎍の葉酸を摂取することを推奨しています。
先天異常の多くは、妊娠直後から妊娠10週以前に発生しており、
特に中枢神経系は妊娠7週未満に発生すると言われています。
その為、妊娠をお考えの方はお早めに葉酸を推奨量摂取することが望ましいです!
葉酸は、野菜、柑橘類、レバーなどに多く含まれていますが、
水や熱に弱い為、調理の過程で失われやすく、
また、吸収されにくい栄養素とも言われています。
一方、サプリメントに使用される葉酸は安定性と吸収性が高くなっています。
その為、食事に加えてサプリメントからの葉酸を摂取するよう勧告されており、
厚生労働省は葉酸を特定保健用食品として認めています。
当院の院長監修の「葉酸+カルシウム」は、
葉酸だけでなく、カルシウムやビタミン等の大切な栄養素も含まれています。
毎日、バランス良く栄養素を摂取し、妊娠しやすい体作りを心がけていきましょう!