須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

染の個展

2016-06-30 08:22:50 | in the room
2016年6月30日 <母>

明治神宮からゆっくり歩いて次の目的地へ。
「染・織・技 江原音子展」。






式根島に生まれ、幼いころに祖母達に教わった染と織、
江原音子さんの個展です。(中央がご本人)

同じ素材でも、ある時ふっと違う色が出たり、
染めた布が温度や湿度で変わって来たり、
染の不思議さに魅了されました。






木の花でも草花でも、なんでも染の染料になる。
でも染める布は動物、つまり絹かウールだそうです。






展示も斬新です。






びっくりしたのがこちら。
切符を自動改札機に通した時パンチングされる、
その小さな丸を特別に貰ってきて作った物。

切符の表は薄ピンクで、文字の一部も入っています。
裏は黒、それを組み合わせて模様を作っています。
その気の遠くなる程の作業。






お客様がひっきりなしに訪れ、その合間に
丁寧にお話をして下さいました。
作業場が集合住宅のご自宅の台所と言うのも驚き。

素晴らしい作品と濃密な時間を過ごさせて頂きました。



コメント (6)
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