須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

ケアンズ皆既日食旅行記 4日目の1

2012-11-20 06:05:17 | 太陽・月・星
2012年11月20日 <父>

11月14日(水)いよいよ皆既日食当日。前夜から眠らずに準備し、
午前1時にホテルをでて、観測地のアマルーに向かいます。

2時過ぎに到着。観測地周辺が赤と青のLEDの照明で照らされています。
観測機材をセットしたら雨がぱらつく天気で、きのうスーパーで買った
ゴミ袋が役立ちました。




3時過ぎ、カノープスと大マゼラン雲が見えました!大マゼラン雲を見るのは36年前
のオーストラリア日食以来です。ペンタックス67用の三脚にGRを載せて素早く撮影。
このあと、また小雨が…。




曇り空が続きます。部分食はあきらめ、周辺の観測機材をウォッチング。後方の
一泊7万円テント群の中に、ひときわ目立つコールマンのテントがありました。
NASAの観測チームです。内部には赤道儀が2台入っていて、エアコンも付い
ています。もちろん観測機材のためですね。




5時40分。我が隊のAM君が外国の記者からインタビューをうけています。大型の機材は
コロナ微細構造の撮影用です。




夜が明けてから、全く太陽が見えずあきらめかけていたのですが、皆既直前に雲が切れ、細い
太陽が見えてきました。大慌てで10万分の1に減光するフィルターをはずして撮影。
よく見ると、雲が切れた部分に太陽の輪郭も。コロナが少しみえていることになりますね。




6時38分。ついにコロナが現れました。奇跡的に見られたコロナ。周辺は騒然とした雰囲気
になっています。




リコーGRデジタル3のインターバル撮影でとらえた皆既中の様子。地平線付近が夕焼けのように
なっています。ペンタックス67でも同様の撮影をしていますが、まだ現像に出していません。
うまく写っている良いのですが…。



 
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ケアンズ皆既日食旅行記 3日目

2012-11-19 06:08:49 | 太陽・月・星
2012年11月19日 <父>

11月13日(火)日食リハーサルのため、早朝にホテルを出発して観測地のアマルーに
向かいます。7時過ぎに到着したものの小雨が降っていたたため、バスの車内に待機。

7時30分頃、急に晴れ間がでたため、割り当てられた観測場所に向かいます。
旗がたくさん立っていて、イベント会場へ行くような雰囲気です。




尾根の斜面をうまく利用して、観察用の椅子が並べられています。これだけ見ると、野外の
芸術作品のようです。諏訪湖の花火大会会場のようでもありますね(笑)





ここが我々観測隊の場所。後ろのテントは1泊7万円也!我観測隊も2名がこのテントに
泊まって、機材の準備にあたっています。晴れたと思うと雨がふる天気だったため、
機材を組み立ててのリハーサルは出来ません。2009年の「ぱしふぃっくびーなす」
同様ぶっつけ本番となりました。




早めにホテルにもどり、一休みして昼食をとったあと市内散策。まずはメガネオオコウモリ
が休んでいる大きなマンゴーの木を観察。画面上にぶら下がっている姿が写っています。




ボードウォーク沿いの海は潮が引き、沖合まで干潟が広がっています。シギやチドリの仲間が
たくさん集まっていて見ていて飽きません。日本のバードサンクチュアリーのように覗き窓
からみるのではなく、自然に観察できます。モノクロで撮影。




海沿いのプール、スイミングラグーン近くにあった建物の扉。配色が気に入りました。




夕食は今回初めてホテルでとりました。アマルーの2人以外全員が集まり、食事をとりながら
本番に向けての情報交換ができました。久しぶりに再会した方々とも話がはずみます。
部屋の戻ったあと、ベランダで機材を組み立て最終チェック。だんだん緊張感が高まって
きます。



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ケアンズ皆既日食旅行記 2日目

2012-11-18 08:31:32 | 太陽・月・星
2012年11月18日 <父>

11月12日(月)の早朝。約7時間40分のフライトでケアンズ空港に到着。
入国審査は厳しくありませんでした。日食観測で多くの人がやってくるためでしょうね。

5時24分、ロビーには、たくさんの旅行会社が出迎えにきていました。我々がお世話になるJTBも
一番右に見えます。
時刻表記は現地時間です。日本より1時間進んでいます。




ホテルのミーティングで今後の予定について説明を受けた後、14時のチェックインまで食事と
街中ウォッチングに出発。朝食中にツチスドリ(眉が白く見えるのでオスのようです)がやって来ました。
ケアンズの街には野鳥がたくさん。人とうまく共生している感じです。




朝食の時に、YMさんの携帯を見せてもらいました。国際ローミングサービスを受けていて、日本にいる時と
同じように使えるとのこと。時刻表示が2段になっているのに注目。




ケアンズセントラル・ショッピングセンターのサイエンスグッズのお店で見つけた日食ポスター。記念に購入
したかったのですが販売はしていないとのこと。




やっとプルマンケアンズインターナショナル(旧ザ・シーベルケアンズ)にチェックイン。部屋は6階の南側。
ベランダにでて、購入したオーストラリア型ハエタタキを撮影。




18時42分 ナイトマーケットに行く途中に突然の雨。雨宿りしながら、メガネオオコウモリの大群を
見ることが出来ました。翼を開くと1メートル以上ある大型のコウモリです。




深夜、ベランダから見上げた逆さオリオン。左に写っているのは木星です。なかなか雲が切れず、時々は
雨の降る天候のなかでやっと撮ることができました。明日は日食のリハーサル、天気が心配です。


2012年11月12日24時24分(現地時間) リコーGRデジタル3 ISO200 F1.9 10秒露出

【お役立ち情報】ケアンズ生き物図鑑 松井淳著 文一総合出版2,000円(税別)
ケアンズ市街から日帰りで行ける範囲でみられる昆虫、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類の写真がわかりやすい
解説文とともに掲載されています。今回、鳥類を調べるのに役立ちました。植物図鑑も欲しいですね。
 








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ケアンズ皆既日食旅行記 1日目

2012-11-17 10:16:18 | 太陽・月・星
2012年11月17日 <父>

きのうの夜、オーストラリア・ケアンズ日食4泊6日の旅から帰ってきました。
今回は10回目の日食観測(金環日食2回を含む)となります。

日食当日は、直前まで太陽は雲に覆われていていましたが、皆既直前に雲が切れ、
奇跡的に感動的なコロナを見ることができました。これで日食の全勝記録を伸ばす
ことが出来ました。

1999年トルコ日食以来、久しぶりの海外日食となります。見どころ満載のケアンズの
街の様子を含めて報告します。

11月11日(日)調布駅北口14時10分発のハイウェイバスで成田に向けて出発。
バス停で待っていると、ゲゲゲの鬼太郎が描かれたコミュニティバスが停まりました。
インパクト強いですね。




バスは定刻の16時より前に、成田空港第2バスターミナル3階に到着。そのまま、待合室で
しばらく休憩。出発案内板には、搭乗する20時10分発ジェットスターJQ026便が後ろ
の方に掲示されています。




18時にグループ全員が集合した後、出国審査。今回、ペンタックス67で日食情景写真
を撮るためブローニーフィルムを持参。事情を説明してX線を通さないですみました。
まずはホッとして、次の集合時間まで仲間とビールを飲みながらすごします。




さあ、いよいよ連絡シャトルで本館からサテライトへ向かおうとしたら、仲間が大事な物を店に
忘れたことに気が付き大慌て。連絡シャトルは乗ったら戻ってこれないと聞いた記憶があるため、
今後の対応を考えて一緒に本館に残ることにしました。みんな乗車してさびしくなったホームを撮影。
ちなみに、このシャトルは日本初の横に動くエレベーターとのことです。




無事、忘れ物が見つかりいよいよ搭乗です。成田についてもう4時間近くが経過しています。




機内の様子。ジェットスターは狭いと言われますが、何とか耐えらそうです。
毛布のサービスもセットしてもらったため、寒さを心配せずに助かりました。




22時、お楽しみの夕食。チキンを選びましたがこれとコーヒーで終了です。
ご飯はありません。ちょっとさびしいですね。



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明治大学黒川農場収穫祭

2012-11-16 06:49:54 | その他
2012年11月16日 <母>

我が町のお隣ながら川崎市になってしまうのが
残念ですが、明治大学の黒川農場が今年4月に
開場しました。

そこで第一回の収穫祭がありました。
場内の見学もできるし農産物販売も
楽しみに行ってきました。

いろんなイベントがありましたが、行ったのが
遅くて、生産・研究エリアガイドツアーのみに参加。

明治大学のマスコットめいじろう。






ずらっと並ぶ温室。
そのうちの一つでは、果菜類(ミニトマト、パプリカ)の
溶液栽培を行っていました。
水分や栄養の管理がしやすく品質が向上するそうです。






木材をカットする機械。
木材が押しだされて刃のところで真っ二つ。
須玉の薪割も楽そうだなーと思いながら観察。






色々な農具が置かれています。
マルチを敷き、おさえもしてくれる機械に、
農業を営む義姉はため息をついていました。






今も野菜が育っています。
お土産にくれたサニーレタスもここのかな?
くたっと寝ているのは玉ねぎだそうです。
あ、このビニールがマルチです。






四角マメだったか不思議な野菜。




今まで何もなかった里山にこんな施設が出来たことは
驚きだし、嬉しいです。
先端技術を駆使した栽培システムと有機農法との
両方を研究、実験していて、日本の新しい農業を
けん引してくれる若い学生に期待します。

豚汁の無料配布、なしジャムの試食、出来なくて
残念だったなー。
次回に期待しましょう。
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多摩川キャッツ 2

2012-11-15 11:25:30 | イヌ・ネコ
2012年11月15日 <母>

ひー痒いー。
アンタ、いい加減にしなときなさいよ。
だって痒いんだモン。






ありゃ?首がこんなになっちゃた。
だから言わんこっちゃない。






ヘヘ、叱られちゃった。
叱られた時は丸くなっとこ。






おっ、誰か来るぞ。
あれはどっちだろう・・・






怖い人かな、餌をくれる人かな。




アカシアの林の中にいたノラたち。
朝通った時おばさんが餌をあげていました。
茂みの中にお皿を置いて。

全部子猫なのか?もしかしたら1枚目右は
親猫なのかわかりませんが、ここは住宅街からは
車道とフェンスとで隔たれた所で、残飯には
ありつけそうにない場所です。

私が一定距離以上近づくと逃げ、でも
大人っぽい猫だけはすりよって来ました。
人を見ると、警戒心と餌をくれる期待感とが
あるのでしょうね。

動物を見るとどうしてもセリフを付けたく
なってしまいます・・・
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多摩川キャッツ

2012-11-14 09:08:54 | イヌ・ネコ
2012年11月14日 <母>

多摩川の河川敷にニセアカシアの林があって、
そこでおばさんがノラ子猫に餌を与えているのを
見かけました。
帰り道寄ってみると、いました子猫ちゃんズ。

2匹。
首を掻くしぐさが可愛い。






あら、3匹。
みんなそっくりな毛並み。






えっ、4匹。






えーっ、5匹?!
みんな丸まっています。






わーーーーっ、6匹!




子猫ちゃんズ続きがあります。

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朝の多摩川

2012-11-13 17:17:09 | 自然風景
2012年11月13日 <母>

11月7日の朝は珍しく東京地方でも
霧がたちこめていた。
幻想的な景色を求めて多摩川に行ってみた。

途中、水滴がびっしり着いていた草むら。
もっと撮りたかったけど、目的は霧。
先を急ごう。






こんなに日が昇ってはダメと思いつつ
次回の調査がてら現地に着いてみると
やはり霧は消えていて、撮り鉄に変更。






通勤時間帯なので電車は頻繁に来る。
ぎゅうぎゅう詰めの人を載せて電車は空を
走って行く。






川岸の草紅葉がきれい。






名前はわからないけど気持ち良さそうに飛ぶ鳥たち。
近くの電線にびっしりとまっています。



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イスラム文化に触れる 3

2012-11-12 07:51:54 | 建造物
2012年11月12日 <母>

一緒に行った友人が小さな階段を見つけました。
そこには2階は女性専用と書かれていました。
普通見落とすような場所です。

女性が優遇されているのは不思議な気がしましたが
喜んで行かせて頂きました。
女性専用の礼拝所ですが桟敷席のような雰囲気です。







女性はスカーフで髪を覆うことが義務付けられています。
下の絨毯の所で礼拝するのですが、絨毯の横縞の模様は
単なる模様ではなくて並ぶ時の目安のラインなのです。
600人入れるそうです。男性は下で礼拝します。







上の写真の右端、この写真の中央、カーテンの奥には階段があり、
とても不思議で興味津々な場所、我慢しきれない友人が
聞いたところミンバルと呼ばれる説教壇だそうです。






独特な模様は、アラベスク(花柄)、幾何学模様、カリグラフィーで
構成されています。






どれも素晴らしい模様。






異空間から現実に戻る瞬間。
さぁワープしますよ。





内部やイスラム教のことなど説明してくれました。
礼拝の合図は、鐘でなくてマイクを通して肉声で
近隣の信者に呼びかけるそうです。
アザーンと呼ばれるそれは朗々として、もっと聞いて
いたい気分になります。

ここは見学するにあったて厳しい規則とかなくて、
全体にゆるい感じのする所でした。
それも意外だったし、イスラム教=怖い、でしたが
むしろ隣人と仲良くしようとする宗教だと初めて
知り、それは大きな驚きでした。
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イスラム文化に触れる 2

2012-11-11 18:02:07 | 建造物
2012年11月11日 <母>

ジャーミィは予約なしでも自由に入れ、しかも無料。
写真撮影も、礼拝時以外OK。

1階の談話室みたいな部屋。
ここも座っても良いんです。






ストーブ、タイルで出来ています。






2階が礼拝所になっています。
真昼でしたが、月光に照らされる寺院の雰囲気で。






この素晴らしい内部!






平面に見えますが全部半球形で、上の大ドームを
六つの小ドームが下で支えています。






ステンドグラス越しの光が漏れて。



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