大変久しぶりに 入江波光のお軸「護持尊」を出しました。
この18年の間に波光の護持尊を3点集めましたが、結局この一点を残しました。
祈りは、
「難を逃れられますように」ではなく
「難を無事にやり過ごせますように」というもののような気がしています。
志と優しさ。
波光は大変な頑固者だったと聞いていますが、こうした時、この護持尊は深い情感を持って私達を見守ってくれるように感じています。
この作品について書かせていただいた以前の記事はこちらです。
これから伺おうと思っている展覧会の図録をお客様と関西の画商さんが早速お送りくださいました。
東京
山種美術館 開館50周年記念特別展 速水御舟の全貌ー日本画の破壊と創造ー 12月4日まで
兵庫県
篠山市立 歴史美術館 書簡で辿る❝光の画家❞の足跡 入江波光展 11月20日まで
まずは篠山に行ってみたいと思います。観光用の雑誌もわざわざお付けくださいました。
楽しみが広がります。ありがとうございます。
ご縁を頂き、波光もよい作品を何点か扱わせて頂くことができました。
護持尊のこのテーマを波光は幾つも描いていますが、当店のこの作品に込めた気迫は並々ならぬものがあると思っています。軸を開く度にドキドキする作品です。
※入江波光 紙本・墨 軸 護持尊 共箱 55×22.8㎝ 要お問い合わせ