なんとか名古屋のボストン美術館展の前期展に間に合いました。
私ひとりだけ上野での展覧会を見逃してしまったので、慌てて出かけて参りました。
東京では仏像や小袖なども観ることができたそうですが、名古屋は会場の関係からか平面ばかりの展示で少し残念でした。
が、そんな贅沢なことを言いますか?というくらい・・ピゲロ-の肖像からはじまり、曽我蕭白(しょうはく)のコーナーまで溜め息の出てしまうような名品が揃い、感動しました。
今回改めてすばらしなぁと思った画家は
室町時代 文清 (画像 右下 山水図)
桃山~江戸時代 長谷川等伯(画像 左下 龍虎図)
江戸時代 曽我蕭白 です。
と書いても、これらの画家のすばらしいのは当たり前のことでありますが、
中世から江戸時代の美術品をみていると、もうお手上げ状態というか、鑑賞のあとグタッと疲れ果ててしまいます。
この完成度、成熟度。 日本人って素晴らしい。ところで、日本人は今何をしているのだろう?私は何をしているのだろう?
そういった脱力感、焦りさえ感じてしまいます。
名古屋ボストン美術館の「ボストン美術館 日本美術の至宝 後期展」
は9月29日~はじまります。後期展だけに出品される作品が幾つかありますので、楽しみにまた是非出かけてみようと思います。