美術品以外の展覧会には普段あまり出かけません。
けれど、ふと広告が目について、お近くですので今日の午後一人でふらりと出かけて参りました。
池田重子コレクション 日本のおしゃれ展 最終章 名古屋栄三越7階 3月22日~4月3日
着物は、色、質感の取り合わせによって幾通りにも美しさが変化していくこと、
また四季の変化を着るもので表現できることに、大変魅力を感じます。
が、様々な「制約」を自分にかけてしまいやすい女性は、
この「自在」なはずの着物のおしゃれに
ついつい「無難」を求めてしまうようにも感じます。
この池田さんのことも何も知らずフラッと入場してしまいましたが、
展覧会のほとんどを占める着物のコーディネートにギリギリの勝負をしかけていらっしゃる。
着物、帯、帯締め、帯揚、襟。。一つ間違えると
品が悪く、やりすぎになってしまうところギリギリに
着物ならではの華やかさと美しさを見事に表現されていて驚きました。
おしゃれには女性の意思、意気込みが表れるのだと改めて感じました。
池田さんは2015年に89歳で他界されましたが、
コレクションのきっかけは50歳を過ぎたころに出会った
一個の帯留めからだと聞きました。
まだまだ行ける!何をどうしようというのか自分でもわかりませんが
ワクワクする元気の頂ける展覧会でした。