5月に文楽で見た景清のお話を今回は吉右衛門の演じる歌舞伎で楽しみました。
国立劇場1列目、花道横のお席で役者さんを真近に見られ、興奮しましたし
流石の佐橋も居眠りも控えめで助かりましたが、少々首が疲れました😓
美術館は、目白の永青文庫さん、竹橋の国立近代美術館さん、そして
森美術館さんにも寄らせていただきました。
永青文庫さんに伺うのは初めてです。ずっと伺ってみたかった美術館さんです。
椿山荘さんがすぐお隣。
永青文庫さんは熊本県細川家に伝わる美術品を管理されている美術館さん。
美術館そのものは、昔の洋館を利用し、規模も小さめですが
そのご所蔵品は質、量ともに非常に高いレベルにあり、
回遊式庭園を含め、立地の環境も都会とは思えない趣を放ちます。
今回は永青文庫さんに伺うのを目的としましたので
お目当ての展示があったわけではありませんが、
前期には中国宋時代の詩人で、当時の三大書家の1人、
黄庭堅(こうていけん)の書が展示されていたようで、
それを拝見できなかった事が悔やまれました。
この伸びやかな、特に横角の線が特徴です。
が、現在の護熙さんを含め、代々の細川家の方たちがいかによくお勉強をされてきたか、
またどんなに深く、広く芸術に接してこられたが想像され、有意義な時間を持つ事が出来ました。
私の好きな堆朱作品1つをとってもそのレベルの高さに溜息が出てしまったほどです。
この次は古径や安井曾太郎作品もこちらで拝見したいと思います。