先週は少し風邪気味というか体温調節がうまくいかず週末のブログはお休みをさせていただきのんびりと過ごしました。桜の咲く時期はいつもこんな感じですが、一年前にはその体調の波を乗り越えた途端に佐橋のことがありましたので、今月は用心深く?気持ちを落ち着けて初夏に向かいたいと思っています。
ギャラリーはまだ一周ぐるりと鳥海作品が並んでいますが、通路より後ろの作品を今日少し掛け替えさせていただきました。
ギャラリーはまだ一周ぐるりと鳥海作品が並んでいますが、通路より後ろの作品を今日少し掛け替えさせていただきました。
作品数は少なくても、結局2時間ほど時間がかかってしまいましたが、久しぶりに会う作品達は、やはりどれも「良いなぁ」と思えました。
通路正面には清宮のガラス絵を飾りました。
この冬を超えて自分でも随分「眼が変わってきたなぁ」と思えています。
今日出会った清宮は、なんとお伝えすればよいのかしら?ぬるま湯にはちみつが溶けていく感じ?あれ?ちがうかな~そうですね~「愛おしい」という言葉が似合う気が致しました。そうそう!清潔で気高いけれど、愛おしいのです。
今日の掛け替えのテーマは「愛おしい」で参りましょう。
当店ではこの織田広喜の作品を「こわい女の人」と名付けていました。
なんだか不気味だと思っていたからです。
私はこの織田作品とトットとお別れしたいと思っていたのですが、どういうわけか佐橋がずっと残していました。
今日倉庫を覗いていたら、ふとこの作品を箱から出してみたくなり、飾ってみると「おーなかなかいいいじゃないのぉ~」となりました。
この女性はですね、きっと男性にとってみると愛情ぶかい、なかなか「よい女」です。眼が優しいのです。今更ながら、見習うところは大いにありそうなので(^▽^)💦ばらく飾って眺めてみようと思っています。
脇田和の少女にも久しぶりに会いました。久しぶりに見てみると「変な絵だなぁ~1年前の私は何を考えていたのだろう?」と思いました。この絵を弥栄さんのコレクションから選ばせていただいたのは私です。しかも半分絵具が抜けて修復が必要でした。
眼が慣れてくると、「よいと思えたのは、向かって左の瞳の位置だな」と先ほど気づきました。少し内側を向いている瞳が可愛いのです。理知的で、現代的だけれど不思議な愛着を感じさせるのが脇田作品だと思えます。
そういえば、まだ今泉さんの脇田評を読んでいません。急いで読んでみなくっちゃ。
今日は携帯しか持ってきていないので応接室の写真がうまく撮れませんでした。お軸を三点掛けました。はい、入江波光ばかりです。
始め冨田渓仙の花の寺を広げたのですが、どうにも長すぎて結局このお部屋には掛けられませんでした。かといって、松岡映丘の春宵を掛ける気分でもありません。
ということで、結局波光3点となりました。
波光の作品の中に愛おしさを発見するのは、「難題」です。
体温計を使わずに目の前の人に触れて37.3℃と37.6℃を感じ分けられるか?という問題に近いと思います。発熱ではないけれど、確かにすこーし熱っぽい。波光の温かさとはそんな感じでしょうか。
続きはまた明日以降書かせていただきますね。
今週もよろしくお願い致します。