エントランスに三良の「柘榴」を飾らせていただきました。
三良の作品を守り、飾る表装は、どれも大変素晴らしく、特に「帰漁」とこの「柘榴」は長く掛けていても不安になる事は一切ありません。この表装代だけでも、現在の作品代金を大きく上回っていそうです。
三良作品は日本画の入門編とよく言われますが、私自身は入門より卒業篇にこそ相応しいのではないかと思っています。
例えば、書の行書作品では、特に顔真卿(ガンシンケイ)の素晴らしさは格別で、日本画でいうところの御舟、華岳の趣きがあり、現代書の基盤にもなっているところが多くありますが
楊凝式(ヨウギョウシキ)は顔真卿も深く学びながら、もっと自由に、自然に、天真爛漫に感じられる作品を残しました。
私は、60からの手習に、顔真卿よりもこうした清新の書を臨書したいと思っています。
冨田渓仙を超えて、三良の世界。。??。。かなり大袈裟な気もいたしますが😅
度々ここにもご登場いただく先輩画商さんに「三良が良いと今頃思えているんです」と私がいうと、とても驚いたお顔をされて「早く言ってくれればよかったのに、、三良は好きで集めていたんだよ。放庵もいいけれどね、放庵にさえもちょっと意地悪なところがあるんじゃないか?って思わせる温かみが三良にはあるんだよね」とおっしゃってくださいました。
そして、
またあっという間に作品をお集め直しくださり、私もあっという間に六点の作品を所有する立派な三良コレクターになったというわけです(^^)v
好み!全くその世界かもしれませんが、、既に一点は女性のお客様が「とても良い」とお求めくださいましたし、自信を持って機会あるごとに、少しずつ皆さまに三良作品をご紹介して参りたいと思います。
勿論、ご賛同頂けるお客様には喜んでお安く作品をお譲り致しますので、どうぞゆる〜いお気持ちでお付き合いください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます