展覧会中は月曜日のみお休みをいただいておりますので、今日も店に出てきております。
が、昨日に増して人通りの少ない日曜日。
こうなったら、のんびりブログを書かせていただこうと午前中からはりきったものの、完成し「公開!」ボタンをクリックしたつもりが~自分の携帯で確認したところ公開されておらず~慌ててパソコンを開くと1時間以上かけて書いた記事はどこにも見当たらず消えてしまっていました。
今年になってこういうことばかり何回続いているのでしょうか?
10年以上つづけていて、初めてブログのお引越しも考えましたが、それも大変な作業であるのはわかっているので「記事が消えてしまうのは、皆様にお読みいただけるような内容ではなかったから」と諦め諦め続けてきてしまっています。
仕方なく、少し手間はかかりますが息子に教えて貰ったように一度Wordに記事を書いてそれを添付させていただく方法に切り替えてみようと思います。
また記事がなくならないように早速作品のご紹介を続けさせていただきますね。
10Ⅿ 雪景 東美鑑
中央に大きな建物を置く構図は珍しく、また実際描くのも難しいのではないかと思いますが、細かいところにまで雪の白を描き込んで画面全体の静寂を保っている、そんな高度で不思議な作品です。
同じ雪景色ばかりが並んでいても、例えば描かれた空気の、温度も湿度はすべて違って感じられ、例えば静寂の、除夜の鐘の音色が時の経つのに従って違って聞こえるように、静けさのリズムがみな違っていて、その感じ分けで自分の好きな「生き方の深浅、明暗、」までもがわかるような気がしてまいります。
「人物も、静物も風景も、結局全部人間を描いてきたつもりだ」という福井の言葉そのものを今強く感じています。
6M 雪景 東美鑑
煙突のところどころの赤が、作品に可愛らしさの演出を加えていますが、決して甘くならずかえって品よく温かく感じさせるのは、描く家の数を少なく、そして家と家との距離をとって「雪に埋もれたくらし」を私達に想起させるからだろうと思います。画面一番下の描写は水面でしょうか?雪の屋根がぼんやりと映っています。
つづく
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